アメリカ産のカメ、中国で需要急拡大(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト) - goo ニュース
この記事を読んで考えたことがある。
日本にいる外来ガメを中国に輸出したらどうだろうか?ということだ。
時々ニュースになる外来ガメ捕獲のニュース。大型のカミツキガメやらワニガメなどは中国では珍重されそうだ。
記事によると合衆国からの輸出ではミシシッピアカミミガメが最も多くて養殖された幼体が3100万尾とある。そして、「正規に出荷される野生の70万尾」ウーム。
合衆国にはとてつもないカメ市場があるのだなあ。
時々、網にアカミミガメが入ることがある。その処置に困るのだけれど本当は再放流してはいけないことになっている。一時期、長良川で網をかけるとやたらにアカミミガメが入ることあって、安楽死の方法についても考えた事があった。
だからこの記事を読んでいっそ、どこかの誰かが日本で外来ガメを集めて中国に輸出したらどうかと思ったのだ。
しかし、スケールとしては本国にはとても敵わない。手間ばかりかかって、とても商売としては成り立ちそうもないなぁ。
(確認してはいないのだが、特定外来種を輸出するということにも問題があるだろう。)
とはいっても、捕獲された外来ガメを飼い続けるということはとても大変な事だ。
それは外来カメに限った事ではないのだけれども日本にいる外来生物が原産国あるいは他の国で「資源」として活用されているような場合に、移送ルートを管理した上で「利用する」ということは如何?
もしかして、合衆国がカメの禁輸を始めたら、情勢は変化するかもしれないね。
☆テキスト版
アメリカ産のカメ、中国で需要急拡大
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト2009年7月27日(月)19:55
アメリカ産のカメ、中国で需要急拡大
(Photograph by George Grall/NGS)
この数年、生きたカメの中国向け輸出が急増し、米中両国間の貿易バランスに変動が起きている。年間輸出量は数百万匹に上っており、高級だったこの食材も現在は中国の一般家庭で消費が伸びているという。養殖ものだけでなく、捕獲された野生のカメも含まれている。
中国ではスッポンやカミツキガメを食用として利用するが、カメは漢方薬の材料になる場合が多く、免疫力強化から精力増強までさまざまな効能があるとされている。
しかし、急激な需要拡大には懸念する向きもあり、アメリカに生息するカメのうち一部の種が絶滅に直面するのではないかと保護活動家などは危惧している。
危機感を抱いたアメリカのフロリダ州議会は、野生のカメの商業捕獲を禁止する法案を成立させた。7月20日に施行された新しい法律では、同州に生息するカメのほとんどの種を対象としており、1人につき1日1匹しか捕獲を認めていない。しかも、目的を商業以外に限定している。
保護団体「フロリダ・カメ保護トラスト」(Florida Turtle Conservation Trust)によると、フロリダの湿地、河川、海岸には25種のカメが生息しているが、種によっては乱獲が原因で個体数が減少傾向にあるという。
いま沸き起こっているカメの過剰消費に対する懸念は、客観的な統計データに基づいている。非営利の国際組織コンサベーション・インターナショナル(CI)の発表によると、ミャンマー(旧ビルマ)、ベトナム、インドネシアといった国々では既に中国での需要拡大により、カメの個体数が激減しているという。現在、アジアに生息している淡水ガメと陸ガメ90種のうち75%は絶滅の危機にあるとCIは推定している。
アメリカの多くの州など、依然としてカメが豊富に生息している地域でも、アジアのこのような惨状を見て危機感は高まる一方だ。国際自然保護連合(IUCN)の淡水ガメ・陸上カメ類専門家グループのメンバーで、10年以上にわたりフロリダ州でカメを研究している
生物学者のマシュー・アレスコ氏は次のように話している。「カメを保護する法案がフロリダ州で可決されたのは、この地でカメが激減したからだ。カメの乱獲は数年前に始まっており、誰もがそのことに気付いてはいたが、実情を正確には把握している者はいなかった。アジアでカメの需要が拡大し、バイヤーがフロリダに来ていたんだ。その事実に気付くまでしばらくかかったよ」。
法案成立の根拠となった統計では、2004年にアメリカから輸出された野生のスッポンの申告数量は2000年比で4倍にも増加している。
フロリダ州の州都タラハシーに拠点を置くフロリダ魚類・野生動物保護委員会(FWC)のパトリシア・ベンケ氏は、「カメの個体数の監視は難しい」と話す。「しかしなんら監視を行わずにカメの捕獲が続けば、激減を招きかねない。そこで我々は野生のカメの商業捕獲を禁止し、供給源を養殖に切り替えることが重要だと考えた。最も無難な対策であり、淡水ガメに話を限ればこれがベストだろう」。
アメリカでカメの養殖はいまや巨大ビジネスに成長している。国際的なカメの保護団体「ワールド・ケロニアン・トラスト」(World Chelonian Trust)の調査によると、2003年から2005年までにアメリカから輸出された生きたカメの数量は約3200万匹に上っている。
そのうち3100万匹以上は養殖された幼生であり、大半はミシシッピアカミミガメだった。アジアの養殖場に運ばれ、現地で成体になるまで飼育される仕組みになっている。しかし、同時期には野生のカメも膨大な量が正規に出荷されており、同団体は約70万匹と発表している。
ここで問題となるのがカメの寿命の長さだ。例えばフロリダに生息するカメのほとんどの種は生殖可能になるまでに3年から13年もかる。その年齢に達する前に捕獲されてしまうと、繁殖がままならず、個体数は減少する一方になる。
ただし、カメの養殖にも問題はある。養殖でも親ガメは野生種に頼っているが、中には野生のカメをごまかして密輸する養殖業者も現れ、摘発が続いている。
だがそれでも専門家はカメの養殖が最善策だろうと言う。IUCNのアレスコ氏は、「野生の個体に依存しない自立的な養殖サイクルを確立すべきだ。法の抜け道となる危険性もあるので、強制力のある規制が不可欠だ」と話している。
Brian Handwerk for National Geographic News
この記事を読んで考えたことがある。
日本にいる外来ガメを中国に輸出したらどうだろうか?ということだ。
時々ニュースになる外来ガメ捕獲のニュース。大型のカミツキガメやらワニガメなどは中国では珍重されそうだ。
記事によると合衆国からの輸出ではミシシッピアカミミガメが最も多くて養殖された幼体が3100万尾とある。そして、「正規に出荷される野生の70万尾」ウーム。
合衆国にはとてつもないカメ市場があるのだなあ。
時々、網にアカミミガメが入ることがある。その処置に困るのだけれど本当は再放流してはいけないことになっている。一時期、長良川で網をかけるとやたらにアカミミガメが入ることあって、安楽死の方法についても考えた事があった。
だからこの記事を読んでいっそ、どこかの誰かが日本で外来ガメを集めて中国に輸出したらどうかと思ったのだ。
しかし、スケールとしては本国にはとても敵わない。手間ばかりかかって、とても商売としては成り立ちそうもないなぁ。
(確認してはいないのだが、特定外来種を輸出するということにも問題があるだろう。)
とはいっても、捕獲された外来ガメを飼い続けるということはとても大変な事だ。
それは外来カメに限った事ではないのだけれども日本にいる外来生物が原産国あるいは他の国で「資源」として活用されているような場合に、移送ルートを管理した上で「利用する」ということは如何?
もしかして、合衆国がカメの禁輸を始めたら、情勢は変化するかもしれないね。
☆テキスト版
アメリカ産のカメ、中国で需要急拡大
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト2009年7月27日(月)19:55
アメリカ産のカメ、中国で需要急拡大
(Photograph by George Grall/NGS)
この数年、生きたカメの中国向け輸出が急増し、米中両国間の貿易バランスに変動が起きている。年間輸出量は数百万匹に上っており、高級だったこの食材も現在は中国の一般家庭で消費が伸びているという。養殖ものだけでなく、捕獲された野生のカメも含まれている。
中国ではスッポンやカミツキガメを食用として利用するが、カメは漢方薬の材料になる場合が多く、免疫力強化から精力増強までさまざまな効能があるとされている。
しかし、急激な需要拡大には懸念する向きもあり、アメリカに生息するカメのうち一部の種が絶滅に直面するのではないかと保護活動家などは危惧している。
危機感を抱いたアメリカのフロリダ州議会は、野生のカメの商業捕獲を禁止する法案を成立させた。7月20日に施行された新しい法律では、同州に生息するカメのほとんどの種を対象としており、1人につき1日1匹しか捕獲を認めていない。しかも、目的を商業以外に限定している。
保護団体「フロリダ・カメ保護トラスト」(Florida Turtle Conservation Trust)によると、フロリダの湿地、河川、海岸には25種のカメが生息しているが、種によっては乱獲が原因で個体数が減少傾向にあるという。
いま沸き起こっているカメの過剰消費に対する懸念は、客観的な統計データに基づいている。非営利の国際組織コンサベーション・インターナショナル(CI)の発表によると、ミャンマー(旧ビルマ)、ベトナム、インドネシアといった国々では既に中国での需要拡大により、カメの個体数が激減しているという。現在、アジアに生息している淡水ガメと陸ガメ90種のうち75%は絶滅の危機にあるとCIは推定している。
アメリカの多くの州など、依然としてカメが豊富に生息している地域でも、アジアのこのような惨状を見て危機感は高まる一方だ。国際自然保護連合(IUCN)の淡水ガメ・陸上カメ類専門家グループのメンバーで、10年以上にわたりフロリダ州でカメを研究している
生物学者のマシュー・アレスコ氏は次のように話している。「カメを保護する法案がフロリダ州で可決されたのは、この地でカメが激減したからだ。カメの乱獲は数年前に始まっており、誰もがそのことに気付いてはいたが、実情を正確には把握している者はいなかった。アジアでカメの需要が拡大し、バイヤーがフロリダに来ていたんだ。その事実に気付くまでしばらくかかったよ」。
法案成立の根拠となった統計では、2004年にアメリカから輸出された野生のスッポンの申告数量は2000年比で4倍にも増加している。
フロリダ州の州都タラハシーに拠点を置くフロリダ魚類・野生動物保護委員会(FWC)のパトリシア・ベンケ氏は、「カメの個体数の監視は難しい」と話す。「しかしなんら監視を行わずにカメの捕獲が続けば、激減を招きかねない。そこで我々は野生のカメの商業捕獲を禁止し、供給源を養殖に切り替えることが重要だと考えた。最も無難な対策であり、淡水ガメに話を限ればこれがベストだろう」。
アメリカでカメの養殖はいまや巨大ビジネスに成長している。国際的なカメの保護団体「ワールド・ケロニアン・トラスト」(World Chelonian Trust)の調査によると、2003年から2005年までにアメリカから輸出された生きたカメの数量は約3200万匹に上っている。
そのうち3100万匹以上は養殖された幼生であり、大半はミシシッピアカミミガメだった。アジアの養殖場に運ばれ、現地で成体になるまで飼育される仕組みになっている。しかし、同時期には野生のカメも膨大な量が正規に出荷されており、同団体は約70万匹と発表している。
ここで問題となるのがカメの寿命の長さだ。例えばフロリダに生息するカメのほとんどの種は生殖可能になるまでに3年から13年もかる。その年齢に達する前に捕獲されてしまうと、繁殖がままならず、個体数は減少する一方になる。
ただし、カメの養殖にも問題はある。養殖でも親ガメは野生種に頼っているが、中には野生のカメをごまかして密輸する養殖業者も現れ、摘発が続いている。
だがそれでも専門家はカメの養殖が最善策だろうと言う。IUCNのアレスコ氏は、「野生の個体に依存しない自立的な養殖サイクルを確立すべきだ。法の抜け道となる危険性もあるので、強制力のある規制が不可欠だ」と話している。
Brian Handwerk for National Geographic News
手っ取り早く増やすには産卵させるのが面倒か?
日本のアカミミカメは日本で食うべし
高い金を払ってアメリカから輸入せねばならない事情とは?
供給が追い付かないなら自国養殖すればいいだけなのに、
なぜなのか?
ソッチの方に興味が行かないですか?
日本でも料理に使用したら減るのではないかなあアカミミガメ。
ただし、和亀を保護する方法が先だな。
千葉の有名な寺,成田山の池のカメも
ほとんどアカミミガメでした.日本の
カメはほとんどいなかったな.昔のことだkら,
変わったかもしれないが.増えてるかも、