あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

太っ腹な人=母

2023-12-01 | 半径30メートルの事件

また母のネタです。

母と犬のネタばっかりで恐縮ですが。

シンガーソングライターのブログ

ではないんでしょうか?

と思われているかもしれない。

細々とはやっています。

たまたまテレビニュースで

JRのローカル線「芸備線」を

存続させる会の催しを見た。

凄くオモシロかったし

盛り上がっていた。

会の司会者は以前、

コンサートでMCを

お願いしたことがあるし、

たまたま高校の同窓生でもあった。

何か力になりたいと思った。

彼女に連絡して責任者と連絡が

取れた。

大いに啓発された直後だ。

運転しながらメロがわいた。

スマホで録音。

練り直していたら3週間くらい

掛かってしまったが、

勝手にコマーシャルソング起用を

意識して書いた。

ここから先はアレンジと録音が

必要になる。

自分ではできないので寝かせる。

地元の人からも歌が届いている

そうだ。

「ダメ元」活動ゆえにお蔵入りの

歌も色々ある。

オリジナル曲ができるのは

私には喜びのひとつだ。

出逢うテーマが私を

新しい境地へ連れて行ってくれる

・・と綺麗ごとで〆ます。

それとは一切無関係のネタ。

買い物に行ったらスーパー入り口で

歳末助け合いの募金をしていた。

母をそこで車から下ろし

私は別の場所で買い物。

すませてスーパー入り口に行く。

母はまだそこに居た。

私は100円を募金箱に投入。

モタモタしている母を連れて

スーパーに入ったら、

「めったに募金せんけぇね」

と言うので「まあね」と言う。

「小さいお金がなかったけぇ、

千円募金した」というではないか。

「千円!??」

我ながら公衆の面前で

素っ頓狂な声をあげてしまった。

「めったに募金せんけえ」と

リピートする母なのだった。

後悔している。

募金は強要ではない。

しなくてもいいのにね。

この頃母は妙に金離れが良い。

「お金をばらまかんのよ」と

忠告することしばしばだ。

例えば母がひとりで

留守番をしている時に

知らない人間が来てインターホン

を押す。

「お金を下さい」と言われたら

「いくらですか?」と母は聞くかも。

「2万円です」と言われたら

出すかもしれない。

家内にたまたま2万円が

あれば・・の話だけれど。

買い物にうっかり財布を

持たずに行った母のセリフは

「帰ったらある」だ。

「家にあっても仕方ないでしょ!」

とこれまで幾度か吠えた私だ。

母にしたら「このお金」と

「あのお金」は別物。

別々の封筒に入れておかなくては

いけないらしい。

「お金は全部財布!」と主張するが、

私の声は母の耳に入らない。

ある日、

母の部屋をごそごそしていて、

5万円入りの封筒をみつけた。

何やら鉛筆で書いてあったが、

母当人にとっても謎だった。

空中から降ってきたのかもね(笑)

若いころ母は凄くケチだった。

お金には苦労が多かったはずだが、

年取ってから無頓着になった。

私もケチと「ザル」の混合タイプ

ではある。

究極は「回れば佳し」と思っている。

想定外の募金のおかげで

母の財布中身は6000円だ。

最初から食品は母頼みっていう

マイ・ルールも多少は問題

ではあるが

母にとっても食料は

自分が払うのが家族への

奉仕と思っているようだ。

買い物をしてレジへ。

合計金額は5300円と少し。

計算しないで買い物かごに

食品を入れたがセーフだった。

「足りた?」と長閑に聞く母。

「奇跡的に足りた」と答える

長閑な娘なのだった。

母の財布に600円少々残った。

上手に買い物したもんだと

自分をほめる。


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