死因は石の飲み過ぎ…シャチの胃から490個81キロ(朝日新聞) - goo ニュース
不可解な事故だ。
シャチが石をそれと知らずして飲み込むものか?
その数と重量には驚いてしまう。81キロもの石が体内にあったら、泳ぐときにも影響はなかったのか?
それにしても、名古屋港水族館が問題ではなかったという結論で終わってしまうのかな?
死因は石の飲み過ぎ…シャチの胃から490個81キロ
2011年2月1日20時51分
シャチの「ナミ」の胃から出てきた石=名古屋港水族館提供
シャチの「ナミ」の胃から出てきた石のひとつ。重さは約2キロ=名古屋市港区の名古屋港水族館、佐藤写す
ジャンプの訓練をするナミ=昨年8月、名古屋市港区の名古屋港水族館、小川智撮影
名古屋港水族館(名古屋市港区)は1日、先月14日に死んだシャチの雌「ナミ」の死因が、数多くの石をのみ込んだことによる胃潰瘍(かいよう)や内臓出 血などだったと発表した。岐阜大学の柳井徳磨(とくま)教授(獣医病理学)らが解剖したところ、胃の中から大小さまざまな石が約490個、計約81キロ見 つかったという。最も大きいものは約2キロあった。
同水族館によると、野生の雌シャチの平均寿命は80年ほどだが、ナミは推定28歳で死んだ。シャチやイルカが石などを誤ってのむ例はあるが、これほど大量にのんでいた例は報告がないという。
ナミは同水族館が和歌山県太地町立くじらの博物館から5億円で購入し、昨年6月に引っ越してきた。水族館のプールに石はないが、博物館の海水プールの底には石があった。胃の中の石と海水プールの石が似ていることから、水族館は、そこでのみ込んだ可能性があるとみている。
ナミの体調が悪化した昨年末、水族館が超音波診断機で腹部を調べたところ、うっすらと何かの影が映っていたが、原因はわからなかったという。祖一(そい ち)誠館長はこの日の記者会見で「胃の中に石があるとわかっていたとしても、薬を使って嘔吐(おうと)させた場合、大量の石が食道につまって死んでしまう 危険性もあった」と説明した。
同館は今月中にも、千葉県鴨川市の鴨川シーワールドから新たなシャチの雄雌ペアを5年間で計4億8千万円の契約で借り受ける予定だったが、ナミの死を受 けて延期した。2008年にはくじらの博物館から借りていたシャチの雌「クー」も感染症にかかって死んでおり、外部の専門家などからなる調査委員会を設 け、飼育態勢などを検証。3月上旬をめどにまとめる結果を踏まえ、借り受けるかを検討するという。
祖一館長は「個人的には借り受けたいが、不必要だという意見が多ければ中止する」と話した。(佐藤恵子)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます