niiaの中庭。その隠れ家。

「今日は中庭でなにが起こるか。」

無理に"好き"を辞める必要がなかった理由。

2024-10-24 21:34:46 | 日記
(※少し悲しいエピソードを含む内容が後半に並びます。
苦手な方は本記事を閉じ、他の記事をお楽しみ頂けると幸いです。
ご訪問有難う御座います)

冒頭の戒が叩くスネアロールが堪らなく良い。何処かのドラムスタジオにて密かに練習していきたい。

the GazettEのアルバム「MASS」にて、一発惚れした曲「HOLD」。

全世界のスネアフェチには堪らない1シーンではなかろうか。
勘違いであったら申し訳ない。全世界のみなさん。

先週のことだ。
某楽器店にて、電子ドラムをやってみた。
実に十数年ぶりだ。
電子ドラムは実は初めてである。

意外と力が落ちていた事に、瞬時に気がついた。
目の前の親子が練習してる手前、
そのままで場を立ち去ることは何故か抵抗があった。

格好をつけたいがために、とりあえず当時好きだったスネアロールだけをしてその場を後にした。

なんて小さき大人なんだ。

恐ろしく、現在の私は吹奏楽部時代の自身より演奏出来ず、帰り道の電車内では力が抜け
ていた。


ドラムをマトモに演奏するのは、高校1年のドラム演奏時以来。技術が落ちてからは、中学時代の基礎練から始める運びである。


当時はhideさんの曲を、わりと高めのヒールで1曲のみ演奏出来るくらいであった。

正直ドヤ顔が出来るほどではない事だけは伝えておく。

せっかく吹奏楽強豪高の同中学OBから教えてもらった技法。また取り戻せたらと思う。
なかなかない機会だったと未だに思う。

2バスを出来ないまま卒業した高校時代。
数十年の時を超え、ドラム歴すら隠し、そして現在。

再びV系バンドが大好きになり、上手いドラマーさんの動画を見てるうち、また再燃したものである。

なぜ、V系ファン(バンギャ)を一時的に退いてしまったのか。

それは高校3年の秋に遡る。
大本命であるRaphaelの華月の突然の悲しい知らせだった。

文章と歌詞が大好きだった。

今だから話せるのだが、半分ガチ恋だったのは許して頂きたい。

痛いであろう未成年だったのは、百も承知である。いま現在、淡い過去の思い出として胸に大切にしまってある。

当時あまりのショックで、その知らせのあった翌日リリースの「秋風の狂詩曲」を知ったのは、一昨年のこと。

つまりは10ウン年以上Raphaelが聴けなかった。

高3の秋。
とある日のPCの授業中だった。

同じ部活であり、Raphaelほぼ全通ギャだった、隣の席の女の子Kちゃんの肩を叩く。
ヤフーニュースの文字を指差すと、
「…うそ」と彼女も同時に言葉を失っていた。

当時はSNSも無かった時代。
情報の渡り方の速度は現代と違っており、知るタイミングがテレビか新聞の一面、朝のニュースなどとそれぞれだった。



それからは、V系バンドが出ても目を逸らす数年が続いた。バンドをやっていた事もひた隠しにして生き、そのまま日常を過ごした。

何処かにV系バンドが好きな自分が居ても、目を逸らしている事に気がつく。
「好きな音楽が一つ欠けた」という幻覚だ。




今の好きなthe GazettEがガゼット表記の異端時代に、高田馬場AREAでのライブで貴重な「別れ道」を演奏していたあの時代。
それらを逃していたのだった。

彼らを知ったのは、仕事の時だった。
「人気バンドはどれ」で、「一体誰が人気なのか」というもので、中でも特に、REITAさんが目に入った。

「可愛い顔だな」
「目線の独特の外し方とか、多くのいいところ持ってってるな。ちょっとズルいな」
「れいたって名前可愛いな」

そう思った。

いつも脳裏を掠める、彼の醸し出す「謎のキャラクター性」がそこにはあった。
彼が当時から、ほぼ1番の人気を誇っていた。




暫くして数年前にthe GazettE「Regret」に出会い、「ガゼットの曲ってかっこいい」から始まった。

大好きな安室奈美恵が引退した直後に、彼らの曲に出会った。
彼女が芸能界を後にしたことで、曲が消えるわけではない。


Raphaelの「小夜曲」で、
"ステージを降りたら忘れ去られる悲しみ"を華月が歌詞に綴っているが、ファンは好きな作品自体はいつまでも忘れてないものである。

対極に描かれるのは"永遠に消えない過去"を歌う「不滅花」の歌詞である。


話は戻り、the GazettEは、
動画を芋蔓式に検索し、沢山見て今に至る。

ちょうどRaphaelの動画も見ることが出来るメンタルにはなっていた。

しかし突然4月にREITAの悲しい知らせが届いた。
前との変化だが、好きなバンドは追いかけていたいし、聴き続けていたいという純粋な結論に至った。

あまりこの状況で、自身の心の変化を追うのも妙な話だと思うが「なんだか変わったな」謎の心境が今も続いている。

9月の豊洲行って「メンタルが続けば」と思ったが、それもまた彼らの曲は純粋に聴き続けたいという結論になった。

9月に行った現地の人たちも想いはそれぞれである。

会場で開演前まで隣に居合わせた女の子との話。
曲の話など印象的だったので、行って良かったなと思う。隣があの子で良かったな。

もう無理に好きなものを辞める必要も、逃げる必要もない。
悲しかったらとことん向き合えばいいじゃない。

「悲しいだけで終わらせちゃダメよ」
RaphaelのYUKIのMCね。


という事でチョコレートつまみます。



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