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「サフィール踊り子」と東伊豆・大川温泉満喫旅-02~ラグジュアリー特急「サフィール踊り子」グリーン個室の旅 ①

2022-07-17 21:27:04 | 関東/日本
特急「サフィール踊り子」の始発駅である、東京駅へとやって来ました。

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東京と首都圏各地とを結ぶ普通列車がひっきりなしに発着するホームに、放つオーラが明らかに異なる、精悍なルックスの電車がエレガントな雰囲気をふりまきながら、静かにすべり込んできました。

入線後は、「サフィール」の名称のとおり、美しいサファイヤブルーを纏う車両を撮影してから乗車。
ひとしきり車内の探索も済ませてから、予約したグリーン個室で出発を待ちます。

<サフィール踊り子>

 <サフィール踊り子1号 経路>
  東京-伊豆急下田 167.2km

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東京駅9番ホーム。
このホームから、ラグジュアリーなリゾート特急「サフィール踊り子1号」が11時ちょうどに、伊豆へ向け旅立ちます!

時刻は10時40分を回った頃。
程なく、憧れの特急が入線します♪



ホーム上の、各車両のドア位置に貼られていた、乗車目標。
乗車目標も、「サフィール踊り子」のロゴ入りの、専用のものです!

車両を目にする前から、非日常のスペシャルな感覚を、実感することができますね^^



10時44分頃でしょうか…北の上野方向から、精悍なルックスとフォルムをエレガントなサファイヤブルーの色彩で包んだ「サフィール踊り子1号」伊豆急下田行が、静かに入線してきました!!

明らかに、他の電車とはオーラが違う…この特急も、乗車すること自体を目的にして、車内での滞在を楽しむことができる特別な列車であることを感じさせられます。



スタイリッシュかつエレガントな印象の、フロントフェイス。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

ロボットアニメに出てくる、ロボットの面構えにも見えてくるルックスですねw
光沢のある側面も、美しいです。

東京駅の長いホームに、8両編成の姿を横たえる流麗な様子にもまた、魅了されてしまいます。
この9番ホーム上だけ、何か華やいだ雰囲気に溢れている感じでした。



予約したグリーン個室がある、3号車。
ドアや窓周りは、更に落ち着いた色合いのカラーとなっているのですね。

ドアの幅が結構あるのは、リゾート観光地である伊豆へ向かう列車であるからか、大きな荷物を持っていても乗車しやすいようにとの配慮なのでしょうね。

「サフィール踊り子」は、8両編成の全車両がグリーン車という、超豪華仕立ての列車です。
この3号車にももちろん、グリーン車のマークが施されています。



5号車のボディには、「サフィール踊り子」の大きなロゴがあしらわれていました!
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

「サフィール踊り子」のサファイヤブルーは、光沢のあるボディに映り込む様々な色によって、グラデーションのように微妙な色彩の美しい変化を見せてくれます。

愛称のローマ字にサファイヤをぶら下げた、「サフィール踊り子」のロゴは、小粋で優雅ですね!

「サフィール(Saphir)」とは、フランス語で「サファイヤ」の意味です。
伊豆へ赴く豪華な列車に、伊豆の青い海と空のイメージを重ね合わせての命名なのでしょうね。



車体側面の列車・行先案内表示も、2年前の2020年にデビューした新型車両であるだけに、フルカラーLEDを装備。
視認性も、抜群です!

この列車名や行先の表示を見ているだけでも、これから旅立つという気分を掻き立てられます♪
出発時刻の11時が刻々と迫ってきたので、そろそろ乗車することにします。



5号車の辺りまでホーム上を移動してきたので、5号車から乗車。

「サフィール踊り子」の8両編成中、東京寄りの半数の車両、5号車から8号車までの4両は、レギュラーのグリーン車となっています。
レギュラーといっても、ご覧のとおり、シートは横1列に2席+1席の3席と、ゆったりとした配置で、天窓もあり、明るい車内。
伊豆への道中、十分快適に寛げそうですね!

シートの部分の床にはカーペット、通路の部分や天井には木目調のインテリアがあしらわれ、照明もスポットライトと、リゾート地へ向かうラグジュアリー特急に相応しい内装です^^



伊豆急下田寄りの先頭車である1号車は、グリーン車を更にグレードアップした、プレミアムグリーンとなっています。

走行する沿線の海側にシートを寄せ、横一列に2席のみという、贅沢なシート配置とです!
個々のシートは独立していて、海側へ角度を変えることも可能。

更に、先頭車ということで、前面展望も存分に楽しめるという、「プレミアム」の名に恥じない仕様ですね。

5号車~8号車のレギュラー(他の列車であれば十分にプレミアムレベルですが)のグリーン車は、明るくカジュアルな雰囲気のインテリアでしたが、こちらのプレミアムグリーンの車内は、重厚感のある落ち着いた感じの雰囲気に満ちていました。



編成の中程の4号車は、1両丸ごとカフェテリアです。
アテンダントさん達が、慌ただしく準備をしていました。

このカフェテリアも、海の見える側は窓に向き合うカウンター席となっていて、山側にテーブル席が配されています。

感染症対策で、カウンター席は各席ごとに、テーブル席はテーブル中央に、それぞれ飛沫防止のパーティションが設けられています。

1号車のプレミアムグリーンと5号車~8号車のグリーン車の乗客が、このカフェテリアで食事を摂ることができます。
一方で、2号車と3号車の個室の乗客は、提供メニューは個室へのデリバリーとなっています。
今回、個室の予約なので、出発前に見学させていただきました。

カフェテリア利用は事前予約制で、スマートフォン専用サイトの「サフィールPay」で提供メニューを選んで申し込む必要があります(カフェテリア、個室デリバリー共に)。



4号車カフェテリアの隣、個室車両の3号車に移り、個室が並ぶ通路の様子。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

2号車と3号車の2両が、グリーン個室の車両となります。

通路は、白やベージュを基調とした、明るいトーンで纏められています。
通路は、自然光が射し込む天窓の真下を通っています。

電車の車内とは思えない雰囲気ですね。
また、寝台列車の個室を彷彿とさせてもくれます♪



3号車の化粧室。
温水線機能付きです!

客室とは異なり、トイレ内部には木目等の凝った意匠は施されていませんでした。
白基調の内部は、清潔感を優先させたのでしょうか。



男性小用もあります。

こちらも、シンプルな意匠です。



機能的な洗面台。

凝った客室のデザインと、シンプルな化粧室や洗面台とのギャップが、興味深いですね。
製造コスト面の事情も、ありそうに思えます。



通路から、個室の内部を観察。

個室には最大6名まで利用可能なタイプと、最大4名まで利用可能なタイプの2タイプがあり、どちらのタイプも1名から利用できます。
こちらは、前者のタイプの個室。
窓際に向かい合わせのソファが2席と、窓に向かい合う形で4席が配置されています。



こちらは、最大4名までの個室。
今回、終点の伊豆急下田までお世話になります^^
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

最大定員が少ない分、先程観察した個室よりもこじんまりとしていますが、テーブルはこちらの方が大きそうです。
こちらの個室は、2席がテーブルを挟んで向かい合わせとなっています。
ブラウンのソファとテーブルに、暖色系の照明…ゴージャスですね!

2号車と3号車には、6名個室と4名個室がそれぞれ2室ずつ配され、1両あたり4室×2両=計8室の個室があります。
この僅か8室を巡って、日本全国から予約が殺到する訳で…予約が困難であるのも、納得です。。。




個室内部は、応接室と書斎とを兼ね備えた、居心地の良い素敵な雰囲気♪
お洒落な飾り棚も、凝っています。

このソファの座り心地が、見た目以上に素晴らしくフカフカでした!!
着席時のホールド感も絶妙で、個人的には、このソファだけを目当てに個室を予約してもいいレベルに感じました。




もちろん個室各室にもそれぞれ天窓があり、自然光取り入れと開放感の演出に貢献しています。

先保こじんまりと書きましたが、それは6人個室と比較すればの話で、個室それ自体は十分にゆとりのあるスペースとなっています。
今回2名利用でしたので、とても贅沢に空間を占有できて、伊豆急下田までの道中すこぶる快適に過ごせました。



個室内の照明も、凝ったデザインのものが設えられていました。

コンセントとUSB端子が照明の土台部に備えられていて、この照明が個室内に2つあることから、最大定員4名分の電源は、2WAYで確保されている充実ぶりです!
「サフィール踊り子」への、JR東日本の気合の入れ具合が凄いです!!



個室の天井には、スポットライトによる照明。
この照明は、明るさやムード等が調節可能で、個室内を好みの雰囲気に演出することも可能です。

この日まで楽しみにしていた期待感を裏切らず、実際に列車に乗車後、益々ワクワク感とテンションがここまで上がったのは、実に久しぶりのことでした^^
他の個室でも、足を踏み入れて感嘆したのでしょう…歓声が上がるのを耳にしましたw



個室のドアも、木目調。
プライベートな空間を、シッカリと確保してくれます!

ドア上部には、列車名(サフィール踊り子1号)や停車駅などを案内するLED表示があります。

車内や個室内をあれこれ観察していると、あっという間に出発時刻の11時になろうとしています。
間もなく、ラグジュアリーな旅路のスタートです!

<「サフィール踊り子」と東伊豆・大川温泉満喫旅-03>>



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