時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

リピーター九州横断旅行-01~おれんじ食堂 CRUISING DINNER<1>

2015-05-11 06:21:24 | 九州/日本
 平成27年(2015年)のゴールデンウィークは、九州リピーター旅行で過ごしました。

 飛び石ではなく、まとまった連休となり、最初は日頃ほとんどこれまで縁もなく訪れる機会も得られなかった北東北方面を訪ねてみようかと思いました。
 しかし、旅程の検討開始が遅れて、行きたい先のホテル等が軒並み抑えられず、あえなく断念。。。
 方角を変えて、列車、ホテル等を何とか押さえることができたので(それでもギリギリでした;)、一度&何度か訪れたことのある先ですが、九州を横断する旅行へ出発しました。

 <おれんじ食堂>
 <肥薩おれんじ鉄道>




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 5月に入った、連休後半の初日の朝、自宅最寄駅から乗車してきた京阪電車から新大阪へ向かうために、終点の淀屋橋で大阪市営地下鉄御堂筋線へ乗り換えます。
 淀屋橋から新大阪へは、御堂筋線で10分程で到着します。

 九州行きの新幹線乗車のために、何故わざわざ新大阪まで赴いたかというと、京都発の指定席を押さえられなかったため;
 新大阪発で、何とか空席を押さえることができました;



 新大阪から、山陽新幹線「のぞみ」で博多へ。
 博多で、九州新幹線「さくら」に乗り換えて、川内(せんだい)までやってきました。

 時刻は、13時半を少し回った頃。
 新大阪からは、約4時間の道程でした。
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 川内から乗車する、「おれんじ食堂」。
 乗客を迎える準備中です。

 …それにしても、これ程「おれんじ食堂」に乗車する機会を得ようとは思いませんでした!

 平成25年(2013年)3月のデビューから、毎年3月のダイヤ改正のたびに、サービス内容を刷新し続けている「おれんじ食堂」。
 今回、3便「CRUISING DINNER」に乗車して、メニューも変わった夕食を楽しみます♪



 これまでの乗車ではいずれも、カフェダイニングをイメージした1号車に乗車してきましたが、今回の席は、ホテルのリビングスペースをイメージした2号車でした。

 海側の座席は、2人掛けのテーブル席となっています。
 流石に連休、テーブル席は満席とのことでした。



 山側の座席は、このような2人掛けのソファ席となっています。
 もちろん、海を眺めることができるように、海側へ向けて配置されています。

 今回指定された席は、このソファ席でした。

 「おれんじ食堂 3便 CRUISING DINNER」は、14時52分に川内を出発。
 終点の新八代までの約120kmを、3時間44分掛けて走ります。

 2年前前回の乗車時までのディナー便は新八代発川内行きの、東シナ海の夕暮れを眺めながらのディナーがコンセプトでしたが、今回は川内発新八代行となり、八代海(不知火海)の夕暮れを眺めながらのディナーとなるようです。
 どんなグルメをいただけるのかワクワクしながら、のんびり絶景の旅が始まります!



 川内を出発して15分弱で、薩摩高城(さつまたき)に到着。
 20分程の停車時間を利用して、駅直結の遊歩道を歩き、ビーチを見渡せる見晴台へ。

 ここも、すっかりお馴染みの場所となってしまいましたw
 相変わらずの素晴らしい眺めに、やはり感動!
 程良い風が肌に心地良い、五月晴れの午後でした。



 薩摩高城からは、しばらくの間、東シナ海に沿って走行。
 陽光が海面に燦めき、珍しく波穏やかな東シナ海の絶景を堪能します♪
 水平線上には、東シナ海に浮かぶ甑島(こしきじま)列島も、クッキリと眺めることができました。



 薩摩高城を出発後、まずは軽食がサーブされました!
 ピクニックに出た時のランチバスケットのようで、気分もウキウキ^^
 食欲をそそる、彩り豊かな盛付けです♪

 軽食の他にも、追加料金で、軽めの昼食も選択可能です。
 「CRUISING DINNER」と銘打っていても、15時前に始発の川内を出発するダイヤ、行程前半にあたる川内→出水(いずみ)は「LIGHT MEAL」、行程後半の出水→新八代が「SUNSET DINNER」とに分けられていて、通しで乗車すれば、2度の食事が楽しめます。



 生ハムのカナッペと、カマンベールチーズ。

 沿線に薩摩を抱えるだけあり、ハムの美味しさは格別です!



 生ハムの雑穀米巻きと、レバーペーストのカナッペ。

 生ハムのコクとあっさりした雑穀米との相性が新鮮な風味を楽しみました。
 同じく、風味のシッカリとしたレバーペースト、レバー好きには堪りませんね^^



 季節野菜のピクルス。
 コリコリの歯応えと、酸味で引き締まった美味しさが、素晴らしかったです!

 「おれんじ食堂」の野菜は、いついただいても本当に新鮮で美味しいです!!



 見にくいですが、パンの下に、ペーストがあります。
 何のペーストなのか分からなかったので、スタッフの方に伺ってみると、人参のペーストとのこと。
 このペーストがまた美味しくて、人参を粗漉ししたようなプチプチ感のある食感と、全く土臭くない人参の香りの虜に^^



 山側の座席からでも、はっきりと望むことのできた、この日の甑島列島。

 天候にも恵まれて、穏やかな車窓に、気持ちも和みます。



 この、金柑シロップ煮も、絶品でした!
 蕩けるような食感と、程良い甘酸っぱさのある、香り高い金柑です。

 もう1つ2つ、欲しい位でしたw



 苺の載った、カスタードプリン。
 プリンの円やかで濃厚な甘味を、楽しみます。

 苺も、シッカリとした甘酸っぱさがありました。



 美味しい食事に舌鼓を打ちながら、美しい景色をゆったりとした気分で楽しむ…最高に贅沢なひと時ですね。

 海上に描き出される、不思議な明暗のコントラストの妙にも、目を奪われます。

 「おれんじ食堂」は、しばらくこの、東シナ海と甑島列島の絶景を共としながら走行した後、一旦内陸へと進路を変えて出水へ。
 出水ではここから乗車の乗客も乗せて、更に新八代へ向け出発します。



 出水から、後半の「SUNSET DINNER」の行程に入った「おれんじ食堂」、出水出発後20分程で、水俣に到着しました。

 この4月29日に、水戸岡鋭治氏によるデザインの駅舎へのリニューアル工事(平成26年(2014年)11月着手)が完成したばかりの水俣駅。
 リニューアルオープン後、4日目の真新しい駅舎です。
 前回「おれんじ食堂」で訪れた時は、工事中でした。



 水俣駅の待合室には、この辺りの伝統漁具である「いわし籠」のレプリカが置かれています。

 「いわし籠」は、カツオ漁の餌となるカタクチイワシを生かしたまま船で運ぶための巨大な竹籠です。
 実物は、もっと大きいようです!



 外観も綺麗にお化粧直しされた、水俣駅(リニューアル前(wikipwdiaより))。

 駅舎内には、カフェも併設されました。
 また、屋根には太陽光発電のパネルを設置、照明の電力を賄っているとのことです。

 時刻は、17時を過ぎています。
 水俣には、17時10分到着、17時23分出発の、13分停車。
 西日を浴びて、ひときわ明るい色彩に包まれた水俣駅舎へと戻り、「おれんじ食堂」の出発を待ちます。



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2 コメント

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Unknown (プー太郎)
2015-05-13 19:11:07
皆さんずいぶん前から予約をいれていらっしゃるのですね。太陽を燦々とあびて育ったお野菜や果物の味は凝縮されていて、それを生産地の景色をみながらいただけるというのはすばらしいですね。
イギリスでは太陽の国スペインからの輸入されたお野菜や果物がよく売られていますが、お味は現地でいただくのとは雲泥の差です。
バルサ決勝進出おめでとうございます!
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プー太郎さん。 (taろう)
2015-05-14 00:27:42
一斉に大型連休へ突入するので、同じ日程でたくさんの予約が集中して、混雑するのですよね;
それでも、この時期にしか時間を取れないので、この競争に参戦して打ち勝つ他ありません(^^;)
産地というのは、しっかり熟れてから収穫するから、熟れる前に収穫せざるを得ない遠隔地とは、流通技術が発達してもなお、美味しさが格段に違うのでしょうね。
食べ物の美味しい地域は、風光明媚なことが多い気がします…この、肥薩おれんじ鉄道沿線も、正にそうした地域、プー太郎さんにも是非訪れていただきたいです^^
チャンピオンズリーグは、またクラシコとなるのでしょうか?!
あ~観に行きたい!
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