時には、旅の日常

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2015 バスク・バルセロナ紀行-26~ポルトゥガレテ行

2016-07-08 21:25:23 | スペイン
 ビルバオの街中から電車に乗車して、ビルバオ近郊の街へと赴きます。

 <<2015 バスク・バルセロナ紀行-25>

 グッゲンハイムからビルバオのターミナル駅までは、トラムに乗車。
 前夜に散策した川沿いの遊歩道に沿って、前夜とは逆方向へと進みます。

 ドーム屋根が印象的なターミナル駅からは、近郊電車で。
 昼下がりの、のんびりとしたムードの中、目的地であるポルトゥガレテへと向かいました。


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 ビルバオ・グッゲンハイム美術館(バスク語:Guggenheim Bilbao Museoa スペイン語:Museo Guggenheim Bilbao)から、次の目的地へと出発です。

 美術館周辺は、広々とした緑地に整備されています。
 夜とは全く風情は異なるながら、美しい都市風景であることに、変わりはありません。



 緑地エリアの中に佇む、ビルバオ・トラム(バスク語:Bilboko tranbia スペイン語:Tranvía de Bilbao)のグッゲンハイム停留所(Guggenheim)。
 トラムの軌道敷も、緑化されていますね。

 この辺りにいると、「公園の中に街がある」ような錯覚を覚える程に、緑豊かな景観です。



 丸みを帯びたボディが目を引く、このトラムに乗車します。
 この辺りは、車道よりもトラムの軌道の方に、より多くのスペースを割いています。
 
 ビルバオ(バスク語:Bilbo スペイン語(公式名称):Bilbao)のトラムは、1系統の運行。
 旧市街(バスク語:Zazpikaleak スペイン語:Casco Viejo)から、ネルビオン川(バスク語:Nerbioi スペイン語:Río Nervión)沿いにグッゲンハイムを通り、ビルバオ都心部の周囲を取り巻くような形の経路となっています。
 全区間均一の運賃は、1.50ユーロでした(2015年11月現在)。



 トラムの車内は、結構混み合っていました。

 日本の電車のような吊り広告などはなく、すっきりとした車内でした。



 遠ざかってゆくグッゲンハイムを、トラム車内から眺めています。

 車道、自転車走行路、トラム、そして川沿いの遊歩道(トラムの反対側)…と、通行手段による分離が完璧になされているエリアを快走していきます♪



 前夜に散策した、ネルビオン川沿いの遊歩道とも並んで、逆方向へと進みます。
 遊歩道の広さが、トラム車内からの眺めでも、よく判りますね。

 トラムの窓はとてもワイドなサイズ。
 速過ぎず遅過ぎずの程良いスピードも、地形や街並みの変化に富んだビルバオの素敵な眺めを楽しむには、ピッタリな位にマッチしていました。



 ビルバオの鉄道ターミナルである、アバンド駅(アバンド・インダレシオ・プリエト駅/バスク語:Abandoko Indalecio Prieto geltokia スペイン語:Estación de Abando Indalecio Prieto)。
 鉄骨の骨組みも美しいドーム型の上屋がホームを覆う、ヨーロッパの駅らしい雰囲気を備えた、堂々たるターミナルです!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 トラム乗車は、ここまで。
 ビルバオと近郊の都市とを結んでいる、セルカニアス・ビルバオ(バスク語:Bilboko Aldiriak スペイン語:Cercanías Bilbao)というスペイン国鉄(RENFE)の近郊路線ネットワークの1路線である、C-1線に乗車します。



 セルカニアスの車内。
 昼下がりの時間帯、アバンド駅出発時の車内はガラガラ;

 途中の駅へ止まる毎に、車内は人が多くなっていきましたが、混雑といえるレベルには達せず。
 ノンビリとした、のどかな午後の雰囲気に浸りながら、電車に揺られていました。

 ビルバオの電車は、ヨーロッパでは野放し状態にも見える落書きも(少なくとも私が見た限りでは)なく、車内も綺麗で清潔^^
 ビルバオへの好感度が、ここでも上昇w



 ビルバオ・アバンド駅から約20分、目指すポルトゥガレテ(Portugalete)へ到着しました。

 アバンド駅からの運賃は、1.95ユーロ(2015年11月現在)でした。

 日本の都市近郊にもありそうな駅の佇まいですね。
 そうした雰囲気からか、あまり「外国」という感じがしないで、ホームに降り立つと、出掛け先から普通に「帰って来た」かのような思いに包まれてしまいましたw



 慌ただしく出発していく電車を、見送ります。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 この辺りは、ネルビオン川のほとんど河口に位置しているはずですが、それでも起伏に富んでいる地形を目の当たりにして、驚きました。



 シンプルな、駅名標。
 日本の駅名標に見られるような、隣の駅の表記はありません。

 「ポルトゥガレテ」という名称から、ポルトガルに縁があるのかなぁ…と、漠然と思ったのですが、上記のWikipediaのリンク先を見ると、そうではなさそうですね。



 電車が走り去り、静寂さを取り戻したポルトゥガレテ駅のホーム。
 行く手には、草生して味のあるトンネル坑口が、ポッカリと2つ口を開けています。

 駅出口は、反対のホーム側。
 階段を下りて、地下通路を歩き、反対側のホームの階段を上がります。



 ポルトゥガレテ駅をでると、すぐにネルビオン川へ突き当たります。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 河口を目前にして、ビルバオ市街とは比べものにならない位に川幅を広げたネルビオン川の景色が、目の前いっぱいに広がっていました!
 ちょうど海から内陸へ向けて吹き抜ける強風(風に向けての歩行が少々困難な位の強さ;)で、川面も海面のようなうねりやさざ波が立ち続けています。

 風と波に翻弄される小舟を横目に、対岸へと渡る有名な橋へと、歩を進めます。

 <2015 バスク・バルセロナ紀行-27>>



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2 コメント

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Unknown (kiki)
2016-07-11 20:25:34
高所恐怖症の人には絶対に渡れない【あの橋】に行かれたようですね^^
taろうさんがどんな感じで渡ったか気になるところです♪
レポート楽しみです☆

ビルバオのトラム、便利ですよね!
1系統で迷うことも無いし、歩き疲れた時には重宝しました。
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kikiさん。 (taろう)
2016-07-11 20:46:56
そうです!「そこ」が目的地です!!
高所恐怖症のくせに、高い所へ行きたがるという、救い難い好奇心に負けて、ワクワクとビクビクが半々の綯い交ぜ気分で、電車に乗っていましたw
この日は、台風並みの暴風が吹き荒れっ放しであったのが、気掛かりでした;
次の記事で、【あの橋】到着です^^
ビルバオのトラム、いい経路を押さえて、1系統でビルバオを網羅していますよね♪
トラムやメトロといった電車もまた、ビルバオはモダンなデザインでした。
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