岐阜新聞 WEBより
yomiuri online より
ちなみに協議会の会長はこの方です。
☆テキスト版
木曽川のイタセンパラ、密漁防止へパトロール
2010年04月14日09:30
写真:木曽川のイタセンパラ、密漁防止へパトロール
ワンドを視察する木曽川イタセンパラ保護協議会のメンバー=羽島市の木曽川河川敷
国の天然記念物で絶滅が危惧(きぐ)される淡水魚「イタセンパラ」を守るため、国や岐阜、愛知の両県、羽島市などで構成する「木曽川イタセンパラ保護協議会」は13日、羽島市と愛知県一宮市の木曽川両岸で合同パトロールを実施し、生息域の環境を視察しながら密漁防止に監視の目を光らせた。
イタセンパラは、環境省レッドリスト絶滅危惧IA類、県レッドリスト絶滅危惧I類に指定。日本固有種で、琵琶湖淀川水系、富山平野、濃尾平野の木曽川水系に分布している。ワンドとよばれる流れの緩やかな場所にすみ、二枚貝に産卵するのが特徴だが、近年、密漁や生息環境の悪化、外来魚の影響などで個体数が激減している。
同協議会は、密漁対策や外来種駆除、環境教育活動などを推進するため、3月に発足。初の活動となったこの日は、環境省や国土交通省、県、県警、羽島市などから約50人が参加し、ワンドの状況を確認したり、河川敷利用者にチラシを配り、密漁者を見つけたら警察に通報するよう呼び掛けた。
県世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ=各務原市=の学芸員池谷幸樹さん(39)は「ワンドに樹木が生い茂り、形状も昔と変わってしまっている。木曽川の生態系に、市民がもっと関心を持ってもらえるよう活動を進めたい」と話している。
☆テキスト版
イタセンパラを「公開保護」
国や自治体、初の合同監視 地元住民に協力求める
国の天然記念物で絶滅危惧種の淡水魚「イタセンパラ」を密漁から守るため、国や愛知、岐阜県などは13日、両県境の木曽川で初の合同パトロールを実施した。木曽川水系のイタセンパラはこれまで、密漁者に知られないように生息場所を明らかにしていなかったが、地元住民にも協力を求める「公開保護」に切り替えた。
合同パトロールは、愛知県警が今年1月に摘発した大量密漁事件を機に、環境省や国土交通省、県警、地元自治体と専門家などでつくったイタセンパラ保護協議会が実施した。
約40人が2班に分かれ、2008年度に生息が確認された愛知県一宮市と対岸の岐阜県羽島市の川沿いに歩いて見回り、散歩やジョギング中の住民にチラシを手渡してイタセンパラの保護や密漁者を見かけた際の通報を呼びかけた。同協議会会長の森誠一・岐阜経済大教授(動物生態学)は「イタセンパラは環境の悪化、外来魚による捕食、密漁のトリプルパンチを受けている。地元の人が関心を持てば密漁者へのプレッシャーにもなる」と話した。
また、国交省中部地方整備局の笹森伸博河川保全管理官は、木曽川水系での絶滅に備え、岐阜県各務原市の水族館「アクア・トトぎふ」で人工増殖、保護する方針を明らかにした。
(2010年4月14日 読売新聞)
yomiuri online より
ちなみに協議会の会長はこの方です。
☆テキスト版
木曽川のイタセンパラ、密漁防止へパトロール
2010年04月14日09:30
写真:木曽川のイタセンパラ、密漁防止へパトロール
ワンドを視察する木曽川イタセンパラ保護協議会のメンバー=羽島市の木曽川河川敷
国の天然記念物で絶滅が危惧(きぐ)される淡水魚「イタセンパラ」を守るため、国や岐阜、愛知の両県、羽島市などで構成する「木曽川イタセンパラ保護協議会」は13日、羽島市と愛知県一宮市の木曽川両岸で合同パトロールを実施し、生息域の環境を視察しながら密漁防止に監視の目を光らせた。
イタセンパラは、環境省レッドリスト絶滅危惧IA類、県レッドリスト絶滅危惧I類に指定。日本固有種で、琵琶湖淀川水系、富山平野、濃尾平野の木曽川水系に分布している。ワンドとよばれる流れの緩やかな場所にすみ、二枚貝に産卵するのが特徴だが、近年、密漁や生息環境の悪化、外来魚の影響などで個体数が激減している。
同協議会は、密漁対策や外来種駆除、環境教育活動などを推進するため、3月に発足。初の活動となったこの日は、環境省や国土交通省、県、県警、羽島市などから約50人が参加し、ワンドの状況を確認したり、河川敷利用者にチラシを配り、密漁者を見つけたら警察に通報するよう呼び掛けた。
県世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ=各務原市=の学芸員池谷幸樹さん(39)は「ワンドに樹木が生い茂り、形状も昔と変わってしまっている。木曽川の生態系に、市民がもっと関心を持ってもらえるよう活動を進めたい」と話している。
☆テキスト版
イタセンパラを「公開保護」
国や自治体、初の合同監視 地元住民に協力求める
国の天然記念物で絶滅危惧種の淡水魚「イタセンパラ」を密漁から守るため、国や愛知、岐阜県などは13日、両県境の木曽川で初の合同パトロールを実施した。木曽川水系のイタセンパラはこれまで、密漁者に知られないように生息場所を明らかにしていなかったが、地元住民にも協力を求める「公開保護」に切り替えた。
合同パトロールは、愛知県警が今年1月に摘発した大量密漁事件を機に、環境省や国土交通省、県警、地元自治体と専門家などでつくったイタセンパラ保護協議会が実施した。
約40人が2班に分かれ、2008年度に生息が確認された愛知県一宮市と対岸の岐阜県羽島市の川沿いに歩いて見回り、散歩やジョギング中の住民にチラシを手渡してイタセンパラの保護や密漁者を見かけた際の通報を呼びかけた。同協議会会長の森誠一・岐阜経済大教授(動物生態学)は「イタセンパラは環境の悪化、外来魚による捕食、密漁のトリプルパンチを受けている。地元の人が関心を持てば密漁者へのプレッシャーにもなる」と話した。
また、国交省中部地方整備局の笹森伸博河川保全管理官は、木曽川水系での絶滅に備え、岐阜県各務原市の水族館「アクア・トトぎふ」で人工増殖、保護する方針を明らかにした。
(2010年4月14日 読売新聞)
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