時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

過去旅 長崎-03~眼鏡橋から風頭公園へ

2015-09-14 19:26:18 | 九州/日本
 出島をひととおり散策してから、眼鏡橋へと向かい、続いて坂本龍馬ゆかりの路地を上り、長崎港を見渡す風頭公園へと歩を進めました。

 長崎の街を流れる中島川に幾つか架かっている石橋の中でも、代表的な存在である、眼鏡橋の古風なアーチを鑑賞しました。
 眼鏡橋から街中を歩くと、幕末の志士達が上り下りしたという坂の路地へと誘われ、その風情を感じながら、高台へと上っていきます。

 高台の公園からは、長崎市街、長崎港、稲佐山…と、長崎のパノラマを、公園に建つ坂本龍馬の像と共に、眺めていました。

 <眼鏡橋>


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 出島から、前夜宿泊したホテル近くの電停まで来て、路面電車に乗車します。

 路面電車で、長崎の繁華街を走り抜けて、次の目的地へ。



 出島の北側を流れていた中島川には、長崎の街の中で幾つか石橋が架けられています。

 護岸の石垣と共に、どっしりとした重厚な趣きに、歴史を感じますね。

 手前の橋のアーチ越しに見えている、二連アーチの石橋が、お目当ての、眼鏡橋です。



 国の重要文化財にも指定されている、眼鏡橋。

 その名の由来は、二連アーチという、橋の構造から来ているのでしょう。
 寛永十一年(1634年)に架橋された、我が国初のアーチ式石橋です。

 川面がザワザワしていたのと、光の関係で、こちら側からの眺めでは、水面に映った逆さの影と共に形づくられる、眼鏡の姿には見えませんでした。。。



 眼鏡橋から少々歩くと、「龍馬通り」と銘打たれた、階段上の路地がの入口へ行き当たりました。
 路地の方向を見遣ると、斜面一面に、家並みがビッシリ!
 坂の街、長崎を実感です。

 路地を歩きながら、幕末の頃にここを行き交ったであろう、多くの志士達に思いを馳せていました。
 もちろん、通り名となっている坂本龍馬ご本人も、この坂を上り下りしていたとのことです。



 狭くて入り組んだ場所が大好きな生き物発見^^

 「ボサッとせんと、サッサと行くにゃん!」と、せき立てる声が聞こえるかのようw
 ジー…っと凝視されながら、無事に通していただきました。



 龍馬通りの坂道を上っていくと、坂本龍馬が慶応元年(1865年)に結成した、日本最初の商社といわれる、「亀山社中」のあった場所に辿り着きます。

 「亀山社中」の跡地には今日、「長崎市亀山社中記念館」があります。
 時間の関係もあり、この時は入館はしませんでした。



 更に階段上の路地を上っていき、風頭公園へと至りました。
 高台にある公園の展望台からは、長崎港を囲むように広がっている長崎の街と、その背後に聳える稲佐山(標高333m)を、見渡すことができました。

 薄雲が掛かっていたものの、気持ちの良い晴天に恵まれたこの日の眺めは、絶景でした!



 この方も、眼下に長崎の街を眺めています!

 精悍な顔つきの、逞しい体躯に造られた坂本龍馬像、和装に靴履きといういでたちが、幕末という時代や、新たな時代を先取りしようとする龍馬を、良く表しているように思えました。



 風頭公園から、市街地へと戻ります。

 長崎の坂は、本当に急斜面…;
 下が見える下りは、そのことを目と身を以て実感する道中でした。



 中島川の石橋群まで、戻ってきました。
 幾重にも、古風な石橋が連なる風景…見事な両岸の石垣と共に、やはり見とれてしまいます!

 柳の枝先が、古い橋に枝垂れ掛かる景色もまた、長崎が数多く持っているエキゾチックな魅力の一つですね。

 激動の歴史と、変わらない時の流れを閲してきた構造物との、不思議な取り合わせが素敵な散策でした。



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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2015-09-17 06:52:17
坂と石橋と路面電車の町、長崎。
異国情緒と伝統的な日本家屋が仲良く共存している素敵な街ですね。
それにしても凄い坂。
横浜も坂が多かったけれど、ここまでの坂にはお目にかかったことがないかも。
長崎の人は足腰が丈夫なのでしょうね。
それに引き換え、ニャンちゃんはもう少し坂の上り下りをした方が良さそうな体形(笑)
幕末、日本が短期間に一番大きく変化した時代。
幕末のヒーロー達は殆どが若死にしてしまったけれど、凄く凝縮された人生だったのでしょうね。
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タヌ子さん。 (taろう)
2015-09-17 07:47:05
日本の伝統と異国情緒とが入り交じった独特の雰囲気を、長い歴史の中で保ってきたところに、多くの人が長崎に魅せられて、何度も訪れているのでしょうね。
確かに、平地は少ない長崎の地形ですが、街を囲む斜面のてっぺんまで、ビッシリと家々に覆われた眺めは、壮観そのものでした!
この急坂を毎日上り下りしている方々は、やはり慣れてもいそうですが、やはり高齢の方にとっては、大変であろうと思います;
このネコさん、いい体格でしたw
とても可愛がられて大事にされていそう…穏やかな感じでした^^
時代が大きく変わる時、長崎のような内外の情報に直に接することができる地は、変化を求める人々を惹き付けるのでしょうね。
幕末の志士達は、太く短く命数を完全燃焼させて、徹底的に生き尽くしたのだと思います。
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