高校同級生が関係者で、
お寺の行事にオファーを頂戴した。
卒業してから何十年も経つけれど
同級生や同窓生には力を
貸してもらっている。
本当に有り難い。
今回は安芸高田市「まなびホール」で。
300人キャパの素敵なホールだ。
客席は階段状で可動式。
あっと言う間にセッティングも
搬出もできる。
トイレを探して控え室のドアを出たら
小学校の玄関だった。
ウッドな床を児童が裸足で
行き来している。
ちょうど給食の準備中。
地域住民がひょっこり
学内に現れる状況に皆
慣れている様子だった。
外に緑の芝生。
右手にはスロープがあって
そこは小ぶりな図書館になっている。
素敵な環境よね~。
主催コンサートの場合は
音響機材を持参することもあって
荷物が山のようにあるが、
今回は音響担当者がおられる。
身軽に会場入りするって幸せだ。
妙さんと音出しをして
軽くリハをしたらOKなので
本番まで余裕があると思っていた。
が、まさかの音が出ない事態。
ステージ前の両壁に畳半畳ほどの
大きなスピーカーが
埋め込められている。
が、ピアノの音がそこから
出て来ない。
どうやらチャンネルが混線。
そちらがどうにかなったら
ギターの音を拾わない。
担当者が焦っているのをしり目に
「また音響不具合だわ」と思った。
妙さんも「にいやさんの場合
不具合の確立高いですね」と言う。
8割かもしれないね(笑)
レコーディングスタジオでの
不測の不具合は何回もあるが、
いつもどうにかなることは
経験上分かっている。
歌うにあたって何か本質的なことが
欠落していないか?と、
自分をチェックすることにしている。
今回のココロあたりはなし(笑)
ギターはライン取りをやめて
マイクを立てたら大丈夫だった。
お寺の総代さんの総会なので
「生かされて」ほか「白蓮」
「早暁の水平に」など地味な歌を
繰り出した。
「生かされて」は浄土研究家として
知られる渡辺郁夫先生から
『平成の和讃』と言ってもらった。
文盲が多かった時代、
庶民に教えを歌のようにしたもの。
親鸞聖人は70歳を過ぎて
和讃を500篇も遺された。
にいやはまだ100くらいだ。
創作熱は減少するばかりだが
これから生みだせる余地は
あるわけだ。
妙さん宅でリハした時、
「詠み人知らずの歌」は
ますます眠気を誘うと思い
「All of me」に変更した。
当日、本番直前に1回だけ合わせた。
それでも素晴らしい音が出て来て
ルンルンで歌えた。
妙さんは相当難しい楽譜でも
正確に弾ける人。
クラッシック畠でもジャズを
勉強しているしバンド活動歴もある。
フォーク演歌からジャズまで
だだっ広いアレンジの無茶ぶりに
対応してくれるし
本番後にステージ上のギターを
片づけてくれた。
通常ピアニストはやらないけれど
バンド経験があるがゆえよね~。
助かる~。
にいやオリジナルの合唱曲も
編曲者である妙さんあっての作品だ。
いつもどんな場合でも妙さんの
演奏は安定していて私は
すっと自分のペースに入る
ことができる。
長い活動だがほとんどの人と
関係性が変わり別々の活動に
なったけれど妙さんは
ず~~~っと変わらない。
それとも私の変化に対応して
もらっているのかな。
親子ほどの年齢差だが
私の方がお守りしてされていると
今回も思った(笑)
無事に本番を終えた。
同級生が「びっくりした」と言う。
たぶん喜んでもらえた。
2006年アルバム「あきたかたの四季」の
制作に関わった。
安芸高田市で歌う機会をもらって
披露できた。
2曲は私が作詞、
作曲は「じゅんとねね」の
早苗ねねさん。
ほか私の作詞・作曲が2曲。
安芸高田市出身で広島新庄同窓生の
堂珍嘉邦さんをイメージした
「Feel the moment」も挿入。
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