永観堂では、ちょうど見頃となった素晴らしい紅葉にとても感動したので、何とか時間を作って、夜間のライトアップへも訪れてみました。
境内では、照明に照らし出されたモミジが幻想的な朱の輝きを見せて、人々の感動を誘っていました!
永観堂は京都でも紅葉の名所とされる寺院、大混雑を覚悟していましたが、幸い拝観に支障を来たす程の混雑ではなく、ライトアップで美しく彩られたモミジの風情を楽しむことができました。
ちょうど見頃を迎えた時期と幸運にも重なった、永観堂(禅林寺)の日中の拝観に感動したからでしょうか…こうなると欲も出てきて(^^;)、夜間のライトアップも見てみたくなりました。
出入口である、総門をくぐると、日中とは趣の異なる美しい眺めの出迎えを受けます♪
暗い夜空をバックにして、色とりどりのモミジの葉が、鮮やかなコントラストを浮き立たせて、夜の紅葉狩りの気分を盛り上げてくれます^^
拝観料を払って中門を抜けると、まず視界に飛び込んでくるのが、この鶴寿台です。
やはり日中には、凄まじい朱の輝きを放っていた、ここのモミジは、ライトアップされても行き交う人々の足を止めるに充分な、魅惑的な美しい姿を惜しげもなく披露していました!
燃えさかる炎の如く、萌え立つ朱が、とても印象的な光景でした。
庭園をより魅力的に演出する、放生池と弁天島を眺めてみましょう。
こちらからの眺めも、日中とは趣を大きく異としていますね。
夜空を映した、放生池の漆黒の水面に、明るく浮き上がった紅葉が鮮やかに映っています!
これ程離れた位置から眺めても、はっきりと逆さに映る姿が分かったので、池の畔での眺めの素晴らしさが、容易に想像できました!
日中には法話が行なわれていた、御影堂(大殿)では、お坊さん方による雅楽らしき調べを奏でていました。
御影堂から離れた場所からも、その調べが耳に入ってきて、境内は何とも雅な雰囲気が一段と濃厚になってきました。
下からの照明にモミジの葉は透き通り、重なり合う葉同士が作る影の風情が素敵です^^
地面に敷き詰められたように積もった散りモミジにも、深まりゆく秋を実感します。
この、モミジの平たい感じと、ユニークな葉の形に、心を揺すられます!
永観堂夜間ライトアップのハイライトとなるであろう、庭園風景。
このシーンを撮影するために、境内で約40分程行列に並びました;
普段は行列を見るだけで素通りしてしまいますが、この日はこの眺めのために訪れたという目的もあり、迷わず行列の殿に並び、この風景を眺めることができる位置まで行列が進むのまで、辛抱強く待ちました(^^;)
約40分の忍耐の対価が、この素晴らしい景色!!
長時行列に並ぶ価値はあります!
この日はほとんど風もなく、放生池の水面は、正に鏡のように滑らかで、ライトアップされた紅葉がほぼそのままの姿で水面に映る、感動的で幻想的な眺めを存分に堪能しました♪
ここからの眺めも、日中と夜間とそれぞれ訪れて、両者の美しさを共に味わうべきですね。
ご覧のとおり、紅葉、灯籠、橋…と、全てがその姿を、綺麗に水面に映しているのが分かります!
本当に水があるのか分からない、不思議な眺め…逆さとなって、実物と一対となった姿は、見とれるには充分な位に魅力的な光景でした。
この画像を撮影した位置も橋となっていて、鈴なりとなった拝観者が欄干にカメラをセットして、一心に撮影に勤しんでいました^^
もちろん、私もその中の一人となって、夢中でシャッターを切っていましたw
この、洗練された、微妙な色彩の変化の妙…!
見とれずにはいられません。
放生池に映る、逆さの光景…鏡のように滑らかな部分と、微かに波打つ部分とが、異なる情緒を同時に感じさせてくれます。
放生池の畔の、モミジ並木。
日中でも、池の畔に並んだモミジの木々が重なり合うように、重厚な朱の塊を形づくっていましたが、ライトアップされると、そのボリューム感が一層際立ち、立体的に感じられます。
放生池の対岸山中に建つ、多宝塔が闇の中から浮かび上がるように照らし出されている様子を、池の畔から眺めることができました。
茶店のスペースでは、夜間もフル回転で営業中でした!
赤い幕を敷いた腰掛けや、赤い和傘が醸す、和の情感が趣深いですね^^
ライトアップされている多宝塔も、もちろん放生池に、その印象的な姿を映しています。
非常に微かな水面の揺らぎに揺らめく様子を眺めているのも、乙なものでした!
逆さ多宝塔…特徴のある姿だけに、とても印象的な光景でした。
紅葉、多宝塔、鏡に映ったような鮮やかな逆さの眺め…光が作り出す幻惑的な風景の虜となっていました。
ここでも、日中の美しい姿の眺めとはまた異なる素晴らしさに、酔いしいれました!
鏡の如く静かなる水面と、手前で滝のように流れ落ちる激しい動きの、対称的な光景が強い印象となって、目に焼き付きます。
この放生池、どこから眺めても、絵になりますね!
放生池の畔から弁天島へと渡された橋(拝観者は渡れません)にも、照明が設えてあり、水面を彩る鮮やかなアクセントとなっていました。
カメラを構えると、たまたまその照明の灯りに面白い光芒が付いていたので、撮影してみました^^
水面の、本当に微かな揺らぎに合わせて、逆さに映し出された照明がゆらゆらと、その大きさや光芒の長さを断続的に変化させる様子に、惹き込まれています。
たっぷりと時間をかけて、放生池の周りをぐるりと一周、鶴寿台の前へと戻った頃には、境内へ入って2時間程が経過していました。
鶴寿台の前に植えられているモミジは、相変わらずの鮮やかさで、人々を惹き付け続けています。
多宝塔は、こうして見ると、鶴寿台のすぐ背後に建っているという位置関係になっているのですね。
ちょうどこの時分に、この日の夜間拝観受付が終了し(20時30分)、私が拝観を始めた頃と比べて、だいぶ人出も減って、空いてきていました。
この後、永観堂は21時に夜間拝観を終了しますが、あらかた順路を周り尽くしたので、私は20時30分を少し回った頃、満足の内に辞去しました。
永観堂、京都でも名だたるモミジの名所という評価は、伊達ではありませんでした!
こうした、ベタな観光スポットには通常足が遠のきがちですが、多くの人々が訪れ混雑するのには、合理的な理由があるものだと改めて納得させられた、永観堂のモミジを訪ねての拝観でした。
「永観堂の紅葉2014」 了
境内では、照明に照らし出されたモミジが幻想的な朱の輝きを見せて、人々の感動を誘っていました!
永観堂は京都でも紅葉の名所とされる寺院、大混雑を覚悟していましたが、幸い拝観に支障を来たす程の混雑ではなく、ライトアップで美しく彩られたモミジの風情を楽しむことができました。
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ちょうど見頃を迎えた時期と幸運にも重なった、永観堂(禅林寺)の日中の拝観に感動したからでしょうか…こうなると欲も出てきて(^^;)、夜間のライトアップも見てみたくなりました。
出入口である、総門をくぐると、日中とは趣の異なる美しい眺めの出迎えを受けます♪
暗い夜空をバックにして、色とりどりのモミジの葉が、鮮やかなコントラストを浮き立たせて、夜の紅葉狩りの気分を盛り上げてくれます^^
拝観料を払って中門を抜けると、まず視界に飛び込んでくるのが、この鶴寿台です。
やはり日中には、凄まじい朱の輝きを放っていた、ここのモミジは、ライトアップされても行き交う人々の足を止めるに充分な、魅惑的な美しい姿を惜しげもなく披露していました!
燃えさかる炎の如く、萌え立つ朱が、とても印象的な光景でした。
庭園をより魅力的に演出する、放生池と弁天島を眺めてみましょう。
こちらからの眺めも、日中とは趣を大きく異としていますね。
夜空を映した、放生池の漆黒の水面に、明るく浮き上がった紅葉が鮮やかに映っています!
これ程離れた位置から眺めても、はっきりと逆さに映る姿が分かったので、池の畔での眺めの素晴らしさが、容易に想像できました!
日中には法話が行なわれていた、御影堂(大殿)では、お坊さん方による雅楽らしき調べを奏でていました。
御影堂から離れた場所からも、その調べが耳に入ってきて、境内は何とも雅な雰囲気が一段と濃厚になってきました。
下からの照明にモミジの葉は透き通り、重なり合う葉同士が作る影の風情が素敵です^^
地面に敷き詰められたように積もった散りモミジにも、深まりゆく秋を実感します。
この、モミジの平たい感じと、ユニークな葉の形に、心を揺すられます!
永観堂夜間ライトアップのハイライトとなるであろう、庭園風景。
このシーンを撮影するために、境内で約40分程行列に並びました;
普段は行列を見るだけで素通りしてしまいますが、この日はこの眺めのために訪れたという目的もあり、迷わず行列の殿に並び、この風景を眺めることができる位置まで行列が進むのまで、辛抱強く待ちました(^^;)
約40分の忍耐の対価が、この素晴らしい景色!!
長時行列に並ぶ価値はあります!
この日はほとんど風もなく、放生池の水面は、正に鏡のように滑らかで、ライトアップされた紅葉がほぼそのままの姿で水面に映る、感動的で幻想的な眺めを存分に堪能しました♪
ここからの眺めも、日中と夜間とそれぞれ訪れて、両者の美しさを共に味わうべきですね。
ご覧のとおり、紅葉、灯籠、橋…と、全てがその姿を、綺麗に水面に映しているのが分かります!
本当に水があるのか分からない、不思議な眺め…逆さとなって、実物と一対となった姿は、見とれるには充分な位に魅力的な光景でした。
この画像を撮影した位置も橋となっていて、鈴なりとなった拝観者が欄干にカメラをセットして、一心に撮影に勤しんでいました^^
もちろん、私もその中の一人となって、夢中でシャッターを切っていましたw
この、洗練された、微妙な色彩の変化の妙…!
見とれずにはいられません。
放生池に映る、逆さの光景…鏡のように滑らかな部分と、微かに波打つ部分とが、異なる情緒を同時に感じさせてくれます。
放生池の畔の、モミジ並木。
日中でも、池の畔に並んだモミジの木々が重なり合うように、重厚な朱の塊を形づくっていましたが、ライトアップされると、そのボリューム感が一層際立ち、立体的に感じられます。
放生池の対岸山中に建つ、多宝塔が闇の中から浮かび上がるように照らし出されている様子を、池の畔から眺めることができました。
茶店のスペースでは、夜間もフル回転で営業中でした!
赤い幕を敷いた腰掛けや、赤い和傘が醸す、和の情感が趣深いですね^^
ライトアップされている多宝塔も、もちろん放生池に、その印象的な姿を映しています。
非常に微かな水面の揺らぎに揺らめく様子を眺めているのも、乙なものでした!
逆さ多宝塔…特徴のある姿だけに、とても印象的な光景でした。
紅葉、多宝塔、鏡に映ったような鮮やかな逆さの眺め…光が作り出す幻惑的な風景の虜となっていました。
ここでも、日中の美しい姿の眺めとはまた異なる素晴らしさに、酔いしいれました!
鏡の如く静かなる水面と、手前で滝のように流れ落ちる激しい動きの、対称的な光景が強い印象となって、目に焼き付きます。
この放生池、どこから眺めても、絵になりますね!
放生池の畔から弁天島へと渡された橋(拝観者は渡れません)にも、照明が設えてあり、水面を彩る鮮やかなアクセントとなっていました。
カメラを構えると、たまたまその照明の灯りに面白い光芒が付いていたので、撮影してみました^^
水面の、本当に微かな揺らぎに合わせて、逆さに映し出された照明がゆらゆらと、その大きさや光芒の長さを断続的に変化させる様子に、惹き込まれています。
たっぷりと時間をかけて、放生池の周りをぐるりと一周、鶴寿台の前へと戻った頃には、境内へ入って2時間程が経過していました。
鶴寿台の前に植えられているモミジは、相変わらずの鮮やかさで、人々を惹き付け続けています。
多宝塔は、こうして見ると、鶴寿台のすぐ背後に建っているという位置関係になっているのですね。
ちょうどこの時分に、この日の夜間拝観受付が終了し(20時30分)、私が拝観を始めた頃と比べて、だいぶ人出も減って、空いてきていました。
この後、永観堂は21時に夜間拝観を終了しますが、あらかた順路を周り尽くしたので、私は20時30分を少し回った頃、満足の内に辞去しました。
永観堂、京都でも名だたるモミジの名所という評価は、伊達ではありませんでした!
こうした、ベタな観光スポットには通常足が遠のきがちですが、多くの人々が訪れ混雑するのには、合理的な理由があるものだと改めて納得させられた、永観堂のモミジを訪ねての拝観でした。
「永観堂の紅葉2014」 了
そもそも、日本以外に花や葉をライトアップする国ってあるのかしら?
桜も紅葉も、夜は妖艶さを増して、人を引き付ける力がアップしますね。
逆多宝塔、見ずに映る橋、全て計算されつくされた美ですね。
日本庭園など、いかに自然の風景を限られた空間に再現するかに職人的にこだわっている風に見えるので、それを光で効果的に演出する技もまたトコトンまで極めんとするのでしょう。
夜桜や紅葉のライトアップ等、美しいものには目がない日本ならではの贅沢な見物なのかもしれませんね。
永観堂は、京都を代表する紅葉の名所、ライトアップの演出にも抜かりはありません。
紅葉の配置、池に映える美しさ、池越しの多宝塔の完璧なアングル等々、全てが巧みに組み合わされている様子には、感嘆するしかありませんでした!