水没危機ツバル、希望の星砂 陸作る「有孔虫」増殖実験(朝日新聞) - goo ニュース
おそらくは、ODAで防波堤をつくり水没から守る。そんなプロジェクトでツバルに出稼ぎに行っていた友人が、「東大に持って行かれた」と早々に帰国した。
どうやらこのプロジェクトが動き出したせいらしい。
個人的には「ほしすな」には思い出がある。
今から、35年前、西表の星砂の浜で1週間ほどキャンプしていた。その浜の砂は殆どが星砂、つまりは有孔虫の死骸で出来ていて、おみやげにしようと2kgほどを持って帰ってきた。
大学の研究室にフクシンという染料があったので有孔虫を付けてみたらよく染まる。これは良いぞと何色かに染め分けた。
友人に見せると、なかなか、評判がいいので、サンプル瓶につめて、学生祭で売り出すことにしたのだが、理学部の学生祭で、瓶に入った色つきの砂は全く売れなかった。
星の砂は実は有孔虫た、などと精緻な説明したものだから、星の砂という浪漫がすっかり色あせてしまったようだ。
おかげで、ボクは大量のサンプル瓶をかかえて、一儲けしそこなったのだが、10年ほどしたら、色つきの星の砂は沖縄旅行の土産品としてけっこうなブームとなった。
だいたい、少し早すぎて、上手くいかないのが、ボクの常である。
☆テキスト版
水没危機ツバル、希望の星砂 陸作る「有孔虫」増殖実験
2010年9月6日3時1分
地球温暖化による海面上昇で将来、水没の恐れがある島を、小さな「星砂」で救う試みを、東京大の茅根創教授や国立環境研究所などが南太平洋のツバルで始めた。コンクリートの防潮堤をつくるのではなく、生物が陸地をつくる力を生かして水没を防ごうという計画だ。
サンゴ礁の島は、サンゴのかけらや貝殻などが積み重なって陸地ができ、維持されている。石灰質の殻をつくる有孔虫の一種で、星のような形のホシズナ(星砂)も、大量に打ち上げられて砂浜になり、陸地づくりに大きな役割を果たしている。
有孔虫はアメーバに近い原生動物の一種。ホシズナは直径1~2ミリで、沖縄でもよくみられる。
環境省が東京大に委託して行った調査によると、ツバルでは島を構成する堆積(たいせき)物に占める有孔虫の割合が多く、全体の5~7割だった。ところが、近年は人口が増え、市街地に近い海では水質悪化が原因とみられる有孔虫の減少が目立つようになった。このまま減り続ければ、陸地を作る能力が衰え、水没の危機がさらに高まる恐れがある。
計画では、水槽で有孔虫を効果的に増やして海に戻す。研究チームは昨秋、日本の陸上水槽で有孔虫を飼育する予備実験を開始。今年4月に、ツバルに有孔虫の増殖を行う実験施設をつくった。
ツバルでは現在、長さ5メートルの水槽四つで、現地で生息するホシズナなど3種の有孔虫(直径1~5ミリ程度)を、計約10万匹飼育している。ホシズナの場合、1匹から数百匹に増える能力があるといい、水流など大量増殖に向けて最適な飼育条件を調べる。
茅根教授は「ツバルでの試みが成功すれば、モルディブなど、水没の危機にあるほかの島国でも役立てたい」と話している。(山本智之)
おそらくは、ODAで防波堤をつくり水没から守る。そんなプロジェクトでツバルに出稼ぎに行っていた友人が、「東大に持って行かれた」と早々に帰国した。
どうやらこのプロジェクトが動き出したせいらしい。
個人的には「ほしすな」には思い出がある。
今から、35年前、西表の星砂の浜で1週間ほどキャンプしていた。その浜の砂は殆どが星砂、つまりは有孔虫の死骸で出来ていて、おみやげにしようと2kgほどを持って帰ってきた。
大学の研究室にフクシンという染料があったので有孔虫を付けてみたらよく染まる。これは良いぞと何色かに染め分けた。
友人に見せると、なかなか、評判がいいので、サンプル瓶につめて、学生祭で売り出すことにしたのだが、理学部の学生祭で、瓶に入った色つきの砂は全く売れなかった。
星の砂は実は有孔虫た、などと精緻な説明したものだから、星の砂という浪漫がすっかり色あせてしまったようだ。
おかげで、ボクは大量のサンプル瓶をかかえて、一儲けしそこなったのだが、10年ほどしたら、色つきの星の砂は沖縄旅行の土産品としてけっこうなブームとなった。
だいたい、少し早すぎて、上手くいかないのが、ボクの常である。
☆テキスト版
水没危機ツバル、希望の星砂 陸作る「有孔虫」増殖実験
2010年9月6日3時1分
地球温暖化による海面上昇で将来、水没の恐れがある島を、小さな「星砂」で救う試みを、東京大の茅根創教授や国立環境研究所などが南太平洋のツバルで始めた。コンクリートの防潮堤をつくるのではなく、生物が陸地をつくる力を生かして水没を防ごうという計画だ。
サンゴ礁の島は、サンゴのかけらや貝殻などが積み重なって陸地ができ、維持されている。石灰質の殻をつくる有孔虫の一種で、星のような形のホシズナ(星砂)も、大量に打ち上げられて砂浜になり、陸地づくりに大きな役割を果たしている。
有孔虫はアメーバに近い原生動物の一種。ホシズナは直径1~2ミリで、沖縄でもよくみられる。
環境省が東京大に委託して行った調査によると、ツバルでは島を構成する堆積(たいせき)物に占める有孔虫の割合が多く、全体の5~7割だった。ところが、近年は人口が増え、市街地に近い海では水質悪化が原因とみられる有孔虫の減少が目立つようになった。このまま減り続ければ、陸地を作る能力が衰え、水没の危機がさらに高まる恐れがある。
計画では、水槽で有孔虫を効果的に増やして海に戻す。研究チームは昨秋、日本の陸上水槽で有孔虫を飼育する予備実験を開始。今年4月に、ツバルに有孔虫の増殖を行う実験施設をつくった。
ツバルでは現在、長さ5メートルの水槽四つで、現地で生息するホシズナなど3種の有孔虫(直径1~5ミリ程度)を、計約10万匹飼育している。ホシズナの場合、1匹から数百匹に増える能力があるといい、水流など大量増殖に向けて最適な飼育条件を調べる。
茅根教授は「ツバルでの試みが成功すれば、モルディブなど、水没の危機にあるほかの島国でも役立てたい」と話している。(山本智之)
貴兄と昔行った、シパダン島みたいにロックフィッシュがかみ砕くサンゴというのもかなりの量だ。
有孔虫はサンゴ虫とは排他的な関係で、成熟したサンゴ礁が好適な生息環境なのではないだろうか?
つまり、保礁はやはり珊瑚だと思う。
ニイムラさんの言う通り、島の土台はサンゴ礫やサンゴ礁ですが、それが海面上近くに来た場合の島を形作るのは,砂やサンゴ片だと言うことのようです.
カキとか、アコヤガイとか、育てて陸に撒いたらどうだろう。
http://www.news24.jp/articles/2010/08/03/07164064.html