東京を出発してから約3時間20分、東北新幹線・はやて23号は、新青森の1つ手前となる最後の停車駅を後にして、いよいよラストスパートにかかりました。
はやて23号の東京~新青森間の所要時間は3時間37分、同区間を3時間10分で結ぶ最速の、はやぶさ号(旅行当時(平成24年3月)は東京~新青森間1日2便)の最高速度300km/hを体験できなかった(はやて号は最高速度275km/h)分、より長く(プラス27分)グランクラスを体験できた訳ですが、その優雅な旅も、残すところあと15分程になってしまいました。。。
本当に、楽しい時間、夢のような時間というのは、瞬く間に過ぎ行くものなのですね(TT)
東北新幹線は、青森の市街地にある青森駅ではなく、市街地から離れたところにある新青森駅に到着するので、新青森駅で在来線の電車に乗り継ぎ、青森駅を目指します。
______________________________________________
東北新幹線・はやて23号は、盛岡から新青森までの区間(途中4駅あります)は各駅に停車していきますが、それも最後となりました。
最後の途中の停車駅、七戸十和田。
次はもう、終点の新青森です。
この駅の1つ手前の八戸と新青森との間の区間は、東北新幹線で最後(=最も最近)(平成22年12月)に開通した区間です。
東北新幹線の区間は新青森まで、新青森から先は北海道新幹線となって更に北上して青函トンネルを抜け、平成27年度に現在建設中である新函館までの区間が開業予定、今年度(平成24年度)着工の新函館から札幌までの区間は平成47年度に開業を目指す計画のようです("Doshin web" より)。
盛岡を過ぎると、車窓から見える家々が一気に減少し、地面の積雪は逆に激増したようでした;
同じ雪景色でも、福島を通っている時のそれとは、雰囲気が異なります。
高速走行中なので画像からは判別できませんが、この時もかなり激しく雪が降っていました。
3月に入って3分の1が過ぎたというのに…やはり異常気象ですね><
木々を背景にして、雪が水平に流れていっているのが、辛うじて判別できます。
積もっている雪の厚さにも驚きました!
完全に冬の景色ですね;
トンネルに入って外が暗くなると、車内はグッとムードが醸し出され、一段と落ち着きのある、ゴージャスな雰囲気に包まれました♪
明るい時の車内とは、全然別の雰囲気になるものですね!
間接照明の効果が、素敵です。
夜間に走行している気分を味わいました。
この、少々長めのトンネルを抜けた後、三内丸山遺跡のすぐ側を通過すると、間もなく終着駅の新青森に到着します。
東京から長駆すること714km、はやて23号は定刻の14時33分、新青森に終着しました。
快適な旅を演出してくれた座席との名残を惜しんで、下車する前に最後の1枚をパチリ。
本当に、あっという間の3時間37分でした。
新青森のホームで、はやて23号として運転してきたE5系を、ようやくまともに撮影することができました(^^;
東京~盛岡間ではこの車両に前に連結されていた、E3系6両編成の秋田新幹線・こまち23号は盛岡で切り離され、盛岡から新青森まではE5系10両編成単独で、私が乗車したグランクラスのこの車両が先頭車として走行してきました。
流石にホーム上にいる人の数も少なくて、心おきなく撮影に勤しむことができました^^
乗降ドア脇の案内表示器も、これで見納め。
LEDでも、グランクラスのマークが表示されていました。
新青森の新幹線ホーム。
ホームドアが設置されていて、かなり狭く感じました;
東北新幹線の他の主要駅と同様、防雪のためか、線路ごと駅舎の構造物でホームをすっぽりと覆っています。
新青森の駅名標。
隣の駅、七戸十和田までは、所要15分です。
あと3年もしたら、左の空白部分にも新たな駅名が記載されるのでしょうね。
新幹線の旅は、ここ新青森でフィナーレとなりましたが、旅行の目的地は青森なので、在来線に乗り換えます。
新青森の在来線ホーム。
新幹線ホームとの格差は歴然としています!
耐雪構造でがっちりガードされた、都会的な新幹線ホームとは打って変わって、雪国のローカルムードが満点♪
ホーム端の屋根が掛かっていない部分と、ホーム反対側の線路脇に積もった雪の量が、本州最北部にいる事実を思い起こさせます。
新青森・在来線ホームの駅名標。
「津軽」を冠した隣の駅名に、「青森へやって来た!」という実感が一気に昂ぶりました!
…と、目指す方向は逆の青森へと向かいます。
青森へは1駅、新大阪と大阪のような感じです。
はやて23号とは8分の連絡で、青森まで運んでくれる14時41分発の、白鳥23号函館行。
新青森始発で東北新幹線に接続して北海道と結ぶ、リレー列車の役割を担っています。
隣駅の青森で進行方向が変わるため、座席は、青森出発後に進行方向に向くよう、ここ新青森出発時には進行方向とは逆向きとなっていました。
白鳥号は、東北新幹線が八戸までであった頃は、八戸が始発でした。
この電車は特急ですが、新青森~青森間の乗車に限り、特急料金なしの乗車券のみで普通車自由席を利用できる特例があり、私もこの恩典に浴しました^^
在来線ホームを跨いで左右に伸びるベージュの建物の部分やその左のガラス張りの部分に、東北新幹線のホームが覆われています。
白鳥23号は14時41分、奥羽本線の最終区間である新青森~青森間4kmを6分間走行して、青森に到着しました!!
やはり新幹線からの乗り換えで、この1駅間のみの利用という方も多く、かなりの人数が下車しました。
同時に、この駅から函館方面へと旅立つ方も多く、少なくとも半分は乗客が入れ替わったように思えました。
ホームの柱には、りんごのオブジェが。
「あおもり」 「青森」 "Aomori"、とだけ駅名の入った駅名標。
隣の駅の記載がないのは、この駅から奥羽本線、津軽線、青い森鉄道線がそれぞれ三方へ分岐し、いずれの線の列車もがこのホームへ入線する可能性がある、ということなのでしょう。
かつては青函連絡船が発着する本州と北海道とを結ぶ重要な役割を担う駅として、北海道へ出発する乗客や北海道から到着した乗客が行き交い終日大いに賑わっていたのも今は昔、今日では列車が発着する短い間だけ乗降客の姿をホームに見ることができるのみで、どこかガランとした静かで広い構内が、かえって哀愁漂う終着駅の旅情を掻き立てているようでした(´-`)
東京を10時56分に出発してここまで来るのに所要3時間45分の行程、1回の乗り換えがあっても4時間かかっていないのに、このホームに降り立って抱いたのは、やはり「はるばる来たなぁ…!」という感慨でした。
本州最北の地という土地柄なのか、或いは、訪れたこの日がまだ雪が多く残っていたのに加えて吹き荒ぶ風とても冷たい風のせいなのかは分かりませんが、所要時間に関係なく、青森という所はある種の切なげでセンチメンタルな気持ちを思い起こさせる、情感豊かな土地なのだなぁ…としみじみ思いました。
青函連絡船の面影は既に全く消失してしまいましたが、駅構内をそのまま跨ぐ、青森ベイブリッジの主塔をホームから眺めることができ、連絡船の街から脱皮した、今日の新しい青森を象徴する景色のようにも思えました。
新青森から青森まで私を運んでくれた白鳥23号は、9分の停車の後、進行方向を変えて函館までの160km、2時間5分の道程へと出発していきました。
私はここで一旦改札を出て、初めての訪問となる青森の街へと繰り出しました。
この旅行の主目的である、次の列車の乗車までの4時間50分という短い滞在ですが、青森駅周辺を少し歩き回ってみようと思います。
はやて23号の東京~新青森間の所要時間は3時間37分、同区間を3時間10分で結ぶ最速の、はやぶさ号(旅行当時(平成24年3月)は東京~新青森間1日2便)の最高速度300km/hを体験できなかった(はやて号は最高速度275km/h)分、より長く(プラス27分)グランクラスを体験できた訳ですが、その優雅な旅も、残すところあと15分程になってしまいました。。。
本当に、楽しい時間、夢のような時間というのは、瞬く間に過ぎ行くものなのですね(TT)
東北新幹線は、青森の市街地にある青森駅ではなく、市街地から離れたところにある新青森駅に到着するので、新青森駅で在来線の電車に乗り継ぎ、青森駅を目指します。
______________________________________________
東北新幹線・はやて23号は、盛岡から新青森までの区間(途中4駅あります)は各駅に停車していきますが、それも最後となりました。
最後の途中の停車駅、七戸十和田。
次はもう、終点の新青森です。
この駅の1つ手前の八戸と新青森との間の区間は、東北新幹線で最後(=最も最近)(平成22年12月)に開通した区間です。
東北新幹線の区間は新青森まで、新青森から先は北海道新幹線となって更に北上して青函トンネルを抜け、平成27年度に現在建設中である新函館までの区間が開業予定、今年度(平成24年度)着工の新函館から札幌までの区間は平成47年度に開業を目指す計画のようです("Doshin web" より)。
盛岡を過ぎると、車窓から見える家々が一気に減少し、地面の積雪は逆に激増したようでした;
同じ雪景色でも、福島を通っている時のそれとは、雰囲気が異なります。
高速走行中なので画像からは判別できませんが、この時もかなり激しく雪が降っていました。
3月に入って3分の1が過ぎたというのに…やはり異常気象ですね><
木々を背景にして、雪が水平に流れていっているのが、辛うじて判別できます。
積もっている雪の厚さにも驚きました!
完全に冬の景色ですね;
トンネルに入って外が暗くなると、車内はグッとムードが醸し出され、一段と落ち着きのある、ゴージャスな雰囲気に包まれました♪
明るい時の車内とは、全然別の雰囲気になるものですね!
間接照明の効果が、素敵です。
夜間に走行している気分を味わいました。
この、少々長めのトンネルを抜けた後、三内丸山遺跡のすぐ側を通過すると、間もなく終着駅の新青森に到着します。
東京から長駆すること714km、はやて23号は定刻の14時33分、新青森に終着しました。
快適な旅を演出してくれた座席との名残を惜しんで、下車する前に最後の1枚をパチリ。
本当に、あっという間の3時間37分でした。
新青森のホームで、はやて23号として運転してきたE5系を、ようやくまともに撮影することができました(^^;
東京~盛岡間ではこの車両に前に連結されていた、E3系6両編成の秋田新幹線・こまち23号は盛岡で切り離され、盛岡から新青森まではE5系10両編成単独で、私が乗車したグランクラスのこの車両が先頭車として走行してきました。
流石にホーム上にいる人の数も少なくて、心おきなく撮影に勤しむことができました^^
乗降ドア脇の案内表示器も、これで見納め。
LEDでも、グランクラスのマークが表示されていました。
新青森の新幹線ホーム。
ホームドアが設置されていて、かなり狭く感じました;
東北新幹線の他の主要駅と同様、防雪のためか、線路ごと駅舎の構造物でホームをすっぽりと覆っています。
新青森の駅名標。
隣の駅、七戸十和田までは、所要15分です。
あと3年もしたら、左の空白部分にも新たな駅名が記載されるのでしょうね。
新幹線の旅は、ここ新青森でフィナーレとなりましたが、旅行の目的地は青森なので、在来線に乗り換えます。
新青森の在来線ホーム。
新幹線ホームとの格差は歴然としています!
耐雪構造でがっちりガードされた、都会的な新幹線ホームとは打って変わって、雪国のローカルムードが満点♪
ホーム端の屋根が掛かっていない部分と、ホーム反対側の線路脇に積もった雪の量が、本州最北部にいる事実を思い起こさせます。
新青森・在来線ホームの駅名標。
「津軽」を冠した隣の駅名に、「青森へやって来た!」という実感が一気に昂ぶりました!
…と、目指す方向は逆の青森へと向かいます。
青森へは1駅、新大阪と大阪のような感じです。
はやて23号とは8分の連絡で、青森まで運んでくれる14時41分発の、白鳥23号函館行。
新青森始発で東北新幹線に接続して北海道と結ぶ、リレー列車の役割を担っています。
隣駅の青森で進行方向が変わるため、座席は、青森出発後に進行方向に向くよう、ここ新青森出発時には進行方向とは逆向きとなっていました。
白鳥号は、東北新幹線が八戸までであった頃は、八戸が始発でした。
この電車は特急ですが、新青森~青森間の乗車に限り、特急料金なしの乗車券のみで普通車自由席を利用できる特例があり、私もこの恩典に浴しました^^
在来線ホームを跨いで左右に伸びるベージュの建物の部分やその左のガラス張りの部分に、東北新幹線のホームが覆われています。
白鳥23号は14時41分、奥羽本線の最終区間である新青森~青森間4kmを6分間走行して、青森に到着しました!!
やはり新幹線からの乗り換えで、この1駅間のみの利用という方も多く、かなりの人数が下車しました。
同時に、この駅から函館方面へと旅立つ方も多く、少なくとも半分は乗客が入れ替わったように思えました。
ホームの柱には、りんごのオブジェが。
「あおもり」 「青森」 "Aomori"、とだけ駅名の入った駅名標。
隣の駅の記載がないのは、この駅から奥羽本線、津軽線、青い森鉄道線がそれぞれ三方へ分岐し、いずれの線の列車もがこのホームへ入線する可能性がある、ということなのでしょう。
かつては青函連絡船が発着する本州と北海道とを結ぶ重要な役割を担う駅として、北海道へ出発する乗客や北海道から到着した乗客が行き交い終日大いに賑わっていたのも今は昔、今日では列車が発着する短い間だけ乗降客の姿をホームに見ることができるのみで、どこかガランとした静かで広い構内が、かえって哀愁漂う終着駅の旅情を掻き立てているようでした(´-`)
東京を10時56分に出発してここまで来るのに所要3時間45分の行程、1回の乗り換えがあっても4時間かかっていないのに、このホームに降り立って抱いたのは、やはり「はるばる来たなぁ…!」という感慨でした。
本州最北の地という土地柄なのか、或いは、訪れたこの日がまだ雪が多く残っていたのに加えて吹き荒ぶ風とても冷たい風のせいなのかは分かりませんが、所要時間に関係なく、青森という所はある種の切なげでセンチメンタルな気持ちを思い起こさせる、情感豊かな土地なのだなぁ…としみじみ思いました。
青函連絡船の面影は既に全く消失してしまいましたが、駅構内をそのまま跨ぐ、青森ベイブリッジの主塔をホームから眺めることができ、連絡船の街から脱皮した、今日の新しい青森を象徴する景色のようにも思えました。
新青森から青森まで私を運んでくれた白鳥23号は、9分の停車の後、進行方向を変えて函館までの160km、2時間5分の道程へと出発していきました。
私はここで一旦改札を出て、初めての訪問となる青森の街へと繰り出しました。
この旅行の主目的である、次の列車の乗車までの4時間50分という短い滞在ですが、青森駅周辺を少し歩き回ってみようと思います。
画像を拝見して、昔北海道で暖房の聞いた列車から札幌駅に降り立った際、頬を切るような冷たい空気を感じたことを懐かしく思い出しました。
でも、ここまでしっかり防護壁が整ってると、新幹線との温度差はそれほど感じなかったかも知れませんね。
この記事を拝見して、時間をかけてのんびり電車の旅がしたくなりました。
頭の中では『津軽海峡冬景色』のメロディがリフレイン(笑)
新幹線の乗り心地も、300km近い高速にもかかわらず、気になる揺れもほとんど感じない程劇的に改善されていますね。
新青森駅での乗り換え時に、壁1枚だけあるだけで体感温度はかなり変わることが、在来線ホームへ出た途端に分かりました;
青森駅に着いた時に私の頭の中をよぎったのも、津軽海峡冬景色のメロディw
初めて訪れた地なのに、どこか懐かしささえ覚えるのは、やはりこの名曲で青森のイメージが記憶されていたからなのだと思います。
青森は、連絡線がなくなった今でもこの曲がピッタリな雰囲気の土地でした。
鉄道で時間を気にしない旅(今回は新幹線も利用でしたが(^^;)も、どこかノスタルジックでいいものですよね!
私は京都から横浜に帰るたった2時間の新幹線でも飽きてしまい「早く着かないかなぁ~」と時計ばかり見てしまいますが、きっとそれは何回も同じ所を行ったり来たりして新鮮さが無くなっているのでしょうね。
東京から青森までは行った事がないので車窓から見える風景も、青森がどんな所かなと想像しているだけですぐに着いてしまいそうですね。
青森でどんなお食事を召し上がったのかも楽しみです♪
東京から青森まで、新幹線利用で4時間足らずですが、距離にすると700km超で、東京から岡山の手前、京都から熊本の手前あたり位の距離に相当することが、調べて分かりました。
やはり遠い…そして、距離に比例して旅情は募ることが、今度の旅行でも強く感じました。
青森で最初の食事は時間的なこともあり軽く摂ったのですが、期待に違わず、楽しく美味しい食事で、私の中で「青森=良いトコ」の数式(?)が、めでたく成立しましたw