リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

透明な風景 重信川水系湧水群

2006-04-11 18:44:03 | ホットスポット巡行
愛媛県、松山市近郊を流れる重信川水系には多くの泉がある。

 四国にいたときはほとんど海にばかり潜っていた。四国南西部、高知県の河川には潜ってヨシノボリの仲間の撮影することはあったのだが、松山近郊では潜る機会はほとんどなかった。川についての関心があまりなかったんだ。

 いざ、松山を離れて上京することになったとき、気になっていた場所を訪ねることにした。松山市近郊の重信川周辺には湧水由来の小さな支流が流れているという。その場所を確認してみようと思った。

 地形図から泉らしい場所を探した。とりあえず松山に伝わる伊予節で唄われる「ていれぎ」という植物を探しに行こうと思った。
 名水100選はまだ選定される前だった。後に選ばれる杖の淵(じょうのふち)という泉は当時から有名だったが、あまり有名な泉に潜ることは抵抗がある。そこで近くで似た地形の場所を探して潜りに行った。

 近くのお寺沿いの泉に潜ったが、時は5月、ていれぎの花は終わっていた。
今回の松山行きの折、泉に行ってみようと思った。もう25年前のことで場所を覚えていない。どうしたものかと思っていたが友人が同行してくれた。

 湧水はすっかり整備されて、都市公園となっていた。3箇所ほど廻ったのだが、当時の面影はない。だが、案内してもらった湧水は透明な水を流していた。

 この映像は、ぶりこらーじゅ趣味で紹介したHC1によるハイビジョン映像を静止画キャプチャしたものだ。
 その当時行った泉ではないのだけれど、「ていれぎ」和名オオバタネツケバナはまさに満開の花盛りだった。



 水面上にも小さな白い花が咲いているのだが、泉の透明な水の中、水面に向かって咲いている白い花が水面に映ってゆれていた。
 この小さな花を、見たかったんだ。ありがとう。

参考HP
 ていれぎ

 
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2 コメント

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見事です (ズーバー蕪こと鼻の効かんボロ犬1号)
2006-04-12 19:42:18
先日はお世話になりました。

水中からの画はいいですね。



ニシキゴイやクレソン…カモはいただけませんでしたが

いや頂いてもいいですけれど(何のこっちゃ)

水辺って何故か和みますね。



水中のていれぎの花、私も食べたかった-もとい

見たかった。



こんな身近に清冽な泉があるなんて…はまりそうです。



「ミチナリ」という言葉を連発してツレにあきれられております。



サルか?
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みちなり (ニイムラ)
2006-04-12 23:47:57
お互い、みちなりでない人生だからね。違ったか。
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