リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

台風18号、その奇跡の軌跡

2009-12-02 20:31:02 | サツキマス研究会/長良川調査会
気象庁へモノ申す風雲児 ウェザーニューズの躍進(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース



 この台風の進路はとても心配で、ネットで追跡していたのだけれど、不思議な軌跡を描いた。
 その顛末がこの記事にある。

 そして、こんなメールを送った。
「 各位様

杞憂であればと思いますが。

現在 午前1時時点での長良川河口堰での長良川流量は200㌧・秒。 ゲートは閉まったままです。
 小生は岐阜にいないのですが、レーダー雨量をみると長良川の上流での降雨量はあまり多くなく、長良川河口堰ゲートを開ける流量、800㌧・秒(忠節)が台風通過前に増加しない可能性があります。
もしかすると、ゲートが閉まったままの状態で、四日市の満潮時と台風通過が800とほぼ同時刻にかさなります。

 このまま長良川河口堰のゲートが開かない場合、下流側での水位上昇が心配です。
また、ゲートを開けた場合、一時的ですが、塩分が多量に長良川河口堰上流に遡上することになります。」

 参考 ブログエントリ

 ボクは気象庁の予報を追っていたから、台風が真北に進路を変えて長良川河口堰の東側を通るのかと思っていた。結局、台風はくねりと進路を変えるという奇妙な動きとなって(そう見えて)、長良川河口堰に影響は無かった。
 この記事にあるウエザーニュースの進路なら、太平洋からそのまま北上して長良川河口堰を直撃、などという心配は無かったのだけどね。
 



 記事の部分テキスト
「ウェザー社は10月8日午前5時前、台風18号が「三重県志摩市に上陸」と有料会員へメールを配信、同時にインターネット上に掲載した。ところが、それより遅れて気象庁が「愛知県知多半島付近に上陸」と異なる発表を行なったのだ。気象庁はすぐに「台風情報は解説までにとどめるように」とウェザー社を口頭注意の処分にした。だが、ウェザー社は「気象庁の許可が必要な予報業務には当たらない。観測したことを伝えた」と主張した。

 それだけではない。

 ウェザー社の台風進路は、志摩半島上を通り抜けており、半島前で急カーブする気象庁の進路とは乖離している。ウェザー社は気象庁の進路を「奇跡のカーブ」と皮肉り、自社の正当性を訴えた。現地会員から寄せられた「急に風がやんだ」などの情報が判断の決め手となった。

 あくまでも、気象庁は「複数の情報が出ると防災上、混乱を招く。台風情報の一元化が必要」との姿勢で、進路の正誤は検証中だ。過去には、気象庁が“降りた ”ケースもある。2007年の台風9号では、今回と同様、上陸進路が両者で異なったが、気象庁が訂正を出した。今回も、複数の気象予報士の見方では、ウェザー社に分があるようだ。講習会後、ウェザー社は「災害に直面している人を第一に考え、可能な限り早く情報を配信したい」とあらためて訴えている。ちなみに、三重県や志摩市では「特に混乱はなかった」(担当部署)とのことだ。」

 

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