あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

フラワーステージの顛末。重大な忘れ物

2022-05-06 | ライブレポ

フラワーフェスティバルの

「あめつちの詩」の振り付けは

高校ダンス部(部員1名)の

ほのかちゃん。

本番前日につきあってもらって

練習をした。

本番まであと23時間30分だった。

妹のあゆりちゃんも参加してくれた。

スカーフを持って舞うと素敵になった。

で、その夜は「アミターバ」の

振り付けを個人練習。

当然ながらボーカルの私が最前列。

前の人を見て踊るという裏技は

通用しない。

こんなに練習したことはない。

で、当日の朝を迎えたが既に

クタクタだ。

全員が揃うのは本番当日が初!

というギリギリさだが事前の

リハーサルなし!

あれやこれや気がかりが多い

本番だった。

忘れ物のないように何度も確認。

正午に予定通りIさんを拾った。

おしゃべりしていてNさんを

拾うのを忘れていた。

Uターン(爆)

Kさんを拾ったところで

Tさんは?とIさんに聞かれて

「Hさんと一緒」と断言した私だが、

20分先ではHさん一人だけで

待っていた(爆)

Tさんに誰かが電話。

1時間半前から待っていたとは!

「すぐに行きます」とのこと。

が、Tさんはそのまま会場の

国際会議場へ行くつもり

だったよううで

合流できて本当に良かった。

そんなこんなで

会場入りするだけで消耗した(笑)

早く自宅を出発して良かったね~

とオバタリアンは長閑だ(笑)

※「オバタリアン」は死語かもね。

会場の国際会議場に面している

原爆資料館は長蛇の列だった。

30分前に舞台袖に呼ばれたが

メイクもギリギリ。

後で写真を見るに、

あたしの目元が薄過ぎた。

ばっちりメイクのナカツ姉さんとは

対象的だわ。

舞台メイクを教えてもらわなくては。

で、用意できないと聞いていた

ボーカルマイクがワイヤレスと知る。

「雨女」をターンなしで練習

してきたが、

急きょターン「あり」になった(爆)。

最大の懸念材料は出入りと

衣装チェンジの時間。

前日になって覚えたはずの

「アミターバ」の振付も

脳内から消えたかもしれず、

踊りながら歌うってハードルが高い。

本番5分前に舞台袖でそっと

「アミターバ」を歌ってみた。

ら、歌詞が出て来ない(汗)

「何を染めて・・だっけ?」と

ほのかちゃんに聞いたら、

「地平です」と教えてもらえた(爆)

ますます怖さが増して来た。

尿意をもよおし3分前にトイレに

駆け込む有様。

あ~情けない。

我が身の老化を思い知った。

司会者が紹介してくれた。

「ええにょぼの会!

花もはじらう女盛りです!」

私が決めたステージ・タイトル。

我ながら良いじゃんと思えば

ステージに出ながら笑えた。

「女で上等」スタート。

客席に知っている顔が見えて

嬉しかった。

冒頭の振り付けを一瞬忘れた。

息は上がらず歌えた。

不安だらけだった「アミターバ」は

一か所、振り付けが飛んだが

誰にも分からなかったはず。

やや緊張で息が浅いから

「発声がまずい」という自覚は

あった。

それでも手ごたえは感じた。

一旦ハケて衣装チェンジ。

場転換を繋ぐのに用意した

SE(鳥のさえずりの音)が

すぐに出た。

「しまった!時間が足りない」

と思った。

ゆっくり音を出してもらう

つもりだったのに

直前の打ち合わせをしていなかった。

急いで頭に花を載せて、

舞台センターに行く手前で、

冒頭のアカペラ部分を歌う。

ステージに妙な間が

できてしまったが、

音響さんは対応してくれた。

で、ステージ上で気づいた。

スカーフをしていない(爆)

その為に昨日二人を付き合わせた。

何の為の振り付けと練習だったか?

練習の時も本番直前も

「忘れそうだ」と言ったけれど

現実になった。

歌いながら舞台袖でスカーフを

肩にかけているあゆりちゃん

が見えた。

まだ準備が整っていなかった!

私がセンター手前で急に

歌い始めたので焦ったかも!

自分がスカーフをしていないと

二人に知らせたかったし、

どうにか取りに戻れるかなと

歌いながら考えた。

二人とも何事もなかったように

両側からステージに出て

優雅に踊っている。

「諦めよう」と思ったら

急に可笑しくなってきた。

結果的に脱力して声が良く出た。

自分至上最高の「あめつちの詩」

だったかもしれない。

エンディングで私が後ろ向きになる。

二人と向い合せになったので

顔で自分の「失敗」を表現した。

「凄い顔だった」と後で言われた(笑)

スカーフなしでどうやって踊ろ?

と思いながらなんとかした(笑)

事後「あめつちの詩」の写真を見た。

当然何も持たずにポーズを

とっている自分。

も~笑が止まらない。

15才から9月で70才の人もいる

9人全員で最後に「雨女」。

中国新聞紙面で取り上げて

もらったのは年齢差もあるな。

で、緊張感はどこへ?

いつの間にか大勢の観客。

練習していないターンも

入れてみました(笑)

反省点はザクザクあるけれど

手ごたえがあった。

何よりも楽しかった。

帰宅してからもその楽しさが

持続したって珍しいかも。

ソロ・ステージは自他との闘い

だけれどチームでの喜びは

想像以上に大きかった。

この一体感をパワーに

更なる高みへ進みたい。

「ええにょぼの会」への

出演オファーをお待ちして

おります。

 


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