あつーいよるだからーこわいーはなししてみよーおー♪
(↑懐かしのtrfの「寒い夜だから」の音程でお願いします)
暑いね。めっちゃ暑いね。夜で部屋の中32度あるのよ、今。なのにね、愛猫がべったりくっついて離れてくれない……orz
暑くて蕁麻疹出ちゃいそうなので、ちょっと涼を求めて怖い話などしてみようと思ふ。
まあ、この話で実際一番怖いのは私なんだがな。
あ、ちなみに実話です。
高校生の頃の話。
私の実家は山の中ながら、繁華街(?)にほど近い場所にあり(タクシーで千円かからない距離)、そのため、家が遠い友達が終電を逃した時などは、しょっちゅう泊まりにきていました。
高校生のくせにけしからん話ですが(笑)、その頃私はクラブ遊び(←綺麗なホステスさん達がいるクラブじゃないよw)にはまっていて、その日も深夜近くまでクラブで遊んだ帰り、同じ高校の友人Aが、終電を逃したため泊まりにくることになりました。
Aとは高校で仲良くなって、一緒によく遊んでいたのですが、泊まりに来るのはこれが初めてでした。
今の感覚なら、「友達が泊まり来てんだから布団くらい出せよ…」って思いますが、当時の私のベッドはちょっと大きめのダブルだったこともあり、普通にAと一緒に(横に並んで)ベッドで寝るつもりでした。友達が二~三人泊まる場合でも皆でベッドを使って川の字になって寝てたし、その日泊まるのはAだけだったから、何の問題もないと思ってたんです。(←タクシーの中で「同じベッドでいい?」って聞いたら、Aも何の問題もなく「いいよ~」と答えました)
家に着いてから、Aがシャワーを使っている間、私は部屋で電話やら何やらをしてました。で、Aが上がってきて、無駄話をちょっとして、Aが眠いといったので、ベッドに入って電気を消しました。私は寝つきが悪く、すぐには眠れない性質なのだけど、遊び疲れていたせいか、知らないうちにいつのまにか寝てました。
そして翌朝。
目が覚めると、横で寝てたはずのAがいない。
あれ? と、思ったら、既に起きていて、隣の部屋でTVゲームをしてました。
以下、会話。(会話自体は、さすがにうろ覚えだけど、この時話した内容については忘れていません)
私:「おはよう、早いね」
A:「ああ、おはよう」
私:「? あんた具合悪いっちゃないと? 顔色悪いけど」(←マジで顔色が悪かった。一目でわかるくらい。土色っていうか、黄土色みたいな感じだった)
A:「んー…ちょっと寝れんかったけん」
私:「なんで?」
A:「……いや、ちょっと」
私:「なん? どうしたと? なんかあったと?」
A:「……○○、あの部屋で何か見たことない?」
私:「何を?」(←Aの様子から怖い系だと察知して既にびびり気味)
A:「言っていいか分からん…」
私:「いやもう、そこまで言ったら言ってよ。気になるやん!」
A:「……あんたのベッドの真上の天井に、女の人がへばりついとる」
私:「は? ちょ、嘘やろ? やめてよ、私、毎晩あそこで寝よるっちゃけん!」(←びびりながらも笑い顔)
A:「マジとって! 昨日じっと見られよって、私怖くて寝れんかったとよ! 明るくなるまで動けもせんかったし!」
私:「……マジで?」(←まだ少しだけ、かろうじて笑い顔)
A:「マジで。明るくなって動けるようになったけど、怖くてとてもじゃないけど寝れんし、あの部屋におるのも怖かったけん、こっちに移動したと」
私:「……え、本当の話?」(←もはや笑い顔じゃない)
A:「マジで本当の話」
その後、その女の人はいわゆる地縛霊的なものなのかとか色々Aに聞いたけど、Aも別に霊能者ってわけじゃないから分からんとのことで、「とにかくあんた(=私)は見えんならいいやん!」と、うやむやに流されました。
どうも彼女はマジで見えたらしく、あの部屋にはもう入りたくないの一点張りで、その後本当に一歩も足を踏み入れないまま、お邪魔しましたーと帰って行きました。ちなみにそれ以来、Aは一度も泊まりにきていません。(※今もたまに連絡をとりあう友達です)
そんなことがあった後、多少怖い気持ちはあったものの、私自身は全く見えないし、金縛りにあったこともなかったし、何より子供の頃から使っている自分の部屋だったので、あんまり気にすることもなく、普通に寝起きしてました。
私、幽霊の存在は信じてるけど、自分が見えないのであんまりそこまで深刻に考えたこともなければ、異常に怖がったりなんてこともないんです。たとえば、TVの怪奇特集とかで心霊写真や恐怖体験なんかをやっていても、その時は「マジこえー」と思って観ているけど、番組が終われば怖かったこと全部脳内から綺麗にリセットされて、その直後でも普通に一人でお風呂入れます。そういう神経の持ち主です。
そして時は流れ。無事に高校を卒業した春のこと。
今度は、友人Bの友達Cちゃんが、泊まりにきました。私はBとはとても仲がよかったのですが、Cちゃんとはこの日が初対面(←確か、コンパの人数合わせで来てくれた)。とはいえ、私は結構すぐに人と打ち解けるタイプで、またCちゃんも明るく豪快な性格だったので、仲良くなるのに一時間もかかりませんでした。
で、一緒に遊んだあと、終電がなくなって足がないから泊めて?というCちゃんの頼みを二つ返事で承諾。
もうお分かりですね、みなさん?
そうです。翌朝、Cちゃんも、Aと全く同じことを言ってきたのです。
女の人が天井にへばりついてて、夜中ずっとじっと見られてたって。
私、真面目に顔がひきつりました。
怖がりながらもCちゃんが説明してくれた内容が、Aの時と完全に一致してました。
整理するとですね。
・ベッドに横になって、電気を消すと現れる。
・ベッドの真上の天井にへばりついている。
・赤い服着た女の人。
・その人に気づいた瞬間から、明るくなるまで金縛りで一切動けない。声も出せない。
・天井にへばりついてるから、髪もスカートもこっち(ベッドのほう)に垂れ下がっていて、そのせいで顔はよく見えないけど、向こうからじっと見られているってことはものすごく感じる。
この五つの特徴ですね。これが、AとCちゃんで全く同じ。AとCちゃんは面識ないし、二人が私にそんな嘘をつく必要ないし、間違いなく二人とも同じ女の人を見たんでしょうね。
その後も、家を出て一人暮らしを始めるまで、私は普通にその部屋で寝起きしてました。金縛りとか、一度もあいませんでした。
他にも結構沢山の人があの部屋に泊まりに来ましたが、AとCちゃん以外、その女の人を見た人はおらず、また、寝ていて金縛りにあった人も、知っている限り誰もいません。
その女の人が私に憑いているのか、はたまた私個人じゃなくて、単にあの部屋にいる存在なのか、霊能者の方に見てもらったことはないので分かりません。
今、その部屋は父が寝室として使用してます。ベッドも私が使っていた当時のダブルベッドです。位置も変わっていません。
もしまだその女の人がそこの天井にいるとしたら、彼女は毎晩、眠っている父をじっと見ているのでしょうか。
それとも、彼女は私に憑いていて、毎晩天井から私を見ているのでしょうか。
霊感のれの字もない私には、分かりません。
私に分かるのは、これを書いている間中、ずっと
べったりくっついて寝ている愛猫の体温&毛で蕁麻疹が出そう!!!!ってことだけ(笑)。
もうあっついよ、なっちゃん!
くっつくなら、せめてクーラーつけさせてー!
ママ、茹だっちゃうよー! 離れてよー! あついよー!
みなさんはどうですか?
少しは、涼しくなりましたか?
あ、ならない? ですよねー。すみません。
だって、私の周りであった恐怖体験ものって、これしかないんだもーん。ごめんね、あんまり怖くなくて。
本当に、彼女は一体何者なんでしょうね。
悪い霊じゃなければいいけど。まあ、私に何かしようとしたら、気合で弾き飛ばすけどね。←幽霊には気合で勝つことが大事だって、ばっちゃが言ってた。
ああ、それにしても暑いよおおおおおおおおおおお。
(↑懐かしのtrfの「寒い夜だから」の音程でお願いします)
暑いね。めっちゃ暑いね。夜で部屋の中32度あるのよ、今。なのにね、愛猫がべったりくっついて離れてくれない……orz
暑くて蕁麻疹出ちゃいそうなので、ちょっと涼を求めて怖い話などしてみようと思ふ。
まあ、この話で実際一番怖いのは私なんだがな。
あ、ちなみに実話です。
高校生の頃の話。
私の実家は山の中ながら、繁華街(?)にほど近い場所にあり(タクシーで千円かからない距離)、そのため、家が遠い友達が終電を逃した時などは、しょっちゅう泊まりにきていました。
高校生のくせにけしからん話ですが(笑)、その頃私はクラブ遊び(←綺麗なホステスさん達がいるクラブじゃないよw)にはまっていて、その日も深夜近くまでクラブで遊んだ帰り、同じ高校の友人Aが、終電を逃したため泊まりにくることになりました。
Aとは高校で仲良くなって、一緒によく遊んでいたのですが、泊まりに来るのはこれが初めてでした。
今の感覚なら、「友達が泊まり来てんだから布団くらい出せよ…」って思いますが、当時の私のベッドはちょっと大きめのダブルだったこともあり、普通にAと一緒に(横に並んで)ベッドで寝るつもりでした。友達が二~三人泊まる場合でも皆でベッドを使って川の字になって寝てたし、その日泊まるのはAだけだったから、何の問題もないと思ってたんです。(←タクシーの中で「同じベッドでいい?」って聞いたら、Aも何の問題もなく「いいよ~」と答えました)
家に着いてから、Aがシャワーを使っている間、私は部屋で電話やら何やらをしてました。で、Aが上がってきて、無駄話をちょっとして、Aが眠いといったので、ベッドに入って電気を消しました。私は寝つきが悪く、すぐには眠れない性質なのだけど、遊び疲れていたせいか、知らないうちにいつのまにか寝てました。
そして翌朝。
目が覚めると、横で寝てたはずのAがいない。
あれ? と、思ったら、既に起きていて、隣の部屋でTVゲームをしてました。
以下、会話。(会話自体は、さすがにうろ覚えだけど、この時話した内容については忘れていません)
私:「おはよう、早いね」
A:「ああ、おはよう」
私:「? あんた具合悪いっちゃないと? 顔色悪いけど」(←マジで顔色が悪かった。一目でわかるくらい。土色っていうか、黄土色みたいな感じだった)
A:「んー…ちょっと寝れんかったけん」
私:「なんで?」
A:「……いや、ちょっと」
私:「なん? どうしたと? なんかあったと?」
A:「……○○、あの部屋で何か見たことない?」
私:「何を?」(←Aの様子から怖い系だと察知して既にびびり気味)
A:「言っていいか分からん…」
私:「いやもう、そこまで言ったら言ってよ。気になるやん!」
A:「……あんたのベッドの真上の天井に、女の人がへばりついとる」
私:「は? ちょ、嘘やろ? やめてよ、私、毎晩あそこで寝よるっちゃけん!」(←びびりながらも笑い顔)
A:「マジとって! 昨日じっと見られよって、私怖くて寝れんかったとよ! 明るくなるまで動けもせんかったし!」
私:「……マジで?」(←まだ少しだけ、かろうじて笑い顔)
A:「マジで。明るくなって動けるようになったけど、怖くてとてもじゃないけど寝れんし、あの部屋におるのも怖かったけん、こっちに移動したと」
私:「……え、本当の話?」(←もはや笑い顔じゃない)
A:「マジで本当の話」
その後、その女の人はいわゆる地縛霊的なものなのかとか色々Aに聞いたけど、Aも別に霊能者ってわけじゃないから分からんとのことで、「とにかくあんた(=私)は見えんならいいやん!」と、うやむやに流されました。
どうも彼女はマジで見えたらしく、あの部屋にはもう入りたくないの一点張りで、その後本当に一歩も足を踏み入れないまま、お邪魔しましたーと帰って行きました。ちなみにそれ以来、Aは一度も泊まりにきていません。(※今もたまに連絡をとりあう友達です)
そんなことがあった後、多少怖い気持ちはあったものの、私自身は全く見えないし、金縛りにあったこともなかったし、何より子供の頃から使っている自分の部屋だったので、あんまり気にすることもなく、普通に寝起きしてました。
私、幽霊の存在は信じてるけど、自分が見えないのであんまりそこまで深刻に考えたこともなければ、異常に怖がったりなんてこともないんです。たとえば、TVの怪奇特集とかで心霊写真や恐怖体験なんかをやっていても、その時は「マジこえー」と思って観ているけど、番組が終われば怖かったこと全部脳内から綺麗にリセットされて、その直後でも普通に一人でお風呂入れます。そういう神経の持ち主です。
そして時は流れ。無事に高校を卒業した春のこと。
今度は、友人Bの友達Cちゃんが、泊まりにきました。私はBとはとても仲がよかったのですが、Cちゃんとはこの日が初対面(←確か、コンパの人数合わせで来てくれた)。とはいえ、私は結構すぐに人と打ち解けるタイプで、またCちゃんも明るく豪快な性格だったので、仲良くなるのに一時間もかかりませんでした。
で、一緒に遊んだあと、終電がなくなって足がないから泊めて?というCちゃんの頼みを二つ返事で承諾。
もうお分かりですね、みなさん?
そうです。翌朝、Cちゃんも、Aと全く同じことを言ってきたのです。
女の人が天井にへばりついてて、夜中ずっとじっと見られてたって。
私、真面目に顔がひきつりました。
怖がりながらもCちゃんが説明してくれた内容が、Aの時と完全に一致してました。
整理するとですね。
・ベッドに横になって、電気を消すと現れる。
・ベッドの真上の天井にへばりついている。
・赤い服着た女の人。
・その人に気づいた瞬間から、明るくなるまで金縛りで一切動けない。声も出せない。
・天井にへばりついてるから、髪もスカートもこっち(ベッドのほう)に垂れ下がっていて、そのせいで顔はよく見えないけど、向こうからじっと見られているってことはものすごく感じる。
この五つの特徴ですね。これが、AとCちゃんで全く同じ。AとCちゃんは面識ないし、二人が私にそんな嘘をつく必要ないし、間違いなく二人とも同じ女の人を見たんでしょうね。
その後も、家を出て一人暮らしを始めるまで、私は普通にその部屋で寝起きしてました。金縛りとか、一度もあいませんでした。
他にも結構沢山の人があの部屋に泊まりに来ましたが、AとCちゃん以外、その女の人を見た人はおらず、また、寝ていて金縛りにあった人も、知っている限り誰もいません。
その女の人が私に憑いているのか、はたまた私個人じゃなくて、単にあの部屋にいる存在なのか、霊能者の方に見てもらったことはないので分かりません。
今、その部屋は父が寝室として使用してます。ベッドも私が使っていた当時のダブルベッドです。位置も変わっていません。
もしまだその女の人がそこの天井にいるとしたら、彼女は毎晩、眠っている父をじっと見ているのでしょうか。
それとも、彼女は私に憑いていて、毎晩天井から私を見ているのでしょうか。
霊感のれの字もない私には、分かりません。
私に分かるのは、これを書いている間中、ずっと
べったりくっついて寝ている愛猫の体温&毛で蕁麻疹が出そう!!!!ってことだけ(笑)。
もうあっついよ、なっちゃん!
くっつくなら、せめてクーラーつけさせてー!
ママ、茹だっちゃうよー! 離れてよー! あついよー!
みなさんはどうですか?
少しは、涼しくなりましたか?
あ、ならない? ですよねー。すみません。
だって、私の周りであった恐怖体験ものって、これしかないんだもーん。ごめんね、あんまり怖くなくて。
本当に、彼女は一体何者なんでしょうね。
悪い霊じゃなければいいけど。まあ、私に何かしようとしたら、気合で弾き飛ばすけどね。←幽霊には気合で勝つことが大事だって、ばっちゃが言ってた。
ああ、それにしても暑いよおおおおおおおおおおお。