https://youtu.be/K74S45IMLcQ
昨日11日で東日本大震災から12年を
迎えた。
原爆投下によって家族全員を
亡くした16才の女の子の歌を
書こうとしていた。
16才の女の子が一人で生きていく
とはあまりに過酷でイメージが
わかないまま過ごしていた時に
起こった東日本大震災。
被災地から伝えられるニュースは
あまりの惨状で現実味が
感じられなかった。
紙面に女の子を亡くした
お母さんの記事をみつけた。
切なくて仕方なかった。
ヒロシマでひとり、
焼け残ったお母さんの衣類の
小さなはぎれを抱いて
いつまでも泣くしかなかった
女の子と口の中につまった泥を
指で掻き出してあげるしかなかった
東日本の若いお母さんとが
一本の線で結ばれて生まれた歌。
傷ついた人と大地を癒すには
子守唄しかないと感じた。
私には歌えないけれど、
風が歌ってくれるだろう。
そんな思いで書いた。
どうか女の子とお母さんが
出会えますようにと
精一杯祈りながら書いた。
深く傷ついた心に届くには
なお年月が必要かもしれない。
せめて眠りの中では満たされ
安心していられますように。
編曲、ピアノ/吉野妙
キーボード/倉田香織
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