時には、旅の日常

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長野・富山へ 美味しい年の瀬 列車旅-03~初めての北陸新幹線

2016-02-04 20:18:18 | 中部/日本
 長野で1日早く年越しそばをいただいた後は、北陸新幹線で富山県を目指します。

 <<長野・富山へ 美味しい年の瀬 列車旅-02>

 北陸新幹線は、昨年(平成27年/2015年)3月の長野~金沢間延伸はもちろん、平成9年(1997年)の長野までの開業を含めて、今回が初めての乗車となります!
 金沢まで延伸して、文字どおり北陸への主要ルートとなった北陸新幹線…延伸開業後9ヶ月が経過しても、なお新しさを感じさせるその区間の乗り心地を楽しみつつ、信州から北陸路への、束の間の旅路に就きました。

 長野からの行程の目的地としては、長野方面からの北陸新幹線で富山県最初の駅である、黒部宇奈月温泉にて富山地方鉄道に乗り換え、富山湾に臨む街、魚津(うおづ)を目指します。


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 長野駅の新幹線改札前。

 美味しいそばをいただき、程良くお腹も膨れ気分も上々w
 ここから、いよいよ初めて体験する、北陸新幹線の旅が始まります!

 東京方面から長野までは、午後の時間帯でも1時間に3~4本程の列車が運転され、年末ということもあってか、改札からは新幹線を降りた大勢の人が出てきていました。
 長野から富山・金沢方面へは、午後の時間帯の運転本数は1時間あたり1~2本と半減してしまいます。。。



 初めて、端から端までの姿を間近に見た、北陸新幹線のE7系/W7系電車。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 精悍さとユーモラスなイメージとが、程良くミックスしていて、印象に残る風貌をしていますね♪



 乗車する列車の1つ前に長野を出発する、金沢行の「かがやき529号」を撮影。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 快晴の冬晴れの強烈な逆光が、車両の屋根に眩しく燦めきます。
 正に、「かがやき」の愛称のとおり、輝く車体が一層シャープに風貌を引き締めているように感じられました。



 反対側のホームから、東京方面へと旅立っていく車両を。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 駅舎の下となっている、ホームの暗い部分から、午後の眩い光の中へと去りゆく列車…明暗のコントラストが、幻想的な情景を醸し出します。

 この、北陸新幹線の車両も、見る角度によって、ずいぶんイメージが変わるものですね。



 長野駅・北陸新幹線ホームの駅名標。

 午後のホームは、東京方面から列車が到着する度に、大勢の人がホームへと降り立ち束の間賑わい、列車が過ぎ去る頃には、再び落ち着きを取り戻します。



 私が乗車するのは、長野を15:26に出発する、金沢行の「はくたか565号」。

 北陸新幹線は、「かがやき」が長野~富山間ノンストップの速達タイプ、「はくたか」が途中駅停車のタイプの列車となります。
 その他、東京~長野間の「あさま」や、金沢~富山間のシャトルタイプとなる「つるぎ」が運転されています。

 「はくたか565号」は、長野の次の駅である飯山は通過、その次の駅となる上越妙高以遠は、金沢までの各駅に停車します。



 「はくたか565号」が、長野へ到着。
 逆光が眩しい光の中から出現してきましたw

 いつもはつい焦って早い目にシャッターを押してしまうのですが、今回はゆったり構え過ぎてシャッターのタイミングが逆に遅れてしまいました(爆)

 長野から富山・金沢方面へは、本数も少ないせいか、降りた人と同じ位の人が長野から乗車、車内は満席でデッキにも人が立つ混雑状態で、長野を出発しました。



 北陸新幹線は、長野を出ると、一旦北東方向にある飯山へと進路を取って進みます。

 長野県でも北部のこの辺り一帯は、殊に雪深い地域の筈、なのですが…この日の車窓風景は、ご覧のとおり…。



 飯山を通過し、新潟県へと入り、飯山の次の駅である、上越妙高の附近で、ようやく地面が積雪に覆われてきました。

 それでも、豪雪地帯として知られる上越地域としては、信じ難い程に少ない積雪なのでしょうね。。。



 上越妙高を過ぎ、糸魚川(いといがわ)へ近付くと、進行方向右側には、日本海が望めるようになります。

 反対側の、進行方向左側には、天気が良ければ、北アルプスでも最も北にあたる山並みが見えてくる頃でしょうか。
 長野では快晴でしたが、上越妙高の辺りから、空には雲が多くなっていて、その雄姿を拝むのは難しそうな空模様となっていました;

 どんよりとした空の色を映した日本海を眺めながら、「はくたか565号」は、糸魚川市街へと進んでいきます。



 糸魚川を出発して14分、長野からは46分で、「はくたか565号」は、黒部宇奈月温泉へ到着しました。
 この駅で下車。

 長野からの距離は、135.7km。
 あっという間の、北陸新幹線初乗車の旅路でした。

 この黒部宇奈月温泉を含め、「はくたか565号」が長野以降に停車してきた、上越妙高、糸魚川の各駅でも、思ったよりも乗降があり、特に各駅から乗車してくる人の多さは意外でした。



 漢字7文字、ひらがな11文字という、「黒部宇奈月温泉(くろべうなづきおんせん)」の駅名は、平成27年(2015年)時点では、日本全国の新幹線の駅中で最も長い駅名とのこと。

 大型の、横に細長い駅名標も、このとおり、ほとんど文字に埋め尽くされています。



 黒部宇奈月温泉のホームからは、黒部の山々を一望することができます。

 ここからも、天気に恵まれさえすれば、立山連峰の絶景も眺めることができそうです。

 それにしても、平成27年の年末の異常な暖冬ぶりがよく分かる風景ですね;
 雪が見られるのは、遠くの山肌のみで、駅周辺には、雪が全くありません。

 既にここは、大晦日の富山県なのですが…。



 「はくたか565号」の黒部宇奈月温泉到着時刻は、16:12。

 冬至は1週間程前に過ぎたとはいえ、真冬の16時過ぎは、既に空が暮色に染まりつつありました。
 西日の陽光がトワイライトへと色を変えていく中、この日の宿を予約してある街・魚津へ向かう、富山地方鉄道へ乗り換えるべく、北陸新幹線の駅舎を後にします。

 <長野・富山へ 美味しい年の瀬 列車旅-04>>



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2016-02-09 06:38:25
北陸新幹線、男性陣が一生懸命ビデオを撮っている姿を呆れながら見ていたので、新幹線自体をじっくり見るのを忘れてました。
漫画の主人公になれそうな顔ですね。
目が『千と千尋の神隠し』に出てくるハクに似てます。
私も東京から富山までかがやきを利用、富山から新高岡まではつるぎを利用しました。
本当に雪の多い北陸とは思えない風景ですが、歩きやすくて良かったですね。
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タヌ子さん。 (taろう)
2016-02-09 22:53:17
北陸新幹線のマスクは、角度によって、引き締まった精悍な顔付きにも、丸みを帯びて愛嬌のある顔付きにも見える、個性的で不思議な魅力を感じます。
日本も各地に新幹線が開業し、路線毎に個性的な顔ぶれが増えていくのは、面白いですね^^
言われてみれば…確かに、この目はハクに見えてきますねw
「かがやき」は長野を出ると、富山までノンストップなので、今回の旅では撮影の被写体にだけなってもらいw、次発の、黒部宇奈月温泉に停車する「はくたか」に乗車しました。
上越妙高周辺以外は、全く雪の気配がないのには、流石にビックリでした!
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