路線バスの終点がある樒原(しきみがはら)から、いよいよ約10km先の保津峡へ向けて、山中の散策をスタートします。
山中といっても山を登る訳ではなく、山間を縫うように走る車も通行可能な一本の舗装道路(とはいえすれ違いにも少々困難な狭い道)上を歩いていくだけなので、道に迷う危険もなく、山林の景色を楽しみながら進むことができました。
樒原から、まずは約5km離れた中間点ともいえる、柚子の里としても知られる水尾を目指します。
樒原~水尾~保津峡のルート
A:樒原(原バス停/スタート地点)
B:水尾(JA前)
C:保津峡(トロッコ保津峡駅)
D:保津峡(JR保津峡駅/ゴール地点)
リンク先を表示させた後、左にある「3D」とあるボタンをクリックしてみてください^^
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樒原の集落が尽きると、道路の両側の景色は一気に山間部の鬱蒼とした森林のそれへと変貌しました。
道路が深い渓谷の底を流れる川のように思える景色、道路の真上、絶壁の如く両側に立ち聳える木立を切り裂くかのように光を差し込ませる眩い空、明と暗とのコントラストが際立つ眺めです。
少し進んだ所に、斜面を登っていく道が分岐していました。
「愛宕神社参詣道」とあり、入口はワイヤーで封鎖されていました。
樒原の鳥居から始まる愛宕神社への参道の1つ「樒原口」と山の中で合流するものと思われます。
一直線に空を目指すかのように真っ直ぐ生える杉の木立。
斑状に道路上を照らす木漏れ日が、何の変哲もない山中の景色に精彩を与えています。
このあたりの杉林は、下枝や下生えをきちんと刈り払っていて、見事に手入れをされた美しさには、思わず見惚れてしまう程でした!
右奥方向からの「樒が原・越畑 八木・(国道9号線) 方面」が、私がこれまでに進んできた方向で、「水尾・ゆずの里 嵯峨嵐山 方面」が、これから進んでいく方向となります。
左側の「保津町・亀岡」方向への道は林道で、この林道が分岐した所でフェンスで封鎖されていました。
樒原を発って30分と少し、神明峠という小さな峠に到達しました。
先ほどの分岐は、ちょうどこの神明峠上にあたり、封鎖されていた林道は神明峠で舗装道路と合流していることになります。
小さな峠で、道路正面に見えているガードレールのあたりから、ヘアピンカーブを2つ程通りながらの下り坂となります。
この峠からの下り坂を下りきると、水尾です。
何ということはない、ありふれたような山の景色も、光線の按配や背景となる山や空の見え方1つで、「おやっ!?」と目を留めたくなる眺めになりますね^^
わずかに色付き始めた赤い木の葉も印象的なアクセントになっています。
下り坂の木立ち越しに、水尾の家並みが見えてきました。
道路はこの後、斜面に沿って谷を迂回しながら坂を下っていくので、水尾に着くにはあと10分位を要しました。
水尾にかなり近付いた所で、道の両側は再び手入れの行き届いた、美しい杉林となりました。
視界が開けると、柚子畑が道路脇から広がっていました!
「柚子の里」と謳うだけあって、想像していたより遥かにたくさんの柚子が植えられていました。
どの木もたわわに果実を実らせています。
樒原から歩き始めて約50分で、水尾(上記リンク地図中のB地点)に到着しました!
水尾からも愛宕神社への参道が通じていて、約3.5kmの距離を約90分の道程です。
その他、約1.5km程離れた山腹に清和天皇陵があり、片道約25分の行程です。
流石に体力的な事情に鑑みて、どちらへも行くことは控えました;
水尾でも、昔ながらの形をした屋根のある家を見ることができました。
樒原同様、静かな山村といった趣ですが、ここもやはり京都市内(右京区)です。
約1時間歩いたとはいえ、まだ時刻は10時40分頃、観光客が訪れるには少し早い時間のせいか、祝日の朝は通りに人影もほとんど見当たらず、晴れ渡った青空の下で今少しの静かな佇まいを見せていました。
水尾に何軒かある、柚子風呂と鳥鍋をふるまう1軒。
中々趣のある門構えをしています。
柚子風呂と鳥鍋はセットになっていて、事前予約制とのことです。
私が辿ってきたのとは逆方向(保津峡・京都方面)の水尾への入り口に当たる所に掲げられていた、訪問を歓迎する看板。
私としては、これから水尾を発って保津峡へと向かう形となるので、この看板は水尾を去る時の最後に見ることになりました(^^;
水尾はどこへも立ち寄らなければ、歩いてでも5分あれば通り抜けられてしまう位の小さな集落です。
保津峡方面から見た水尾への入り口附近の景色です。
まだまだ暑さすら感じる陽気の中、木々の中には色の変わり始めたものも見受けられて、季節は着実に進んでいることを実感しました。
小休止を兼ねて、水尾には50分程滞在していました。
これからゴールの保津峡へ向けて、再び山の中へと入っていきます。
山中といっても山を登る訳ではなく、山間を縫うように走る車も通行可能な一本の舗装道路(とはいえすれ違いにも少々困難な狭い道)上を歩いていくだけなので、道に迷う危険もなく、山林の景色を楽しみながら進むことができました。
樒原から、まずは約5km離れた中間点ともいえる、柚子の里としても知られる水尾を目指します。
樒原~水尾~保津峡のルート
A:樒原(原バス停/スタート地点)
B:水尾(JA前)
C:保津峡(トロッコ保津峡駅)
D:保津峡(JR保津峡駅/ゴール地点)
リンク先を表示させた後、左にある「3D」とあるボタンをクリックしてみてください^^
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樒原の集落が尽きると、道路の両側の景色は一気に山間部の鬱蒼とした森林のそれへと変貌しました。
道路が深い渓谷の底を流れる川のように思える景色、道路の真上、絶壁の如く両側に立ち聳える木立を切り裂くかのように光を差し込ませる眩い空、明と暗とのコントラストが際立つ眺めです。
少し進んだ所に、斜面を登っていく道が分岐していました。
「愛宕神社参詣道」とあり、入口はワイヤーで封鎖されていました。
樒原の鳥居から始まる愛宕神社への参道の1つ「樒原口」と山の中で合流するものと思われます。
一直線に空を目指すかのように真っ直ぐ生える杉の木立。
斑状に道路上を照らす木漏れ日が、何の変哲もない山中の景色に精彩を与えています。
このあたりの杉林は、下枝や下生えをきちんと刈り払っていて、見事に手入れをされた美しさには、思わず見惚れてしまう程でした!
右奥方向からの「樒が原・越畑 八木・(国道9号線) 方面」が、私がこれまでに進んできた方向で、「水尾・ゆずの里 嵯峨嵐山 方面」が、これから進んでいく方向となります。
左側の「保津町・亀岡」方向への道は林道で、この林道が分岐した所でフェンスで封鎖されていました。
樒原を発って30分と少し、神明峠という小さな峠に到達しました。
先ほどの分岐は、ちょうどこの神明峠上にあたり、封鎖されていた林道は神明峠で舗装道路と合流していることになります。
小さな峠で、道路正面に見えているガードレールのあたりから、ヘアピンカーブを2つ程通りながらの下り坂となります。
この峠からの下り坂を下りきると、水尾です。
何ということはない、ありふれたような山の景色も、光線の按配や背景となる山や空の見え方1つで、「おやっ!?」と目を留めたくなる眺めになりますね^^
わずかに色付き始めた赤い木の葉も印象的なアクセントになっています。
下り坂の木立ち越しに、水尾の家並みが見えてきました。
道路はこの後、斜面に沿って谷を迂回しながら坂を下っていくので、水尾に着くにはあと10分位を要しました。
水尾にかなり近付いた所で、道の両側は再び手入れの行き届いた、美しい杉林となりました。
視界が開けると、柚子畑が道路脇から広がっていました!
「柚子の里」と謳うだけあって、想像していたより遥かにたくさんの柚子が植えられていました。
どの木もたわわに果実を実らせています。
樒原から歩き始めて約50分で、水尾(上記リンク地図中のB地点)に到着しました!
水尾からも愛宕神社への参道が通じていて、約3.5kmの距離を約90分の道程です。
その他、約1.5km程離れた山腹に清和天皇陵があり、片道約25分の行程です。
流石に体力的な事情に鑑みて、どちらへも行くことは控えました;
水尾でも、昔ながらの形をした屋根のある家を見ることができました。
樒原同様、静かな山村といった趣ですが、ここもやはり京都市内(右京区)です。
約1時間歩いたとはいえ、まだ時刻は10時40分頃、観光客が訪れるには少し早い時間のせいか、祝日の朝は通りに人影もほとんど見当たらず、晴れ渡った青空の下で今少しの静かな佇まいを見せていました。
水尾に何軒かある、柚子風呂と鳥鍋をふるまう1軒。
中々趣のある門構えをしています。
柚子風呂と鳥鍋はセットになっていて、事前予約制とのことです。
私が辿ってきたのとは逆方向(保津峡・京都方面)の水尾への入り口に当たる所に掲げられていた、訪問を歓迎する看板。
私としては、これから水尾を発って保津峡へと向かう形となるので、この看板は水尾を去る時の最後に見ることになりました(^^;
水尾はどこへも立ち寄らなければ、歩いてでも5分あれば通り抜けられてしまう位の小さな集落です。
保津峡方面から見た水尾への入り口附近の景色です。
まだまだ暑さすら感じる陽気の中、木々の中には色の変わり始めたものも見受けられて、季節は着実に進んでいることを実感しました。
小休止を兼ねて、水尾には50分程滞在していました。
これからゴールの保津峡へ向けて、再び山の中へと入っていきます。
水尾のコカコーラの自動販売機をみてヨーロッパには道端に自動販売機が置かれていないのは外観を損なうという以上に販売機を壊してお金を盗まれる可能性が大きいからではないかと思います。その点日本はまだ安全な国なのですね。
柚子の木にはとても大きな棘があって、収穫には些か手間のようです。
手入れの行き届いた杉林は、真っ直ぐに伸びる杉の木はもちろん、綺麗に刈られた下生えの様子まで、全てが見とれてしまう程に美しかったですよ^^
以前外国人が自販機荒らしで逮捕され、「お金の詰まっている箱を無防備に置くなんて、日本は宝の山だらけ」という旨の供述をした、というニュースを見たのを思い出します。
基本的に日本人はお人好しな所があり、対外的にはそれが仇になることも往々ですが、人として美点に思えるこの気質は、同時に強かさも身に着けながら、これからも持ち続けていきたいものですね。