年齢や職業を問わず、がん保険は必要なのでは?
保険で「治療費を補う」というよりも、「保険で治療の選択の幅を広げる」という考え方です。
特に、フリーランスの場合は「保険で減収に備える」ことも考えなくてはなりませんね。
加えて、定年後に日本語教師をご検討の方は、まさに「がん適齢期」ですから。
医療保険と傷害保険は、どのような違いがあるのでしょうか?
医療保険は「入院」したときに保険金がもらえますが、「入院」の理由は「治療が目的」なら、それでOKです。
傷害保険は「ケガ」をしたときに保険金をもらえます。ですので、病気では保険金はでません。
大きな違いは外来でしょうね。
医療保険は「入院後」の外来に対して、保険金がもらえるものもあります(=外来の保険金が無い医療保険もあります)。
傷害保険は「外来」のみでも、保険金がもらえるものが多いようです。
フリーランスの日本語教師には労災が無い場合があります。業務委託契約の場合がそうです。
つまり労災も、自身で賄わなければならない。
医療保険の是非は分かれるところですが、傷害保険は付加価値が高いと思います。
多くのファイナンシャルプランナー(FP)が「医療保険はコスパに見合わない」と言っています。確かに、医療保険はコスパに見合いません。しかし、一たび入院すれば、一度に多額の支払いは出るし、
特にフリーランス場合、収入も途絶えます。そんな時に、額の多少はともかく家計の外から入ってくるお金があれば、少しは嬉しいもの。・・・フリーランスにとっての医療保険の目的は、これかも知れません。
医療保険の代わりに「貯金を」というFPも多いです。確かに貯金なら、使い道を問わず、いつでも取り崩すことができます。
私も医療保険に入り、保険料を払い続けていますが‥‥貯金の方が良かったかと思うこともあります。
ニッセイ基礎研究所のレポートによると「入院患者の7割が14日以内に退院」らしいです。
ちなみに「4日以内に退院」しているのは入院患者の37%です。
つまり。「日数に比例して保険金をもらえる」タイプの医療保険の場合、十分な保険金を受け取れない可能性があります。
医療保険は「一時金タイプ」が望ましいという結論になりそうです。
問題は毎月の掛金、つまり保険料です。
医療保険の保険料は「必要経費」にはなりません。
保険料の一部がせいぜい「生命保険料控除」になる程度です。
ですので、なるべく保険料は抑えたいところです。