漁解禁直後の、プリプリなバフンウニをたらふく堪能した後、宗谷の地から利尻富士を眺めるドライブへと、出発します。
<<北を目指す旅-26>
まずは、稚内市街のすぐ北に隣接している、ノシャップ岬へ。
北の海に浮かぶ、利尻の絶景を束の間楽しみ、まだまだ冷たかった吹き付ける強風から逃れるようにレンタカー車内へ駈け込みました。
ノシャップ岬から、稚内市街を南へ通り抜けて、小1時間程のドライブの後、宮の台展望台へ到着。
丘の上に建つ展望台から、サロベツ原野越しに佇立する利尻富士の雄姿を、しばらくの間、眺め続けていました。
<ノシャップ岬>
<利尻島>
<サロベツ原野>
てんこ盛りのバフンウニ丼を存分に味わった、「海鮮炉端 うろこ亭」を発ち、稚内市街を北上、車で15分程走ると、ノシャップ岬(野寒布岬)へと到着します。
稚内の街はずれのすぐ北で陸地が尽きた所が、そのまま岬になったような感じの岬でした。
海がなく、陸地がそのまま続いていたら、稚内市街がまだまだ続いていそうな雰囲気。
岬の灯台近くにレンタカーの相棒を駐め、利尻のある西への展望が開けた、「稚内恵山泊漁港公園」へ。
中央にはイルカのモニュメント、正面奥の、海際の手摺り附近には、「ノシャップ岬」の看板が。
看板の左には、うっすらと利尻富士の姿が見えていますね。
午後の眩い陽光に煌めく、日本海の海原。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
雲の多い空模様でしたが、幸い、水平線近くの低い空までには、垂れ込めてはいなかったようです。
お陰で利尻も、中腹に雲が掛かった全容を、ここから眺めることができました。
ノシャップ岬の、灯台です。
紅白の横縞模様の、お洒落ないでたちw
この灯台の足元であるノシャップ岬によって、海は西の日本海と東の宗谷湾とに、隔てられています。
私が立っていた、稚内恵山泊漁港公園が面していた海は、ギリギリ日本海ということになります。
逆光で霞み勝ちであったものの、孤高を貫くかのように日本海上に佇立する利尻富士の雄姿は、見飽きることがありません。
遮られることなく吹き付ける、身を切るような冷たい風を全身に浴びて震えながらも、この美しい眺めから、目を逸らすことはできませんでした。
日本海に浮かぶ利尻の絶景を、シッカリと脳裏に焼き付けて、ノシャップ岬を後にしました。
ノシャップ岬からは、稚内市街を南北に貫く国道40号線(稚内国道)を一気に南下します。
稚内市街を抜けた沿道は、緩やかな丘陵地に畑地等が広がる、雄大な風景。
稚内市街を抜けた国道は、片側1車線の対面通行となりましたが、カーブ、信号、車両の通行量等いずれも少なく、高速道路並みの快適なドライブを楽しむことができました♪
ノシャップ岬から、国道40号線を南下すること1時間弱で、稚内市の南の豊富町(とよとみちょう)にある、「宮の台展望台」へ到着しました。
丘の上から、北海道最北の地に広がる「サロベツ湿原」を擁する原野や、更に運が良ければ、利尻富士の遠景までをも一望することができる、展望台です。
昭和38年(1963年)に義宮殿下(常陸宮 正仁親王)が、ここを視察なさった後に、広く「宮の台」と呼ばれるようになったとのことです。
なだらかな丘の上に設えられた展望台からの景色に期待しながら、展望台へ近付きます。
展望台の足元右側には、既に盛り上がる裾野のようなものが、見えていますね。
手前の笹の茂み越しに眺める、雄大なサロベツの原野と、その先に佇立している、利尻の雄峰。
北の大地と、空の広さとを、同時に実感することのできた、素晴らしい風景です!
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
頂上附近に、微かに雲が;
自然の営み故、こればかりはどうしようもありませんね。
それでも、チョコンとした、どことなくユーモラスな掛かり方が、峻厳な山容とのギャップを感じさせて、趣深い景色でした。
手前の草地を、笹薮がU字型に取り囲んでいます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
先程の利尻遠望の画像は、この笹薮の一番手前側である、展望台の足元部分から、撮影したものです。
手前右側の、白樺等が密に植えられていた様子が、実に整然としているのが、印象的でした。
手前左側に見えている細い道が、国道40号線から分かれて、宮の台展望台へと至っている道路です。
せっかくの広大な風景なので、パノラマ撮影。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
寂寥感を帯びた、茫漠とした眺めが、実に魅力的です!
農地を守る防風林若しくは防雪林が、文字どおり「林立」している、人の手によって拓かれた画像手前の景色と、ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)にも登録されているサロベツ原野が、花咲く初夏にはまだ早く荒涼と広がっている遠景の組み合わされた眺めを、ジックリと堪能しました。
漂う雲が、利尻へ向けて吸い込まれるように流れているかのような、不思議な模様を空に描いている様子も、実に幻想的な眺めでした。
利尻の山体を、ズームアップ。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
息を呑むような、険しい地形が露わに。
幾筋にも枝分かれしている尾根と、その尾根同士を隔てる、山体に刻まれた深い谷…未だ深い雪に覆われたままで、利尻の秀峰は、ようやく訪れようとしていた春を、じっと待っているかのような、佇まいでした。
雲に遮られて、弱々しい陽光の下に広がる、サロベツの大地。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
人の気配の希薄な風景の中を、冷たい風がここでも我が物顔に、吹き抜けていきます。
展望台を訪れていた、私の他の数名の方々も、私よりも先に展望台を発っていき、寂寞とした世界に独り取り残されたような孤独感(これをどこか心地良く感じてしまう私がいました)に、身を包まれていました。
手前に広がるサロベツ原野と、サロベツ原野越しに聳え立つ利尻富士。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
両者の間は、海で隔てられているとは信じられない、利尻富士の存在感には、本当に圧倒させられてしまいます!
ここでも、もっとジックリとこの素晴らしい景色をみつめていたかったのですが、あと2時間もすれば、恐らく真っ暗になってしまいます。
素敵な景色が夜の闇に飲まれる前に、ある意味「利尻眺望のハイライト」ともいえる(と思う)風景を体験すべく、駐車場に1台ポツンと取り残された相棒へ乗り込み、宮の台展望台を出発しました。
<北を目指す旅-28>>
<<北を目指す旅-26>
まずは、稚内市街のすぐ北に隣接している、ノシャップ岬へ。
北の海に浮かぶ、利尻の絶景を束の間楽しみ、まだまだ冷たかった吹き付ける強風から逃れるようにレンタカー車内へ駈け込みました。
ノシャップ岬から、稚内市街を南へ通り抜けて、小1時間程のドライブの後、宮の台展望台へ到着。
丘の上に建つ展望台から、サロベツ原野越しに佇立する利尻富士の雄姿を、しばらくの間、眺め続けていました。
<ノシャップ岬>
<利尻島>
<サロベツ原野>
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てんこ盛りのバフンウニ丼を存分に味わった、「海鮮炉端 うろこ亭」を発ち、稚内市街を北上、車で15分程走ると、ノシャップ岬(野寒布岬)へと到着します。
稚内の街はずれのすぐ北で陸地が尽きた所が、そのまま岬になったような感じの岬でした。
海がなく、陸地がそのまま続いていたら、稚内市街がまだまだ続いていそうな雰囲気。
岬の灯台近くにレンタカーの相棒を駐め、利尻のある西への展望が開けた、「稚内恵山泊漁港公園」へ。
中央にはイルカのモニュメント、正面奥の、海際の手摺り附近には、「ノシャップ岬」の看板が。
看板の左には、うっすらと利尻富士の姿が見えていますね。
午後の眩い陽光に煌めく、日本海の海原。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
雲の多い空模様でしたが、幸い、水平線近くの低い空までには、垂れ込めてはいなかったようです。
お陰で利尻も、中腹に雲が掛かった全容を、ここから眺めることができました。
ノシャップ岬の、灯台です。
紅白の横縞模様の、お洒落ないでたちw
この灯台の足元であるノシャップ岬によって、海は西の日本海と東の宗谷湾とに、隔てられています。
私が立っていた、稚内恵山泊漁港公園が面していた海は、ギリギリ日本海ということになります。
逆光で霞み勝ちであったものの、孤高を貫くかのように日本海上に佇立する利尻富士の雄姿は、見飽きることがありません。
遮られることなく吹き付ける、身を切るような冷たい風を全身に浴びて震えながらも、この美しい眺めから、目を逸らすことはできませんでした。
日本海に浮かぶ利尻の絶景を、シッカリと脳裏に焼き付けて、ノシャップ岬を後にしました。
ノシャップ岬からは、稚内市街を南北に貫く国道40号線(稚内国道)を一気に南下します。
稚内市街を抜けた沿道は、緩やかな丘陵地に畑地等が広がる、雄大な風景。
稚内市街を抜けた国道は、片側1車線の対面通行となりましたが、カーブ、信号、車両の通行量等いずれも少なく、高速道路並みの快適なドライブを楽しむことができました♪
ノシャップ岬から、国道40号線を南下すること1時間弱で、稚内市の南の豊富町(とよとみちょう)にある、「宮の台展望台」へ到着しました。
丘の上から、北海道最北の地に広がる「サロベツ湿原」を擁する原野や、更に運が良ければ、利尻富士の遠景までをも一望することができる、展望台です。
昭和38年(1963年)に義宮殿下(常陸宮 正仁親王)が、ここを視察なさった後に、広く「宮の台」と呼ばれるようになったとのことです。
なだらかな丘の上に設えられた展望台からの景色に期待しながら、展望台へ近付きます。
展望台の足元右側には、既に盛り上がる裾野のようなものが、見えていますね。
手前の笹の茂み越しに眺める、雄大なサロベツの原野と、その先に佇立している、利尻の雄峰。
北の大地と、空の広さとを、同時に実感することのできた、素晴らしい風景です!
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
頂上附近に、微かに雲が;
自然の営み故、こればかりはどうしようもありませんね。
それでも、チョコンとした、どことなくユーモラスな掛かり方が、峻厳な山容とのギャップを感じさせて、趣深い景色でした。
手前の草地を、笹薮がU字型に取り囲んでいます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
先程の利尻遠望の画像は、この笹薮の一番手前側である、展望台の足元部分から、撮影したものです。
手前右側の、白樺等が密に植えられていた様子が、実に整然としているのが、印象的でした。
手前左側に見えている細い道が、国道40号線から分かれて、宮の台展望台へと至っている道路です。
せっかくの広大な風景なので、パノラマ撮影。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
寂寥感を帯びた、茫漠とした眺めが、実に魅力的です!
農地を守る防風林若しくは防雪林が、文字どおり「林立」している、人の手によって拓かれた画像手前の景色と、ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)にも登録されているサロベツ原野が、花咲く初夏にはまだ早く荒涼と広がっている遠景の組み合わされた眺めを、ジックリと堪能しました。
漂う雲が、利尻へ向けて吸い込まれるように流れているかのような、不思議な模様を空に描いている様子も、実に幻想的な眺めでした。
利尻の山体を、ズームアップ。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
息を呑むような、険しい地形が露わに。
幾筋にも枝分かれしている尾根と、その尾根同士を隔てる、山体に刻まれた深い谷…未だ深い雪に覆われたままで、利尻の秀峰は、ようやく訪れようとしていた春を、じっと待っているかのような、佇まいでした。
雲に遮られて、弱々しい陽光の下に広がる、サロベツの大地。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
人の気配の希薄な風景の中を、冷たい風がここでも我が物顔に、吹き抜けていきます。
展望台を訪れていた、私の他の数名の方々も、私よりも先に展望台を発っていき、寂寞とした世界に独り取り残されたような孤独感(これをどこか心地良く感じてしまう私がいました)に、身を包まれていました。
手前に広がるサロベツ原野と、サロベツ原野越しに聳え立つ利尻富士。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
両者の間は、海で隔てられているとは信じられない、利尻富士の存在感には、本当に圧倒させられてしまいます!
ここでも、もっとジックリとこの素晴らしい景色をみつめていたかったのですが、あと2時間もすれば、恐らく真っ暗になってしまいます。
素敵な景色が夜の闇に飲まれる前に、ある意味「利尻眺望のハイライト」ともいえる(と思う)風景を体験すべく、駐車場に1台ポツンと取り残された相棒へ乗り込み、宮の台展望台を出発しました。
<北を目指す旅-28>>
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