重金属を取り込むタンパク質をつくる遺伝子を持つ植物がある。また、低コストの処理方法について、水田のカドミウム除去について二題
重金属を取り込む機構として、生物はこんなものを作る。
メタロチオネン
学生時代、隣の研究室で酵母や植物を使ってカドミウム耐性の研究をやっていた。もう、35年も前のことだから、その成果がどうなったかはわからない。
ボクがいたのは愛媛大学たっだが、愛媛には日本有数の別子銅山があったら、その関連の研究であったかもしれない。
ボクがその研究室に出入りしていたのは、そこにあった酵母がビール会社から提供されたもので、麦芽が多量にストックされていたからなんだ。
そう、個人的に 密造ビールの研究?をしていた。
当時、ホップというものが手に入らなくて、ひどい味のものしか出来なかったな。
カドミウムを隔離する遺伝子=イネで発見、被害防止期待―岡山大など(時事通信) - goo ニュース
化学処理による方法 低コストで 農業環境技術研究所
☆テキスト版
カドミウムを隔離する遺伝子=イネで発見、被害防止期待―岡山大など
時事通信2010年9月7日(火)09:03
人体に有害な重金属カドミウムが多い土壌で栽培しても、カドミウムを根の中にとどまらせ、茎や葉、実のコメに蓄積されないようにするイネの遺伝子が7日までに見つかった。岡山大や農林水産先端技術研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが米科学アカデミー紀要電子版に発表する。
岡山大資源植物科学研究所の馬建鋒教授によると、カドミウム汚染が懸念される土地でイネなどの農作物を生産する際、この遺伝子の働きを強めれば、実のカドミウム濃度を大幅に下げることができる。
馬教授らは、世界各地のイネ約140品種を調べ、ネパールで栽培される1品種との違いから、この遺伝子「OsHMA3」を発見した。この遺伝子が生み出すたんぱく質は、根の細胞の中でごみ袋の役割を果たす小器官「液胞」の膜にあり、根から吸収されたさまざまな元素のうち、カドミウムだけを液胞内に取り込んで隔離する。
☆テキスト版
田のカドミウム除去技術開発
低コストで土壌浄化
水田土壌に含まれる重金属の汚染物質カドミウムを低コストで除去する技術を開発したと、農業環境技術研究所(茨城県つくば市)などのチームが20日までに発表した。
カドミウムは自然界に広く分布しているが、高濃度の食品を長年摂取すると健康に悪影響が及ぶ。来年2月から、食品衛生法に基づくコメ中の含有量の基準値が1キロ当たり1ミリグラム未満から0・4ミリグラム以下に強化されるが、同研究所の牧野知之主任研究員は「この基準をクリアするための対策の一つとして期待できる」としている。
新しい技術は、水田に塩化鉄溶液を入れてかき混ぜ、酸性度を高めることで土壌のカドミウムを水の中に溶け出させ、排水する。実験では、水田土壌中のカドミウム濃度は60~80%程度、玄米中の同濃度は70~90%程度、それぞれ低下した。排水中のカドミウムは凝集剤で沈降させることで環境基準値の10分の1以下に抑えることができた。(共同通信)
重金属を取り込む機構として、生物はこんなものを作る。
メタロチオネン
学生時代、隣の研究室で酵母や植物を使ってカドミウム耐性の研究をやっていた。もう、35年も前のことだから、その成果がどうなったかはわからない。
ボクがいたのは愛媛大学たっだが、愛媛には日本有数の別子銅山があったら、その関連の研究であったかもしれない。
ボクがその研究室に出入りしていたのは、そこにあった酵母がビール会社から提供されたもので、麦芽が多量にストックされていたからなんだ。
そう、個人的に 密造ビールの研究?をしていた。
当時、ホップというものが手に入らなくて、ひどい味のものしか出来なかったな。
カドミウムを隔離する遺伝子=イネで発見、被害防止期待―岡山大など(時事通信) - goo ニュース
化学処理による方法 低コストで 農業環境技術研究所
☆テキスト版
カドミウムを隔離する遺伝子=イネで発見、被害防止期待―岡山大など
時事通信2010年9月7日(火)09:03
人体に有害な重金属カドミウムが多い土壌で栽培しても、カドミウムを根の中にとどまらせ、茎や葉、実のコメに蓄積されないようにするイネの遺伝子が7日までに見つかった。岡山大や農林水産先端技術研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが米科学アカデミー紀要電子版に発表する。
岡山大資源植物科学研究所の馬建鋒教授によると、カドミウム汚染が懸念される土地でイネなどの農作物を生産する際、この遺伝子の働きを強めれば、実のカドミウム濃度を大幅に下げることができる。
馬教授らは、世界各地のイネ約140品種を調べ、ネパールで栽培される1品種との違いから、この遺伝子「OsHMA3」を発見した。この遺伝子が生み出すたんぱく質は、根の細胞の中でごみ袋の役割を果たす小器官「液胞」の膜にあり、根から吸収されたさまざまな元素のうち、カドミウムだけを液胞内に取り込んで隔離する。
☆テキスト版
田のカドミウム除去技術開発
低コストで土壌浄化
水田土壌に含まれる重金属の汚染物質カドミウムを低コストで除去する技術を開発したと、農業環境技術研究所(茨城県つくば市)などのチームが20日までに発表した。
カドミウムは自然界に広く分布しているが、高濃度の食品を長年摂取すると健康に悪影響が及ぶ。来年2月から、食品衛生法に基づくコメ中の含有量の基準値が1キロ当たり1ミリグラム未満から0・4ミリグラム以下に強化されるが、同研究所の牧野知之主任研究員は「この基準をクリアするための対策の一つとして期待できる」としている。
新しい技術は、水田に塩化鉄溶液を入れてかき混ぜ、酸性度を高めることで土壌のカドミウムを水の中に溶け出させ、排水する。実験では、水田土壌中のカドミウム濃度は60~80%程度、玄米中の同濃度は70~90%程度、それぞれ低下した。排水中のカドミウムは凝集剤で沈降させることで環境基準値の10分の1以下に抑えることができた。(共同通信)
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