あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

朝ドラ「らんまん」との縁

2023-04-24 | 私が歌手
  1. 朝ドラ「らんまん」の主人公は

後に世界的植物学者になられた

牧野富太郎博士。

博士のお名前を聞いたのは

15年ほど前になる。

高知県横倉山中にある

安徳帝の墓陵参考地を訪ねたのが

きっかけ。

横倉山は世界でも最も古い地層で

独特な生態系があるそうだ。

山中に博士の名前が書かれた

小さな碑がいくつかあって

博士の研究フィールドと聞いた。

歴史的にもユニークな場所で

安徳帝が都から落ちてこられたと

伝わる。

深い森の中に行宮など名称が

残っており帝の従者の祠が

点在している。

杉原神社の境内には何本もの

巨木があって下界とは空気が違う。

ご神域とはああいう場所だ。

越知町から牧野博士の故郷である

お隣の佐川町へ行くと

「下界に戻った」と思う。

越知町自体の空気感が他所と違う。

友人から安徳帝のお墓に行かないか

と誘ってもらった時、

「行く」と即答した自分が意外だったが

誘った友人も実は意外だったそうだ。

横倉山の独特な空気に触発された

というだけではなく、

社の前に立つと涙がどっとあふれる

自分のリアクションも意外だった。

その体験や体感があって

「横倉の風」を書いた。

越知平家会と観光協会のメンバーで

CD化となった。

安徳帝のお祭りに広島から

私と平家ゆかりの友人らで

参列し歌や舞いを奉納させて頂いた。

街をあげてのパレードでは、

中学生のブラスバンドが

「横倉の風」を演奏した。

沿道に何百人もの人が詰めかける中、

当時の越知平家会会長さんと

練り歩いた。

「夢のようやな~」と涙を

こぼされたのがつい、この前のようだ。

「よさこい」にもアレンジされて、

高知市内で行われた本物のよさこいで、

私は生で歌いながらメンバーが踊った。

越知町の大きなイベントである

「コスモス祭」のステージで

何度も歌わせてもらった。

縁とは恐ろしいもので、

越知町と私の地元・北広島町が

その10年前から交流があった。

北広島町の職員さんが視察で

越知町に来られた時、

私がステージで歌っていたと

後に当事者から聞いた。

牧野博士が北広島町の芸北地区に

自生するカキツバタを発掘?し

いたく愛でられたそうだ。

つい先日のこと、

芸北の役場支所に「横倉の木」があると

知った。

私が歌を作ったのをご存じなかった。

そこから八幡湿原の石碑を見に

連れて行って下さった。

芸北はスキーができる自然

豊かな地区として知られているが、

安徳帝が滞在されたとも伝わる。

王泊(おうどまり)という地名は

帝と関連していると言われている。

せっかく歌があるのだし、

せっかく交流があるのだし、

博士がドラマ化されたという

両町にとって千載一遇のチャンス。

幾重にもつながる「縁」の糸。

それを紡いで形にしたいと考えている。

それが動画制作。

けして無謀でも無理なことでもない。

「何でも自分の歌に結びつけるね」

と笑われたけれど。

歌があるのだし、

このまま知られずに埋もれるのは

勿体ないと考える。

今回も「孤軍奮闘」かもしれないが

できると踏んだらやってみる人

=にいや。

出来上がりは他人が判断するのみ。

懲りるまでチャレンジするのみ。

 


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