リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

機器観測の危機管理

2010-04-09 00:02:41 | アユの流し目/雑記帳
海洋観測船で排気流入、温室ガスデータ台無し(読売新聞) - goo ニュース

 機器観測では、データはどんどんはき出されてくる。
ただ、それがどういう状況なのか、現場で確認を怠るとこんなことになるという事例だ。

 しかし、1回目はともかく、2回目も気がつかなかったというのはかなりおかしいのではないのか?1回目の分析値を評価していなかったということでもある。
 この機材は新しいモノだという。ねじがゆるんだ位でサンプル水が混じるというのは、そもそも設計にも問題があると考える。

 とかなんとか言っているが、昨年似たような失敗をした。測定器を任せて観測していたらおかしな値をとってしまった。
 現場で自分で確認しておけば、と、再び現地に行って反省したのだった。
 これは自腹負担で、悲しかったけど、やい 気象庁。
 燃料代が2500万なんていうせこい発表はすな。
 人件費含めたら、億単位の損失だろう。昨年行ったアメダス廃止でのコスト削減なんか、完全に飛んでしまった。

 ☆テキスト版
海洋観測船で排気流入、温室ガスデータ台無し
読売新聞2010年4月8日(木)23:33

 気象庁は8日、海洋気象観測船「凌風丸」に搭載された二酸化炭素(CO2)濃度測定機器に不具合があったと発表した。

 昨秋以降の2回の航海で、CO2濃度を正しく測定できなかったという。

 同庁によると、同船は東経137度のラインを南北に赤道近くまで進み、大気、海水内のCO2濃度を計測している。不具合は今年1~2月の航海で発覚。海水の濃度は観測海域平均で通常340ppmほどなのに、この航海では各地で40ppm高い異常な数値を示していた。

 このため同庁が測定機器を点検したところ、機器につながる管の継ぎ目3か所でボルトが緩み、船のエンジンなどが排出するCO2が流れ込んでいたことがわかった。測定機器は昨年9月に導入されたばかりだった、納入時の点検で異常はなかったという。

 機器の“処女航海”となった昨年9~11月の観測でも、やや高いCO2濃度が計測されていたが、同庁では「秋はCO2濃度が大きく出る時がある」として点検を行わなかった。欠陥が判明したことにより、この2回にわたる観測記録を統計から削除する。

 観測は1984年に開始。海洋上の温室効果ガスの濃度変化は、地球温暖化の傾向を調べる上で重要指標とされており、ある同庁幹部は「長年の観測が台無しになった」と嘆く。また、この2回の航海には燃料費だけで約2500万円が費やされたという。同庁海洋気象課は「今後は点検を徹底させたい」としている。
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2 コメント

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基本に忠実に (けら)
2010-04-13 11:23:48
労を惜しんだり
金を惜しむと
全てを惜しむ結果と成り得るのが現場作業
ん~、マンダム
返信する
自腹 (ニイムラ)
2010-04-13 14:13:04
公務員も自腹で弁済せい
返信する

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