ボラが大量に遡上して、アユが遡上してこない。
長良川の今年のアユの不漁。その原因について考えた。
○水資源開発機構による説明
漁協で行われた、和田元副学長(中部地方ダム・河口堰管理フォローアップ委員会委員)による説明は、2点。
・台風23号によって、アユの産卵親魚と卵が流されてしまった。
・黒潮の大蛇行により海水温が低下して、アユの成長が悪く、生残率が低かった。
漁協説明関連記事
しかし、この説明については、以下のように反論したい。
仔アユ流下、台風23号の影響は無かった。
この図が示しているように、昨年の台風の後、仔アユは推定33億尾(水資源機構発表)流下している。過去、5年間でも、最も多かったのだ。産卵と流下については、台風23号による悪影響はみられない。
伊勢湾の水温は高かった。
伊勢湾の水温は低かったのか、これには、愛知県と三重県の資料がある。
まず、愛知県のデータ。知多半島にある漁業生産研究所は伊勢湾に面している。以下図。
この研究所での水温変化を示すのが、次の3つのグラフ、真ん中の部分。
平年と比べ、平成16年の冬の水温は高くなっている。
以上の出典は次のHPです。
のり養殖情報 愛知県
そして、三重県のイカナゴについてのHPから、以下の文。
イカナゴの稚魚の季節変化を述べたものだが、最後のセンテンスに
伊勢湾の水温は平年より1~2℃高いこと
そして、プランクトンが豊富だったことも書かれている。
参照した三重県のHPは以下の通りです。
三重県科学技術振興センター水産研究部 イカナゴ情報より
伊勢湾は水温も高く、プランクトンも多かった。
そして、イカナゴの餌となるプランクトンは、
海域でのアユの餌でもあるんだ。
平成16年、あゆの産卵は順調
そして、海域の状況も良好だった。
しかし、アユは帰ってこなかった。
つづく
ニイムラ
長良川の今年のアユの不漁。その原因について考えた。
○水資源開発機構による説明
漁協で行われた、和田元副学長(中部地方ダム・河口堰管理フォローアップ委員会委員)による説明は、2点。
・台風23号によって、アユの産卵親魚と卵が流されてしまった。
・黒潮の大蛇行により海水温が低下して、アユの成長が悪く、生残率が低かった。
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しかし、この説明については、以下のように反論したい。
仔アユ流下、台風23号の影響は無かった。
この図が示しているように、昨年の台風の後、仔アユは推定33億尾(水資源機構発表)流下している。過去、5年間でも、最も多かったのだ。産卵と流下については、台風23号による悪影響はみられない。
伊勢湾の水温は高かった。
伊勢湾の水温は低かったのか、これには、愛知県と三重県の資料がある。
まず、愛知県のデータ。知多半島にある漁業生産研究所は伊勢湾に面している。以下図。
この研究所での水温変化を示すのが、次の3つのグラフ、真ん中の部分。
平年と比べ、平成16年の冬の水温は高くなっている。
以上の出典は次のHPです。
のり養殖情報 愛知県
そして、三重県のイカナゴについてのHPから、以下の文。
イカナゴの稚魚の季節変化を述べたものだが、最後のセンテンスに
伊勢湾の水温は平年より1~2℃高いこと
そして、プランクトンが豊富だったことも書かれている。
参照した三重県のHPは以下の通りです。
三重県科学技術振興センター水産研究部 イカナゴ情報より
伊勢湾は水温も高く、プランクトンも多かった。
そして、イカナゴの餌となるプランクトンは、
海域でのアユの餌でもあるんだ。
平成16年、あゆの産卵は順調
そして、海域の状況も良好だった。
しかし、アユは帰ってこなかった。
つづく
ニイムラ
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