「は」と「が」の使い方って外国人が一番悩むところだと思います。
「机があります」
「机はあります」
どこが違うの?って感じですよね。
文法の本を見てもいくつも説明が書いてあるし。
でも「は」と「が」もそれぞれのイメージを掴んでしまえば、理解するのはそれほど難しくありません。
まずは「は」。
これは単純です。
今から話したいこと、この文の主題を示します。
「わたしは」まで聞いたら日本人はみんな「今から私についての話が始まる!」と思います。
「今日は」=今日の話が始まる
「コロナは」=コロナについての話が始まる
では「が」です。
実はこれ、主題が始まる前の「状況説明」なんです。
「つくえがあります」
この文を聞いたら日本人は「この後に言いたい事が始まる」と感じます。
「いすはありません」とか「つくえの色は黒です」とか。
あくまで主題が始まる前の前提条件です。
私が小さい頃、この街はとても栄えていました。
私は小さい頃、結構可愛かったんですよ。
私についての話ではない場合、助詞は「が」、私についての話なら助詞は「は」です。
そしてとてもよく使うフレーズ。
「私がやります」
について説明しますね。
これも「が」なので状況説明なんです。
「私がやります」
=だから「あなたはやらなくてもいい」
本当に言いたいことは「あなたはやらなくてもいい」、この部分なんです。
今は「私がやる」という状況ですよ!と言っているわけです。
では次は「は」が二つある文について説明しましょう。
「は」は主題なので言いたいことが二つある場合は「は」も二つになります。
私はいちごが好きです
言いたいこと:私の嗜好について
私はいちごは好きです
言いたいこと①:私の嗜好について
言いたいこと②:いちごについて
いちごを「本題」として取り上げているので、選ばれなかった他の果物と比べることになります。つまり「対比」ですね。
私はいちごは好きです=他の果物は嫌いです
私は犬を飼っています。
私は犬は飼っています。
これも同じです。
言いたいこと①:私の生活について
言いたいこと②:犬について
犬も「本題」なので、選ばれなかった他の動物と比べることになります。
私は犬は飼っています=他の動物は飼っていません
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます