大荒れの一夜が明け、朝から素晴らしい快晴となったこの旅の最終日は、稚内から帰途に就く前に、再び秀麗な利尻富士の姿を拝もうと、稚内市内の日本海沿岸へと、赴きました。
<<北を目指す旅-35>
抜けるような青空の下、日本海側へと発つ前に、日本最北端の地である宗谷岬を俯瞰してみようと、宿泊した民宿のすぐ背後の丘陵を、まず訪れました。
日本最北端の、素晴らしいパノラマを一望した後、宗谷湾沿いに西へと向かい、日本海側へ。
宗谷湾越しからでも、利尻富士の圧倒的な存在感に感動しながらのミニドライブの後、日本海側の海水浴場に到着。
ただ感動するばかりの、頂上に僅かに雲をたなびかせて日本海に浮かぶ、利尻島に聳えるその美しい山容を、波打ち際から眺め続けていました。
<利尻島>
<利尻山(利尻富士)>
京都を発って以来、天候に恵まれなかったこの旅ですが、6日目の最終日にして、ようやく朝からの快晴に恵まれました!
この旅最後の夜に滞在した民宿「最北の宿」をチェックアウトし、まず向かったのは、宿のすぐ背後に聳える、宗谷岬の丘です。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
丘の上からは、岬の突端にある、「日本最北の地の碑」や、その先に広がる宗谷海峡(ラ・ペルーズ海峡)の海原を、一望の下に見渡すことができました。
爽快なブルーに染まった空と海との、雄大な眺めに、朝から感激です!
水平線上には、雲が掛かっていたようで、残念ながらこの時も、樺太の島影を目にすることは、叶いませんでした。
宗谷海峡の、緑がかった青から紺碧へのグラデーションを見せる海面に、視線は釘付けとなっていました。
丘の上に屹立する、宗谷岬灯台。
紅白の縞模様が、お洒落な雰囲気w
日本最北端の地に立つ、もちろん日本最北端にある灯台です。
初点灯は、明治18年(1885年)9月25日。
以来、宗谷海峡の航行の安全の為に、日々貢献を続けています。
まだ8時半を回った頃の早い時間帯であった所為か、私以外に人影は見当たりませんでした。
丘の上からの、パノラマ画像。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
宗谷岬灯台は、丘の北端部に立っていて、その先の最も海際に、「日本最北端の地の碑」があるのが、分かります。
宗谷岬灯台からの光は、対岸の樺太最南端の岬までの、43kmもの距離を有する宗谷海峡の半分以上の、およそ32km(17.5海里)先まで到達するとのことです。
ひとしきり、日本最北の海の風景を楽しんで、いよいよ利尻富士の姿を拝みに、出発します。
宗谷岬を出発して、国道238号線を西へ、稚内市街方面へと走ります。
沿道は、宗谷湾に沿って走る、海の眺めが素晴らしいドライブルート♪
遥か右前方には早くも、まだ雪を纏った利尻富士が、その姿を現していました!
「この快晴なら、日本海に浮かぶ利尻を望むことができるはず!」と思ってはいましたが、まだ宗谷湾岸を走り始めた矢先から、これ程クッキリと見えるとは想像できず、嬉しい驚きでした(^o^)
大きく弧を描く宗谷湾の海岸越しに見えている、対岸の稚内市街の背後にどっしりと聳え立つ、利尻富士の威容を、ヒシヒシと感じた眺め。
(この画像以下、本記事中の各画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
稚内市街背後の丘陵の標高を遥かに凌駕している、利尻富士の圧倒的な存在感は、運転中の車内からでも、瞬時にして伝わってきました!
利尻富士の別称を持つ利尻山の標高は、1,721m。
この山が北海道から日本海で隔てられた、利尻島にあるという事実を忘れさせてしまう程の、重厚な山容の景色です。
宗谷岬から40分程西へ走って到着した、坂の下という海水浴場の浜辺から、海上に浮かぶ利尻富士の、白い山肌を望みます。
透き通った海水は、晴れ渡った空の青を映しながら、微妙に映ろう色彩を放っていました。
波が寄せるギリギリの所まで海へ近付き、水平線上に佇む利尻の姿は、やはり素敵な眺めでした。
ズームで、美しい裾野を引く雄大な利尻富士の山容を、引き寄せます。
雪化粧した山肌は、気品に満ちた雰囲気を纏っています。
この日は、快晴とはいえ、風の強さは相変わらず;
文字どおり「波状」となった波が、終始打ち寄せていました。
荒波寄せる日本海上に、切り立った峰を厳然と浮かべた利尻富士の威容…荒々しくも秀麗な絶景に、魅せられどおしでした。
山頂部だけが、雲に覆われてしまったのが、少々残念でしたが、これはこれで、中々味わい深いアクセントにも、なってくれていますね…(^^;)
海の色の変化、海面に煌めく陽光、幾重にも寄せてくる波の形作るうねり…日本海のダイナミックな荒々しさにも、目を奪われます。
沖合の白い波頭や、岸辺で砕ける波の透明感が、本当に素晴らしい!
海と山という、対照的な風景を同時に堪能するという、贅沢な利尻富士の眺望です。
沖合いでも白い波頭を見せる荒波で、絶えず動きを見せる日本海と、揺るぎなく聳えている利尻富士との、動と静との対照的な眺めが、この絶景をより魅力的なものにしているのでしょうね。
…ということで、ここでもまた、身を切るような冷たい強風による寒さを忘れて、美しい青の景色に、すっかり心奪われてしまいました。
ここでも、やはり、パノラマ撮影。
このように見渡してみると、この辺りの雄大な地形を、改めて実感します。
砂浜には、荒波に乗って流れ着いたのであろう、夥しい数の流木等が残されていました。
利尻富士が浮かぶ日本海の様子を、動画でも撮影してみました。
(風切り音が非常に大きいので、再生時は音量を絞ってください!)
強風によって、続々と寄せる波の様子が、分かると思います。
シッカリと腰を据えて踏ん張っていないと、この風に煽られてよろけてしまい、真っ直ぐじっと立っていられない程の、非常に強い風が遮られることなく、この日も吹き渡っていました;;
荒波の洗う海岸に、この日も独り佇んで、絶景に見入っています。
ようやく冬から春へと、季節が移ろい始めた5月初旬の道北は、まだまだ本格的な観光シーズンには早いのでしょう。
この日この地においても、この素晴らしい眺めを、ここに滞在している間中、独り占め状態でした!
透明な飛沫に砕ける波の美しさに、すっかり魅了されています。
緑と青とが複雑に入り混じり、不思議な色彩に染まった、うねる海原…実に独特の個性に溢れた、素敵な眺めですね。
利尻富士の頂きに掛かっている雲も、強風に流されているのか、その形を微妙に変えつつあるようです。
波の砕けた瞬間の、透明な飛沫の広がりは、何度見ても飽きのこない美しさを見せてくれました^^
それでも、躍動的で華やかなその一瞬を捉えるのは、至難の業ですね…;
ド素人には、これが限界(爆)
まぁ脳裏には、もっと豪快な波が砕ける一部始終を焼き付けることができたので、良しとしましたw
この強風で、利尻富士の頂上の雲が流れて、山頂までスッキリと披露される瞬間を待ち続けましたが、この雲だけは、どんな強風でも頑として、頂上に貼り付いているかのようです。
この後搭乗する、稚内発の飛行機の時間も、刻々と近付いていたので、この場でこれ以上粘るのを諦め、近くにあるビュースポットへと、河岸を変えることとしました。
<北を目指す旅-37>>
<<北を目指す旅-35>
抜けるような青空の下、日本海側へと発つ前に、日本最北端の地である宗谷岬を俯瞰してみようと、宿泊した民宿のすぐ背後の丘陵を、まず訪れました。
日本最北端の、素晴らしいパノラマを一望した後、宗谷湾沿いに西へと向かい、日本海側へ。
宗谷湾越しからでも、利尻富士の圧倒的な存在感に感動しながらのミニドライブの後、日本海側の海水浴場に到着。
ただ感動するばかりの、頂上に僅かに雲をたなびかせて日本海に浮かぶ、利尻島に聳えるその美しい山容を、波打ち際から眺め続けていました。
<利尻島>
<利尻山(利尻富士)>
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京都を発って以来、天候に恵まれなかったこの旅ですが、6日目の最終日にして、ようやく朝からの快晴に恵まれました!
この旅最後の夜に滞在した民宿「最北の宿」をチェックアウトし、まず向かったのは、宿のすぐ背後に聳える、宗谷岬の丘です。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
丘の上からは、岬の突端にある、「日本最北の地の碑」や、その先に広がる宗谷海峡(ラ・ペルーズ海峡)の海原を、一望の下に見渡すことができました。
爽快なブルーに染まった空と海との、雄大な眺めに、朝から感激です!
水平線上には、雲が掛かっていたようで、残念ながらこの時も、樺太の島影を目にすることは、叶いませんでした。
宗谷海峡の、緑がかった青から紺碧へのグラデーションを見せる海面に、視線は釘付けとなっていました。
丘の上に屹立する、宗谷岬灯台。
紅白の縞模様が、お洒落な雰囲気w
日本最北端の地に立つ、もちろん日本最北端にある灯台です。
初点灯は、明治18年(1885年)9月25日。
以来、宗谷海峡の航行の安全の為に、日々貢献を続けています。
まだ8時半を回った頃の早い時間帯であった所為か、私以外に人影は見当たりませんでした。
丘の上からの、パノラマ画像。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
宗谷岬灯台は、丘の北端部に立っていて、その先の最も海際に、「日本最北端の地の碑」があるのが、分かります。
宗谷岬灯台からの光は、対岸の樺太最南端の岬までの、43kmもの距離を有する宗谷海峡の半分以上の、およそ32km(17.5海里)先まで到達するとのことです。
ひとしきり、日本最北の海の風景を楽しんで、いよいよ利尻富士の姿を拝みに、出発します。
宗谷岬を出発して、国道238号線を西へ、稚内市街方面へと走ります。
沿道は、宗谷湾に沿って走る、海の眺めが素晴らしいドライブルート♪
遥か右前方には早くも、まだ雪を纏った利尻富士が、その姿を現していました!
「この快晴なら、日本海に浮かぶ利尻を望むことができるはず!」と思ってはいましたが、まだ宗谷湾岸を走り始めた矢先から、これ程クッキリと見えるとは想像できず、嬉しい驚きでした(^o^)
大きく弧を描く宗谷湾の海岸越しに見えている、対岸の稚内市街の背後にどっしりと聳え立つ、利尻富士の威容を、ヒシヒシと感じた眺め。
(この画像以下、本記事中の各画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
稚内市街背後の丘陵の標高を遥かに凌駕している、利尻富士の圧倒的な存在感は、運転中の車内からでも、瞬時にして伝わってきました!
利尻富士の別称を持つ利尻山の標高は、1,721m。
この山が北海道から日本海で隔てられた、利尻島にあるという事実を忘れさせてしまう程の、重厚な山容の景色です。
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宗谷岬から40分程西へ走って到着した、坂の下という海水浴場の浜辺から、海上に浮かぶ利尻富士の、白い山肌を望みます。
透き通った海水は、晴れ渡った空の青を映しながら、微妙に映ろう色彩を放っていました。
波が寄せるギリギリの所まで海へ近付き、水平線上に佇む利尻の姿は、やはり素敵な眺めでした。
ズームで、美しい裾野を引く雄大な利尻富士の山容を、引き寄せます。
雪化粧した山肌は、気品に満ちた雰囲気を纏っています。
この日は、快晴とはいえ、風の強さは相変わらず;
文字どおり「波状」となった波が、終始打ち寄せていました。
荒波寄せる日本海上に、切り立った峰を厳然と浮かべた利尻富士の威容…荒々しくも秀麗な絶景に、魅せられどおしでした。
山頂部だけが、雲に覆われてしまったのが、少々残念でしたが、これはこれで、中々味わい深いアクセントにも、なってくれていますね…(^^;)
海の色の変化、海面に煌めく陽光、幾重にも寄せてくる波の形作るうねり…日本海のダイナミックな荒々しさにも、目を奪われます。
沖合の白い波頭や、岸辺で砕ける波の透明感が、本当に素晴らしい!
海と山という、対照的な風景を同時に堪能するという、贅沢な利尻富士の眺望です。
沖合いでも白い波頭を見せる荒波で、絶えず動きを見せる日本海と、揺るぎなく聳えている利尻富士との、動と静との対照的な眺めが、この絶景をより魅力的なものにしているのでしょうね。
…ということで、ここでもまた、身を切るような冷たい強風による寒さを忘れて、美しい青の景色に、すっかり心奪われてしまいました。
ここでも、やはり、パノラマ撮影。
このように見渡してみると、この辺りの雄大な地形を、改めて実感します。
砂浜には、荒波に乗って流れ着いたのであろう、夥しい数の流木等が残されていました。
利尻富士が浮かぶ日本海の様子を、動画でも撮影してみました。
(風切り音が非常に大きいので、再生時は音量を絞ってください!)
強風によって、続々と寄せる波の様子が、分かると思います。
シッカリと腰を据えて踏ん張っていないと、この風に煽られてよろけてしまい、真っ直ぐじっと立っていられない程の、非常に強い風が遮られることなく、この日も吹き渡っていました;;
荒波の洗う海岸に、この日も独り佇んで、絶景に見入っています。
ようやく冬から春へと、季節が移ろい始めた5月初旬の道北は、まだまだ本格的な観光シーズンには早いのでしょう。
この日この地においても、この素晴らしい眺めを、ここに滞在している間中、独り占め状態でした!
透明な飛沫に砕ける波の美しさに、すっかり魅了されています。
緑と青とが複雑に入り混じり、不思議な色彩に染まった、うねる海原…実に独特の個性に溢れた、素敵な眺めですね。
利尻富士の頂きに掛かっている雲も、強風に流されているのか、その形を微妙に変えつつあるようです。
波の砕けた瞬間の、透明な飛沫の広がりは、何度見ても飽きのこない美しさを見せてくれました^^
それでも、躍動的で華やかなその一瞬を捉えるのは、至難の業ですね…;
ド素人には、これが限界(爆)
まぁ脳裏には、もっと豪快な波が砕ける一部始終を焼き付けることができたので、良しとしましたw
この強風で、利尻富士の頂上の雲が流れて、山頂までスッキリと披露される瞬間を待ち続けましたが、この雲だけは、どんな強風でも頑として、頂上に貼り付いているかのようです。
この後搭乗する、稚内発の飛行機の時間も、刻々と近付いていたので、この場でこれ以上粘るのを諦め、近くにあるビュースポットへと、河岸を変えることとしました。
<北を目指す旅-37>>
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