「第23回 アユの産卵を見る会」のおしらせ
記
日時: 2012年11月3日(土曜日 文化の日)
第1部 アユの産卵観察会:午後4時より午後5時まで
場所: 岐阜市 元浜町地先
長良橋下流400m左岸(金華山側)目印は「あゆをみる会」の青い旗です。
会場へは鵜飼乗船場から下流に向かい、美登里橋右横の道路を河原方向へ
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通路は通常は鍵が掛かっていますが、当日は午後3時から7時まで開放します。
参加費:無料
観察会は産卵場から水中カメラのLIVE映像を中継して川岸のスクリーン投影します。同時に、撮影地点から新村安雄(フォト・エコロジスト)がアユの生態、産卵等について解説をします。
アユの産卵は日没直前が見頃です。午後4時30分前後が観察をしやすい時間帯です。
当日は大雨で川が濁らない限りは小雨でも行います。天候が悪い場合には電話でお問い合わせ下さい。
連絡先: 当日のご連絡は 090-2686-0869 新村まで
過去記事 関連ブログはこちらからご覧ください。
第2部 アユを送る会 午後5時30分 ~ 朝まで
場所:産卵観察会 の近く
主催:山童(やまがき)
観察会終了後、河原でささやかな「持ち込みパーティ」を行います。
毎年行ってきた持ち込みパーティですが、今回から「アユを送る会」として産卵を終えた親魚(しんぎょ)にはお疲れ様ありがとう。ふ化して海に旅立つ仔魚(しぎょ)には長良川河口堰を超えて海へ、そして、また川に帰ってこいよ!
という二つの旅を慈しむ会として行うことにしました。
メインの主催者は 長良川の源流の街からくる山童の一団です。
(モクズガニがあるかもしれません?)
ニイムラ独白
私たちが長良川でアユの産卵を現地で観察する会「アユの産卵を見る会」を始めて今年で23年の歳月が流れました。アユは長良川のシンボルであり、岐阜県の産業(水産業・観光業)はその知名度に多くを依存してなりたっています。しかし、アユという生物の生活史(生まれてから死にたるまでの生活)については意外に知られてはいませんでした。
23年間の観察会を行ったことを通して、岐阜市在住の方に長良川のアユは岐阜市内の生まれなのだ。という説明と行ってきました。最大都市岐阜市の真ん中でアユが産卵して命を繋いでいる。すばらしいことだと思います。
しかし、現在も進行中の「木曽川導水路事業」、この計画で、もっとも影響を受けるのは産卵期のアユであり、長良川のアユの産卵場所の環境です。
徳山ダムから導水されるダム由来の濁水が堆積して、産卵場の環境が悪化すること。その結果、ふ化して海に下るアユ仔(し)魚の減少することが懸念されています。
もし、この事業が強行された場合、私たちが観察会を行っている場所(長良橋下流)は、放水口から最も近く、最も影響をうける場所にあるアユの産卵場であるからです。
「アユの産卵を見る会」は長良川河口堰建設前より長良川の変化を見守る「定点観測」を目的として23年間開催してまいりました。新村が2000年に予測した「長良川では大きなアユがいなくなる=産卵期初めの仔アユは海に行けない?」(参考資料)という現象を確認できるのも、私たちが22年にわたって「定点観測」としての観察会を行ってきたことの成果です。
大きなアユがいなくなる(=アユの産卵が遅くなった)という現象は年々進行しています。そして、いままで継続してきた毎年開催日を決めて行ってきた観察会(10月の第4週土曜日)という形式をとることは困難という事態が起こっています。
昨年は降雨のため2週間遅い開催となった観察会ですが、アユの生活史が変化してしまったことをふまえて、本年度からは 11月の第一土曜日に開催することにしました。
今年も、河原でお待ちしています。
「アユの産卵をみる会」代表世話人 新村安雄
http://blogs.yahoo.co.jp/yama_gaki/24089810.html
大量押しかけしたらすんません
23年のときの重さを感じました。
先日も言いましたが、継続は力なり!
今後も体の許す限り続けて下さい。
こう言った以上、1回は私も参加したいと思います。今年はちょっち、仕事で無理だけど。
続けていけるのは、ぼくだけの力?体力ではないので新しい力?を得て頑張ります。
山童メンバーの中には初参加も多かったのですが、皆さん色々な感想を持ったようです。
大変良い行事をありがとうございました。