一縷の望みを胸に訪れた雨晴海岸でしたが、無情にも空一面をレースの如く覆い尽くした雲により、立山の峰々は望めず…無念!!
…しかしながら、山は見えずとも流石は古の歌人をも魅了した風光明媚な地、雲のヴェールに隠された山並みの雄姿を頭の中で思い描きながら海を眺めていれば、自ずと歴史の彼方へと思いが駆けていくようでした。
そして、山を見ることができなかった人にも情けをかけてくれるかのような、錯覚(?)&優しい地元の心遣い…その前に立って、いつの日か必ず絶景をこの目に!と改めて決意したのでした。
______________________________________________
時折日も差すというのに、ちょうど立山連峰が見えるはずのあたりの最も肝心な部分が、見事なまでに薄雲に覆われてしまっています(T-T)
見事な眺望を見せていた写真を頭の中に呼び出して、雲がなければ見えるはずの風景を思い描きます。
山裾らしき影?が見えているような気がする瞬間が、時たま訪れます。
画面が荒れるのも構わず画像を思い切り暗くしみると、何やら山裾の上に山の連なりらしき輪郭が見えるような…雲の模様か画面の荒れ模様か、はたまた目の錯覚かもしれませんが、藁にもすがる思いで、ここは「山が見えた!!…?;」と思い込んでおくことにします(ほとんど執念しかも弱気w)(^^;
海上には強い風に煽られた波が白い波頭を見せて、絶え間なく次々と岸辺へと打ち寄せ、砕け散る盛大な飛沫を舞い上げていました。
雲に隠されて山の見えない景色もどこか荒涼とした雰囲気を醸し出していて、(3月ですが;)冬景色の演出には良い効果をもたらしていますね。
轟音を立てて列車が通り過ぎると、周囲は再び寄せる波の砕ける音だけが響く世界に還りました。
そろそろ雨晴海岸に別れを告げる頃合いとなり、雨晴駅に引き返します。
15分程歩いて、雨晴駅に戻ってきました。
到着した1時間半前と比べて、雲が出てきています。
日も陰ってしまいました。
雨晴駅前の駐車スペースには、スッキリと晴れ渡った、冬の雨晴海岸の絶景を撮影した大きな看板が!!
そうです、綺麗に晴れればこの日もこのような、類い希な風景が目の前いっぱいに広がっていたはずでした。
富山は豪雪の地、冬の時期にこのように晴れ上がる日は当然少なく、本当に幸運に巡り合わせなければ拝めない貴重な眺め…目にすることが困難であればある程、「いつか必ず!」という思いはかえって強まり、決意も新たにしばしの間、この絶景を目に焼き付けていました。
それにしても、看板の画像であっても、ため息が出る美しい眺めです。。。
雨晴駅には自動券売機はなく、窓口で富山までの切符を買い求めます。
列車の到着時刻が近くなり、ホームへ。
氷見方面のホームから線路に下りて、高岡方面のホームへ構内を横切ります。
日本海から吹き付ける潮風に耐えて立つ、雨晴駅の駅名標。
この駅名標の裏にある廃屋の向こうは、もう先程まで散策していた雨晴海岸です。
高岡方面のホームから見た、氷見方面のホームとホームに直結した雨晴の駅舎。
雨晴海岸は、夏には海水浴場が開かれ、この雨晴駅もかつては海水浴客の輸送で大いに賑わっていたのでしょう。
2駅先の氷見を発った高岡行の列車が、ホームに入ってきました。
雨晴と、別れの刻です(´-`)/~
必ず、また来ます!!
雨晴を発車すると、高岡へ向けて走る列車の車窓にはしばらくの間、先程まで立っていた波打ち際から相変わらず雲に覆われ姿を見せない対岸との間に海水をたたえた富山湾が広がります。
氷見線随一の、美しい眺めを楽しめる区間です。
雨晴から約20分で高岡に到着しました。
氷見線の列車は、ここが終点です。
高岡から新潟県の直江津行の普通電車に乗り換え(4分の連絡)、富山へ向かいます。
右隣に半分隠れるように、雨晴から乗ってきた氷見線のディーゼルカーが停車しています。
高岡から20分、雨晴から45分で富山到着です。
富山も高岡同様に、「ただいま!」という心境でした^^
京都へ帰る特急の発車までの、富山滞在時間は2時間15分。
この間にお土産を買い、夕食を済ませる予定です。
何を食べるか、もちろんしっかりリサーチ済みです~♪
…しかしながら、山は見えずとも流石は古の歌人をも魅了した風光明媚な地、雲のヴェールに隠された山並みの雄姿を頭の中で思い描きながら海を眺めていれば、自ずと歴史の彼方へと思いが駆けていくようでした。
そして、山を見ることができなかった人にも情けをかけてくれるかのような、錯覚(?)&優しい地元の心遣い…その前に立って、いつの日か必ず絶景をこの目に!と改めて決意したのでした。
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時折日も差すというのに、ちょうど立山連峰が見えるはずのあたりの最も肝心な部分が、見事なまでに薄雲に覆われてしまっています(T-T)
見事な眺望を見せていた写真を頭の中に呼び出して、雲がなければ見えるはずの風景を思い描きます。
山裾らしき影?が見えているような気がする瞬間が、時たま訪れます。
画面が荒れるのも構わず画像を思い切り暗くしみると、何やら山裾の上に山の連なりらしき輪郭が見えるような…雲の模様か画面の荒れ模様か、はたまた目の錯覚かもしれませんが、藁にもすがる思いで、ここは「山が見えた!!…?;」と思い込んでおくことにします(ほとんど執念しかも弱気w)(^^;
海上には強い風に煽られた波が白い波頭を見せて、絶え間なく次々と岸辺へと打ち寄せ、砕け散る盛大な飛沫を舞い上げていました。
雲に隠されて山の見えない景色もどこか荒涼とした雰囲気を醸し出していて、(3月ですが;)冬景色の演出には良い効果をもたらしていますね。
轟音を立てて列車が通り過ぎると、周囲は再び寄せる波の砕ける音だけが響く世界に還りました。
そろそろ雨晴海岸に別れを告げる頃合いとなり、雨晴駅に引き返します。
15分程歩いて、雨晴駅に戻ってきました。
到着した1時間半前と比べて、雲が出てきています。
日も陰ってしまいました。
雨晴駅前の駐車スペースには、スッキリと晴れ渡った、冬の雨晴海岸の絶景を撮影した大きな看板が!!
そうです、綺麗に晴れればこの日もこのような、類い希な風景が目の前いっぱいに広がっていたはずでした。
富山は豪雪の地、冬の時期にこのように晴れ上がる日は当然少なく、本当に幸運に巡り合わせなければ拝めない貴重な眺め…目にすることが困難であればある程、「いつか必ず!」という思いはかえって強まり、決意も新たにしばしの間、この絶景を目に焼き付けていました。
それにしても、看板の画像であっても、ため息が出る美しい眺めです。。。
雨晴駅には自動券売機はなく、窓口で富山までの切符を買い求めます。
列車の到着時刻が近くなり、ホームへ。
氷見方面のホームから線路に下りて、高岡方面のホームへ構内を横切ります。
日本海から吹き付ける潮風に耐えて立つ、雨晴駅の駅名標。
この駅名標の裏にある廃屋の向こうは、もう先程まで散策していた雨晴海岸です。
高岡方面のホームから見た、氷見方面のホームとホームに直結した雨晴の駅舎。
雨晴海岸は、夏には海水浴場が開かれ、この雨晴駅もかつては海水浴客の輸送で大いに賑わっていたのでしょう。
2駅先の氷見を発った高岡行の列車が、ホームに入ってきました。
雨晴と、別れの刻です(´-`)/~
必ず、また来ます!!
雨晴を発車すると、高岡へ向けて走る列車の車窓にはしばらくの間、先程まで立っていた波打ち際から相変わらず雲に覆われ姿を見せない対岸との間に海水をたたえた富山湾が広がります。
氷見線随一の、美しい眺めを楽しめる区間です。
雨晴から約20分で高岡に到着しました。
氷見線の列車は、ここが終点です。
高岡から新潟県の直江津行の普通電車に乗り換え(4分の連絡)、富山へ向かいます。
右隣に半分隠れるように、雨晴から乗ってきた氷見線のディーゼルカーが停車しています。
高岡から20分、雨晴から45分で富山到着です。
富山も高岡同様に、「ただいま!」という心境でした^^
京都へ帰る特急の発車までの、富山滞在時間は2時間15分。
この間にお土産を買い、夕食を済ませる予定です。
何を食べるか、もちろんしっかりリサーチ済みです~♪
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