試みとしては、評価できると思う。
産卵期に水位が下がるという現在の状況はコイフナの産卵にとって望ましいことではないからだ。
ただ、水音を感知するというモニタリングの方法が何故出てきたのかということがボクには疑問なのだ。
琵琶湖に限らず、国交省などの水質、水位、降水量のモニタリングシステムはかなり整備されている。(水位変化にしたところで携帯電話でいつでも知ることができる。)産卵時の状況についても琵琶湖はよく調べられている場所であると思う。その情報とモニタリングシステムを使えば、産卵に必要な水位条件というのはある程度設定できるのではないかと思う。
水中マイクを使って水音をモニタリングする。こんなキッチュな方法をする前にすることはたくさんあるのではないかと思うのだが、生物に疎い技術屋の集団は往々にして、新技術だの、自動解析だのという文言には弱いものだ。
その昔、長良川河口堰の魚道を通過するアユの自動計測について、CCDを使ったシステムについて旧建設省・水資源水資源開発公団が大々的に宣伝し、研究していたようだが、その後ぴたりとその話は出てこなくなった。もちろん、そんな器械は設置されていない。
新しい方法このシステムも同じ運命をたどるのではないかと思っている。
でもこのシステムが動き出したら面白いね。マイクの設置場所を特定して、”バシャ バシャ”しにいこうかな。
京都新聞 電子版 2007年5月13日
模式図
☆テキスト版
フナ・コイの産卵、音で把握
国交省、琵琶湖の水位操作で配慮
写真
フナやコイが産卵の時に出す独特の水音を収録・分析することで、自動的に産卵数を把握する技術の開発を国土交通省琵琶湖河川事務所が進めている。同事務所は、卵のふ化に配慮した琵琶湖の水位操作を試行しており、産卵数を正確に知ることで、より魚にやさしい瀬田川洗堰の操作を目指す。
フナ、コイは湖岸の水草に体をこすりつけながら卵を産むため、ひれで水をたたく「パシャパシャ」という音が聞かれる。同事務所の計画では、この音を湖岸各地に設置したマイクで収録し、独自に開発するソフトを使ってコンピューターで解析、自動的に産卵の有無や数を把握するという。
フナなどは4-6月にかけて活発に産卵する。しかしこの時期は夏場の大雨に備えて急激に水位を低下させる時期と重なるため、卵や稚魚が干上がる問題が指摘されていた。そのため同事務所は、産卵を確認した場合、高い水位を1時的に維持するような操作を試験的に続けている。
現在は産卵シーズンに毎日、人が湖岸を見回ることで産卵数を確認している。水音を利用するシステムが確立されれば、より効率的に産卵状況を把握でき、洗堰の的確な操作に反映できるという。
同事務所はすでに昨年、高島市の湖岸で約220のサンプルを収録した。同事務所河川環境課は「水音の周波数を調べた結果、風や雨の音、周囲の雑音とは違う特徴が分かった。本年度はさらにサンプルを集め、自動的に雑音と識別できるソフトの開発を目指したい」と話している。
産卵期に水位が下がるという現在の状況はコイフナの産卵にとって望ましいことではないからだ。
ただ、水音を感知するというモニタリングの方法が何故出てきたのかということがボクには疑問なのだ。
琵琶湖に限らず、国交省などの水質、水位、降水量のモニタリングシステムはかなり整備されている。(水位変化にしたところで携帯電話でいつでも知ることができる。)産卵時の状況についても琵琶湖はよく調べられている場所であると思う。その情報とモニタリングシステムを使えば、産卵に必要な水位条件というのはある程度設定できるのではないかと思う。
水中マイクを使って水音をモニタリングする。こんなキッチュな方法をする前にすることはたくさんあるのではないかと思うのだが、生物に疎い技術屋の集団は往々にして、新技術だの、自動解析だのという文言には弱いものだ。
その昔、長良川河口堰の魚道を通過するアユの自動計測について、CCDを使ったシステムについて旧建設省・水資源水資源開発公団が大々的に宣伝し、研究していたようだが、その後ぴたりとその話は出てこなくなった。もちろん、そんな器械は設置されていない。
新しい方法このシステムも同じ運命をたどるのではないかと思っている。
でもこのシステムが動き出したら面白いね。マイクの設置場所を特定して、”バシャ バシャ”しにいこうかな。
京都新聞 電子版 2007年5月13日
模式図
☆テキスト版
フナ・コイの産卵、音で把握
国交省、琵琶湖の水位操作で配慮
写真
フナやコイが産卵の時に出す独特の水音を収録・分析することで、自動的に産卵数を把握する技術の開発を国土交通省琵琶湖河川事務所が進めている。同事務所は、卵のふ化に配慮した琵琶湖の水位操作を試行しており、産卵数を正確に知ることで、より魚にやさしい瀬田川洗堰の操作を目指す。
フナ、コイは湖岸の水草に体をこすりつけながら卵を産むため、ひれで水をたたく「パシャパシャ」という音が聞かれる。同事務所の計画では、この音を湖岸各地に設置したマイクで収録し、独自に開発するソフトを使ってコンピューターで解析、自動的に産卵の有無や数を把握するという。
フナなどは4-6月にかけて活発に産卵する。しかしこの時期は夏場の大雨に備えて急激に水位を低下させる時期と重なるため、卵や稚魚が干上がる問題が指摘されていた。そのため同事務所は、産卵を確認した場合、高い水位を1時的に維持するような操作を試験的に続けている。
現在は産卵シーズンに毎日、人が湖岸を見回ることで産卵数を確認している。水音を利用するシステムが確立されれば、より効率的に産卵状況を把握でき、洗堰の的確な操作に反映できるという。
同事務所はすでに昨年、高島市の湖岸で約220のサンプルを収録した。同事務所河川環境課は「水音の周波数を調べた結果、風や雨の音、周囲の雑音とは違う特徴が分かった。本年度はさらにサンプルを集め、自動的に雑音と識別できるソフトの開発を目指したい」と話している。
昨日午後からのことだ。パソコンからは可能!転載したサイトからは出来る。 まさか、意地悪してんじゃ無いよなぁ~おかげで空振りだった。