御幸ヶ原を出発して、筑波山頂で男体山と対をなす、女体山の山頂を目指します。
<<関東きままTRIP-02>
短い距離とはいえ、かなりの急勾配であった、男体山への登山道とは異なり、比較的緩い勾配の道程を、ノンビリと進みます。
変わった形の岩場を通り過ぎて、筑波山で最も標高の高い女体山頂へ到着しました。
<筑波山>
筑波山頂、男体山と女体山とに挟まれた鞍部となっている御幸ヶ原から、女体山頂を目指して出発します!
石段から始まっている女体山への登山道へ、足を踏み入れます。
登山道を覆うかのように茂る木々の茂みに隠されて、女体山頂は見えません。
のっけから急な上り坂となった男体山への登山道とは打って変わって、女体山への登山道は、緩やかに高度を稼ぎます。
道中こうして、撮影するゆとりを持たせてくれる、女体山への登山道…登山道までも、男体山へのそれとは、趣きを異とするものですね。
振り返ると、先程登った男体山の頂に建つ、筑波山神社男体山御本殿の屋根や、筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所の建物とを、望むことができました。
緩やかな上り坂の登山道を10分程ノンビリと進んでゆくと、登山道を挟んで1軒のお茶屋さんと対面している、「せきれい石」と呼ばれる巨岩が姿を現しました。
石の傍らにあった標識の記述によれば、「せきれい石」の名の由来は、この石の上に鶺鴒(セキレイ)がとまり、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)に夫婦の道を説いたという言い伝えによるものとのこと。
そうした言い伝えがあるからか?、縁結びのパワースポットとなっている、「せきれい石」です。
更に数分進むと、道端には別の大岩が。
こちらは、「ガマ石」と呼ばれています。
その名のとおり、口を開けたガマガエルの頭部のような容貌をしている石ですね。
この石の傍らにも立っていた標識に記されているところによると、この石は江戸時代には「雄竜石(おたついし)」と呼ばれていて、その竜の尾は霞ヶ浦へまで達しているそうです!
先程の「せきれい石」は縁結びパワースポットとのことでしたが、この「ガマ石」は金運と出世のパワースポットであるとか。
石を放って、この大きくあいた口のようなところへ載せることができれば、お金持ちになれるとかw
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
筑波山といえば、名物「ガマの油」でも、よく知られていますね。
江戸時代には、香具師(やし)の口上と共に露店で売られていた、「ガマの油」。
筑波山麓で獲れた「四六の蝦蟇(しろくのがま)」を四面鏡の箱に入れると、鏡に映った己の醜貌に驚いて流す脂汗をすき取り、21日間煮詰めて作られた…という、ガマの油売りの口上を考案したとされる、新治村永井の兵助(ひょうすけ)という極道者が、この「ガマ石」の上でその口上を考えた、と伝えられています。
今日でも、筑波山土産として売り出している、陣中膏、陣中油といった商品に、「ガマの油」の名称が使われています。
女体山頂のすぐ近くまで登山道を進んでいくと、眼下に広がる眺望を楽しむこともできるようになります。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
筑波山の北側に広がるパノラマを、眺めています。
筑波山北側の眺望は、連なる山々とその裾野から続く平野との取り合わせが素敵な眺めです。
この「天の浮橋(あめのうきはし)」を渡ったすぐ先が、女体山の山頂となります。
「天の浮橋」のすぐ隣には、男体山と同様に、筑波山神社の御本殿が建っています。
伊弉冉尊をお祀りする女体山の御本殿は、男体山の方向へ向けて、建てられているとのことです。
標高877mの筑波山最高所である、女体山頂へ到着!
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
筑波山で最も高い地点ということで、このような石碑も建っています。
筑波山は、日本百名山の1つ。
百名山の中では、最も標高の低い山とのことです。
石碑のすぐ脇の岩場には、一等三角点の標石があります。
山頂の狭い岩場は、多くの登山者で混み合っている状態で、この標石もその雑踏に紛れてしまいそうな中、頑張ってその存在をアピールしているかのようでした^^
筑波山頂の東側の峰である女体山の山頂からは、東に開けた絶景を見渡すことができます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
女体山頂直下から、手前の尾根上に見えるつつじヶ丘駅まで、筑波山ロープウェイが結んでいます。
ちょうど白いゴンドラが、つつじヶ丘へ向けて、静かに下っていきました。
女体山からつつじヶ丘を経て、更に平野部へと至る尾根の稜線が美しく延びている様子が、手に取るように分かりますね。
稜線越しに、霞ヶ浦の二股に分かれた湖面を、遠望することもできました。
右側の湖岸には土浦の市街地、左側の湖岸には土浦の北隣の街である石岡の市街地が、それぞれ広がっています。
雄大なパノラマを一望することのできる女体山ですが、岩場となっている足場は狭く、眺めが良いということは、即ち切り立った地形…ということで、画像手前の岩の向こうは、断崖となっています;;
山頂ということで、柵等といった転落防止のための設備も、当然のことながら、ありません!
正直、ドキドキしながら眼下の風景を眺め、撮影していました(^^;)
今しばらく、スリリングな環境の女体山頂で、素晴らしい眺望を堪能します。
<関東きままTRIP-04>>
<<関東きままTRIP-02>
短い距離とはいえ、かなりの急勾配であった、男体山への登山道とは異なり、比較的緩い勾配の道程を、ノンビリと進みます。
変わった形の岩場を通り過ぎて、筑波山で最も標高の高い女体山頂へ到着しました。
<筑波山>
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筑波山頂、男体山と女体山とに挟まれた鞍部となっている御幸ヶ原から、女体山頂を目指して出発します!
石段から始まっている女体山への登山道へ、足を踏み入れます。
登山道を覆うかのように茂る木々の茂みに隠されて、女体山頂は見えません。
のっけから急な上り坂となった男体山への登山道とは打って変わって、女体山への登山道は、緩やかに高度を稼ぎます。
道中こうして、撮影するゆとりを持たせてくれる、女体山への登山道…登山道までも、男体山へのそれとは、趣きを異とするものですね。
振り返ると、先程登った男体山の頂に建つ、筑波山神社男体山御本殿の屋根や、筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所の建物とを、望むことができました。
緩やかな上り坂の登山道を10分程ノンビリと進んでゆくと、登山道を挟んで1軒のお茶屋さんと対面している、「せきれい石」と呼ばれる巨岩が姿を現しました。
石の傍らにあった標識の記述によれば、「せきれい石」の名の由来は、この石の上に鶺鴒(セキレイ)がとまり、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)に夫婦の道を説いたという言い伝えによるものとのこと。
そうした言い伝えがあるからか?、縁結びのパワースポットとなっている、「せきれい石」です。
更に数分進むと、道端には別の大岩が。
こちらは、「ガマ石」と呼ばれています。
その名のとおり、口を開けたガマガエルの頭部のような容貌をしている石ですね。
この石の傍らにも立っていた標識に記されているところによると、この石は江戸時代には「雄竜石(おたついし)」と呼ばれていて、その竜の尾は霞ヶ浦へまで達しているそうです!
先程の「せきれい石」は縁結びパワースポットとのことでしたが、この「ガマ石」は金運と出世のパワースポットであるとか。
石を放って、この大きくあいた口のようなところへ載せることができれば、お金持ちになれるとかw
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
筑波山といえば、名物「ガマの油」でも、よく知られていますね。
江戸時代には、香具師(やし)の口上と共に露店で売られていた、「ガマの油」。
筑波山麓で獲れた「四六の蝦蟇(しろくのがま)」を四面鏡の箱に入れると、鏡に映った己の醜貌に驚いて流す脂汗をすき取り、21日間煮詰めて作られた…という、ガマの油売りの口上を考案したとされる、新治村永井の兵助(ひょうすけ)という極道者が、この「ガマ石」の上でその口上を考えた、と伝えられています。
今日でも、筑波山土産として売り出している、陣中膏、陣中油といった商品に、「ガマの油」の名称が使われています。
女体山頂のすぐ近くまで登山道を進んでいくと、眼下に広がる眺望を楽しむこともできるようになります。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
筑波山の北側に広がるパノラマを、眺めています。
筑波山北側の眺望は、連なる山々とその裾野から続く平野との取り合わせが素敵な眺めです。
この「天の浮橋(あめのうきはし)」を渡ったすぐ先が、女体山の山頂となります。
「天の浮橋」のすぐ隣には、男体山と同様に、筑波山神社の御本殿が建っています。
伊弉冉尊をお祀りする女体山の御本殿は、男体山の方向へ向けて、建てられているとのことです。
標高877mの筑波山最高所である、女体山頂へ到着!
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
筑波山で最も高い地点ということで、このような石碑も建っています。
筑波山は、日本百名山の1つ。
百名山の中では、最も標高の低い山とのことです。
石碑のすぐ脇の岩場には、一等三角点の標石があります。
山頂の狭い岩場は、多くの登山者で混み合っている状態で、この標石もその雑踏に紛れてしまいそうな中、頑張ってその存在をアピールしているかのようでした^^
筑波山頂の東側の峰である女体山の山頂からは、東に開けた絶景を見渡すことができます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
女体山頂直下から、手前の尾根上に見えるつつじヶ丘駅まで、筑波山ロープウェイが結んでいます。
ちょうど白いゴンドラが、つつじヶ丘へ向けて、静かに下っていきました。
女体山からつつじヶ丘を経て、更に平野部へと至る尾根の稜線が美しく延びている様子が、手に取るように分かりますね。
稜線越しに、霞ヶ浦の二股に分かれた湖面を、遠望することもできました。
右側の湖岸には土浦の市街地、左側の湖岸には土浦の北隣の街である石岡の市街地が、それぞれ広がっています。
雄大なパノラマを一望することのできる女体山ですが、岩場となっている足場は狭く、眺めが良いということは、即ち切り立った地形…ということで、画像手前の岩の向こうは、断崖となっています;;
山頂ということで、柵等といった転落防止のための設備も、当然のことながら、ありません!
正直、ドキドキしながら眼下の風景を眺め、撮影していました(^^;)
今しばらく、スリリングな環境の女体山頂で、素晴らしい眺望を堪能します。
<関東きままTRIP-04>>
せきれい石はもう手遅れですが、ガマ石は大いに興味あり(笑)
でも、先客が多すぎて私が投げる石はそのまま滑り落ちてしまうこと間違いなし。
つつじヶ丘から続く尾根が美しいですね。
尾根伝いにずっと歩いてみたくなります。
比較的登山もしやすい名山として、昔から親しまれ、崇められてきたのでしょうね。
心なしか、ガマ石の前で足を止める人の方が、笑いながらも本気度が高そうな目をしていたように感じられましたw
女体山からの眺めは、本当に尾根の美しさが、印象的でした!
視界の遮られない展望は、本当に爽快な気持ちにさせてくれますよね。