昨日は母がデイケアへお出かけの日。
テレビの爆音がしないし、
楽しくない新聞ネタを何度も
聴かなくても良い。
今日は何日か何曜日かと何度も
聞かれることもない。
私にとっては息抜きデイだ。
洗濯をして畠で「あ~幸せ」と
ひとりごちながら大根を
何本か抜いた。
麻呂はおやつとお昼ご飯を食べて
ウトウト。
私はライブ準備とギター練習。
のんびりコーヒーを飲んで
午後になった。
お昼過ぎ麻呂は母の部屋へ
入っていく。
いつもこたつにいる母が
不在なのを急に思いだした様子。
「ばーちゃんはおでかけ。
後1時間半したら帰ってくる」
と抱っこしておしっこに連れ出す。
この日外に連れ出すのは3度目。
室内をウロウロし始めたら連れ出す。
排尿が成功するのは3回に1回で、
なぜウロウロするのか不明だが
室内でいつの間にか粗相している。
おしめを使うようになったら
こちらの成功率も2割とか。
おしめが大きすぎるようだ。
外したとたんに室内でなさる・・
なんてことも多々あった。
毎月老化していく麻呂さま。
足が弱ってきて歩き方がよろよろ
になった。
散歩に出た麻呂は石垣の
においをクンクン嗅いでいたが、
私が振り返ると顔面が血まみれに!!
一瞬のこと。
一体何が起こった!?
麻呂は今朝から大きなくしゃみを
していた。
運悪くちょうど石垣を嗅いだ時に
くしゃみに見舞われって顔面を
強打したらしい。
鼻から口から血がタラタラと流れる。
胸の白い毛も脚も血染めになった。
見た目外傷はない。
ぺちゃんこながら鼻の骨が
折れたかもしれないし
口元の内側が切れたかもしれない。
相当な痛みがあるだろう。
物言わぬ彼が哀れだ。
タラタラ出て来る血が口に入り
鼻をふさぐので息苦しそうに
口を開けてじっと耐えている。
抱っこして一緒に泣いた。
私があと1秒外に連れだす時間が
違っていたらこんな怪我は
なかったのにと悔やまれた。
病院に連れて行くべきかと少し
考えた。
素人考えだがレントゲンと消毒。
そして化膿止めの薬を飲むくらい
かなと思った。
様子を見ることにした。
仕事まで1時間半。
勤務明けそのまま一泊で講演会に
参加することにしていた。
帰宅した母が麻呂を見て驚く。
私が明日泊りがけで出かけると
報告するのがこのタイミング
になった。
すぐに忘れて混乱するので。
「明日から一泊で出かける」と言うと
「ま~!!おらんのん?!!」
=(居ないの?)
「おりんさいやっ!(居なさい)」
「いっつもおらん。遊びだろ?」
「おってーや」(居てくれ)
「麻呂が死んだらどうするん!」と
吠える。
認知機能が下がった母にとっても
身体機能が衰えた麻呂にとって
私だけが頼り。
ひとりと一匹は私の帰りを
何時間も時には何十時間も
待っているのではある。
それを振り切ってでも自分の
やりたいことを優先しようと
思って頑張っている(笑)
仕事まで残り30分。
宿を押さえてあった。
出かける10分前になって
とりあえず宿をキャンセル。
講演会のキャンセルはできなくても
講演会録画を後でもらえる。
オンライン配信に参加ができる
かもしれないと判断。
まさかの結論に至るまで数分。
行くと決めたのも早いが
取りやめも早い。
全ては明日だとバタバタ仕事へ。
先日ほぼすべてのデータを
消去した事故でメールも消えた。
アクセスできなかったので
キャンセル先が分からなかったが
翌朝になってホントにふと
講演会主催者名が閃いた。
講演会開始直前にめでたく
オンライン参加に変更してもらえた。
パソコン上から消えたメルアドの
サポート先も急に閃いた。
元のメルアドにアクセスはできないが
今後のメール受信は可能になった。
麻呂は良く寝ていた。
顔面も胸毛も前足も血がついて
茶色になったが大事ない。
結局はソロ旅は無謀なスケジュール
だった。
麻呂が行かないでと言ったのだろう。
あれもこれもやろうとか、
「行きべき」とかもっと言えば
「片づけてしまおう」としていた。
これからは「本当に必要か?」
「本当に行きたいか?」と
本音に良く聞いてみて
「優雅に行ける」と判断した時に
行くことにしよう。
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