あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

歌の力

2023-02-09 | 私が歌手

2月5日ライブ当日だった。

早く起きた。

テレビをつけたらば脳科学者の

中野信子氏が講義していた。

早朝のテレビ番組。

「頭の良さ」についての講義

だった。

頭の良さとは8つの分野で

能力が高いことで

通常は「数学的・論理的思考」の

能力や言語能力が高いこと。

この2つは学校で習う。

他の6つとは体力、対人能力

=コミュニケーション能力など。

「8つ能力」に紛れて「音楽」

があるそうだ。

音楽の力は古代より重要視

されていて人心をまとめるのに

有利だったし祭祀に音楽が

大きな役割をもっていたと言われた。

2時間演説するよりも1曲の

音楽とりわけ歌の力の方が

絶大と言われたことも

大いに納得するところだ。

そして、

人は生涯のうち2度、

歌わずにはいられない時がある

とある人が主張されている。

生まれたときと死する時だ。

つまり命に係わるとき。

「相聞の歌」と呼ばれる

恋の歌は命をつなぎたいという

衝動から発するから「生」だ。

死する時が切実だった時代、

名のある武将たちが最期に

「敦盛を舞って自害した」

などと文献に書かれている。

歌とは謳う(賛美する)

詠う(詩にする)

唄う(邦楽をうたう)

謡う(伴奏なしでうたう)と

様々なうたいかたや

うたを向ける対象があると感じる。

コロナ禍で歌えなかった時期、

人前で歌えなかった。

世の中に不必要ものなのだろう

と思って辛かった。

誰かに向かって表現することが

自分の立ち位置だったと

改めて悟った時期でもあった。

歌える場面が増えて来た。

これは当たり前のことでは

ないかもしれない。

「音楽がこの星で愛に一番近い」

と先だってのライブのキャッチに

使ったが本当にそう信じている。

歌の力は音楽の中でも一番

大きいと信じている。

その力をどこに向かって発するか

が自分にとっての喜びに直結し

ひいては自分の存在価値に

直結する。

最終的には自分を生かしている

この星の天地自然に向かって

歌うとか・・

宇宙に向かって歌うのでは

ないだろうか。

そこまで達観するにはまだ

そぎ落とさねばならぬモノが

あるけれど、

自分の本性に沿って生きて歌う。

生きているからには歌う。

死にゆくその時に歌が

身近にあった日々を喜び

満足して逝く。

それが私の人生の最終目標だ。

 

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