時には、旅の日常

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日帰り東京旅-02~京都への帰路 北陸新幹線グランクラスの旅

2016-09-12 22:03:04 | 日本
 明治神宮の森を束の間堪能して後、京都への帰路には今回、新幹線でも東海道新幹線ではなく、北陸新幹線を利用しました。

 <<日帰り東京旅-01>

 明治神宮参詣の約40分程でも、この日の気温と湿度による消耗と発汗を考えた時、この後東京であちこちを巡る気力は、残っていませんでした;
 すぐに東京を発って、京都へ戻るとしても、いつもの東海道新幹線利用だと、午後の中途半端な時間になりそうに思えました。
 この日は、急いでとんぼ返りする必要もなかったので、少々高くつくけれど、いつもとは違う帰路を採ってみようと、開業1周年となった北陸新幹線を利用、北陸路をぐるりと大回りして、京都へと帰ることにしました。

 どうせ高くつくなら…!と、持ち前の悪癖wを発揮して、東京から乗車する北陸新幹線では、グランクラスを当日予約。
 ゴージャスな気分に浸りながら快適に、まずは富山へと向かいます。

 <北陸新幹線>
 <グランクラス>


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 東京駅構内、新幹線改札口前にて。

 新幹線でも、いつも利用する東海道・山陽新幹線の改札口ではなく、東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線(長い…;)の改札口を、今回は入場します!
 いつもと違う行程は、やはりワクワクしますね^^



 乗車する、金沢行の北陸新幹線「はくたか563号」は、既に21番ホームに入線していました。
 改札口のフロアから、ホームへのエスカレーターを上がったところが、ちょうど先頭車の停車位置でした。

 「はくたか563号」で、富山を目指します。



 「はくたか563号」のご尊顔を、拝みますw
 北陸新幹線用の、W7系電車が充てられていました。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 丸みのある愛嬌を帯びつつ、同時に精悍さも感じさせるマスク…私は気に入っています^^

 北陸新幹線は、その路線がJR東日本とJR西日本の管轄に跨ることから、車両もこの2社が保有。
 JR東日本の保有車両はE7系、JR西日本の保有車両はW7系と称されていますが、両形式はほぼ同一の仕様となっています。



 この日は大奮発して、グランクラスに乗車です!
 グリーン車を上回るグレードとして、東北新幹線に引き続き、北陸新幹線にも導入されたグランクラスでの、2時間40分弱の旅路が、いよいよ幕を開けます^^

 また、北陸新幹線を東京から乗車するのも、今回が初めてでした。



 ホームから車内へ、足を踏み入れると…シックかつ華麗な飾り柱に迎えられます!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 北陸新幹線の車両のコンセプトは、「和の未来」とのこと。
 日本の伝統文化と未来を繋ぐイメージの意匠が、車両のデザインに取り入れられています。



 グランクラスの車両は、通路の部分も、一般的な鉄道車両のイメージとは思えない、ゴージャスでいて落ち着いた雰囲気のインテリアとなっていますね。

 正面の自動ドアを開けると、その向こうがグランクラスの客室です。



 グランクラスの客室。
 1人掛け+2人掛けの、横3席のシート配置×6列の、定員18名という、金沢方の先頭車両です。

 車内は、床や側面の落ち着いた色遣いと、シートや天井のホワイトとの、鮮やかなコントラストが、独特の居心地の良さを醸し出しています。
 本革張りのシートは、見るからに快適に過ごすことができそうですね♪



 大型シートは、レッグレストが付いています。
 座席幅やシートピッチも、実に広々としていて、これから始まる富山への旅路での寛ぎ体験が、楽しみです!

 グランクラスは、窓周りにも間接照明を配していて、これもまた素敵な雰囲気の演出に、一役買っています。



 背もたれやレッグレストは、電動で作動。

 このあたりは、飛行機のファーストクラスやビジネスクラスのシートと変わりませんね。
 実際、グランクラスの車内も、鉄道というより、飛行機の機内…といった雰囲気です。



 京都への帰路の切符は、こんな感じとなりました。

 乗車券は、5日間も有効となるので、北陸の温泉巡りでもゆっくりと楽しみたい気持ちでしたw
 その日のうちに京都へ帰ってしまうのが、本当にもったいないです…。



 こちらが、グランクラスの指定券。
 一応グリーン券扱いの上、カッコ書きにて「グランクラス」と記載されていますね。

 帰路の切符は、JR西日本の「e5489」で手配。
 北陸新幹線の金沢延伸開業を機に、平成27年(2015年)3月から、東京都区内のJR東日本の駅でも、「e5489」で手配した切符を受け取ることができるようになり、今回東京駅で受け取ってみることに。
 当然ながら、首尾良く切符を受け取ることができました♪

 …そうこうしている内に、出発時刻となり、定刻の12時24分に「はくたか563号」は、東京を発ちました。



 北陸新幹線の、「はくたか」と「かがやき」のグランクラスでは、軽食が供されます。
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 ドリンクは、アルコール類を含めて、フリードリンク制。
 グランクラス専任のアテンダントさんが、乗客の様々なオーダーに応えてくれます。

 軽食と一緒に、グランクラスオリジナルのパウンドケーキもいただきました。



 季節を演出したという軽食は、和と洋の2種類からいずれかをチョイス。
 和軽食を、選びました。

 「グランクラス和軽食-北陸新幹線 東京編-」のお品書きは、次のとおり(^г^)

  赤魚白醤油焼
  玉子焼

  貝ひもの数の子和え

  鶏肉味噌たれ焼
  栗入り真丈
  ぶなしめじ煮
  飾り人参

  秋刀魚胡麻風味
  煮物
   柚子風味がんも
   人参
   いんげん

  季節御飯

 …以上、軽食とはいえ、中々の品揃えと、見た目の印象以上にボリューム感のあった、和軽食です♪
 ゴージャスな雰囲気の中でいただくご飯は、美味しさが一層増すように、感じられますね!



 グランクラスオリジナルパウンドケーキの、『-風雅- 「能登大納言×加賀棒茶」』。

 大粒な能登大納言の風味と、加賀棒茶の芳ばしさとで、優しく上品な美味しさの洋菓子を作り上げる…北陸新幹線のコンセプトにも通じる、北陸新幹線に相応しいスイーツに思えました。



 ドリンクは、アップルジュースを所望。
 グランクラスのロゴ入りの、専用グラスで供されました。

 個人的には、もう少し酸味を効かせた方が好みな風味でした。
 それでも、軽食の食後にパウンドケーキをいただいた時には、おかわりしましたがw

 程良い満腹感で食事を終え、寛ぎタイムに突入…快適な車内で、微睡みます。



 しばしの間、うたた寝していたようで、目が覚めてみると、「はくたか563号」は既に富山県内を走行していました。
 車窓からは、ちょうど渡っていた黒部川と、その源流を擁する黒部の山々を望んでいます。

 幾つもの台風が次々と日本列島に接近、上陸して、北海道や東北を中心に大きな被害が出ていた頃で(被災地には、お見舞い申し上げます)、この日の北陸路も、山には雲がかかっていました。

 黒部川を渡り終えると、「はくたか563号」は間もなく、富山の1つ手前の駅である、黒部宇奈月温泉に停車します。



 黒部宇奈月温泉を出発した「はくたか563号」は一路、次の停車駅である富山を目指して、富山平野を疾走。

 この辺りの車窓からは、天気が良ければ、剱岳をはじめとする立山連峰の雄姿が拝めるはずですが、この日のあいにくの空模様では、その素晴らしい眺めを楽しむことはできませんでした。
 正面の雲の切れ間から、辛うじて見ることができた峰が、立山のどの山なのか、判然としません;



 雲が多いと、美しい景色の妨げにもなりがちですが、光線の加減によっては、かえって幻想的な眺めに魅せられることも、しばしばです。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 厚く垂れこめた雲の一部が綻び、光の束がそこだけ地上へ降り注いでいる様子に、しばらく見とれていました。

 「はくたか563号」は、既に富山市街へと進入。
 あと数分で、富山到着です。



 15時1分、「はくたか563号」は東京から391.9kmの道程を2時間37分で走破し、富山へ到着。
 因みに、東海道新幹線の「のぞみ」を利用すると、東京から2時間20分程で、京都へ到着します。
 (東京~京都間は513.6km/路線の地形や営業最高速度の違い等から、このような差が生じています)

 もっと乗っていたいのは山山でしたが、ここ富山で、「はくたか563号」とはお別れです。
 車体に施された北陸新幹線のシンボルマーク、「WEST JAPAN RAILWAY COMPANY」とあることからも、この車両がJR西日本のW7系であることが分かります。
 JR東日本のE7系では、この部分が「EAST JAPAN RAILWAY COMPANY」となっています。



 1分の停車時間の後、金沢へ向けて富山を出発する「はくたか563号」を、ホームで見送ります。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 上屋も高くて見通しも効く、1年前(平成27年/2016年)の北陸新幹線金沢延伸開業時に新装なった富山駅のホーム。
 上屋を支える柱や照明の白と、上屋等に多用されている黒との、モノトーンのコントラストがシックで、現代的なデザインです^^

 ホームからコンコースにかけては、到着あるいは旅立つ個人客やツアー客が大勢行き交う盛況ぶりを呈していた、富山駅でした。
 金沢延伸開業から1年が経過した北陸新幹線は、沿線の北陸地方や新潟県の上越地方に、着実に根付いてきていますね♪

 京都へと向かう前に、富山で途中下車して、ひと休み。
 「はくたか563号」の車内で軽食をいただいてから、まだそれ程時間は経っていませんでしたが、早い目の夕食を、富山でいただきます。

 <日帰り東京旅-03>>



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