リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

イタイイタイ病 全面解決?へ でも全国版で報道されているか?

2013-12-17 19:08:16 | 路上にて(携帯投稿)

 たまたま 富山にいる。公害発生源の神岡に立ち寄って神通川沿いに下りカドミウム汚染の最もひどかった下流域に来ている。

 ボクが初めて神通川に来たの が4年ほど前のこと、川原に「カドミウム汚染除去中」の看板があったのを見て、初めて公害はまだ終了していないのだと知ったのだった。

 それにしても、発生 から100年以上、裁判が結審してからも45年という年月が経過し、被害者の高齢化が「全面解決」につながったという地元のニュースは7時のNHKのトッ プニュースではなかった。自衛隊の装備が変わったというニュースがトップとは、この国は戦時下に向かいつつあるのかもしれないな。

 まだ、遠い道のりの原発事故終焉だが、この公害病の解決!への道をみると、暗然。としてしまう。

 

イタイイタイ病が全面解決=三井金属、腎症患者に60万円―初の謝罪受け入れ・富山(時事通信) - goo ニュース

 

☆テキスト版

イタイイタイ病が全面解決=三井金属、腎症患者に60万円―初の謝罪受け入れ・富山

時事通信2013年12月17日(火)17:36

 富山県の神通川流域で発生した4大公害病の一つ「イタイイタイ病」をめぐり、被害者団体と原因企業の三井金属鉱業が17日、前段症状の「カドミウ ム腎症」の発症者に1人当たり60万円の一時金を支払うなどとした救済策の合意書を交わした。これにより、1968年に国が全国初の公害病として認定した イタイイタイ病は、全面的に解決した。

 富山市で開かれた調印式で、「神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会」の高木勲寛代表と三井金属の仙田貞雄社長が合意書に調印、富山県の石井隆一知事が立ち会った。

 仙田社長は「被害を発生させたことは消し去れない。衷心より謝罪する」と述べ、補償交渉の決着を受け同協議会側が初めて謝罪を受け入れた。

 カドミウム腎症は、有害物質であるカドミウムの多量摂取により、腎臓の尿細管が障害を起こす症状で、カルシウムなどが尿中に流出するため骨がもろくなる。イタイイタイ病の前段症状とされるが、国の基準では公害病患者として認定されず、補償対象外だった。 

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