リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

日本にトキがいた

2006-05-12 19:22:24 | あなたをわすれない
 種としては同じものだから、増えているトキの由来がどうの、それについて言っているわけではない。
日本には自由に空を飛んだトキがいた時代があった。

 そのトキは佐渡の南東部、小佐渡といわれる場所に最後まで棲んでいた。
そして、個体数が減少して1968年3月。雪の中ですべてのトキは捕獲され、ケージの中で最後の1羽は36年間生きた。

 2005年9月28日。ボクたちはその場所から日本海越しに遠く、新潟の山並みをみた。
 日本のトキの、その最後の一群も見たであろう、片尾野の棚田の実りの景色だった。


日本のトキの歴史から
 <2003年10月10日,最後の日本産のトキ,キン(メス)が死亡しました。死因は飼育ゲージのドアへ衝突による頭部挫傷でした。同日早朝,突然飛び立ちドアに衝突したそうです。
キンは1968年3月に新潟県佐渡島で捕獲されてから36年間,同島佐渡トキ保護センターで飼育されてきました。その間本州最後のトキ「ノリ」,中国から借り受けた「ホアホア」とペアリングが試みられましたが,繁殖が成功することはありませんでした。>



佐渡のトキ100羽に 中国から贈られて8年目 (朝日新聞) -
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☆テキスト版
 
佐渡のトキ100羽に 中国から贈られて8年目

2006年 5月12日 (金) 18:33

 新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで、国際保護鳥のトキが12日、100羽に達した。99年1月に中国から2羽が贈られてから8年目で、環境省は08年に試験放鳥を開始し、佐渡の山野へ返す計画だ。

 センターによると、昨年までの成鳥80羽に加え、今春9組から22羽が誕生。うち20羽が育った。従来は孵卵(ふらん)器を使う人工繁殖だったが、今年は親鳥が巣の中で卵を温める自然繁殖に重点を移し、15羽を育てた。
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