あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

あめつちの詩 / 新屋まり

2023-06-04 | 私が歌手

あめつちの詩 / 新屋まり  

お誕生日のプレゼントだそう。

この動画を作って下さった。

「太陽風」のてるさん&かずさんには

私のライブ運営でお世話になっている。

写真は私のブログからだそう。

写真は好き。

どんな形でかは分からないが

発表できたらな~と前から

夢想している。

そのことをお話したからか

動画に使ってくれた。

歌はCDから。

レコーディングしたのは10年くらい前だ。

その時は分からなかったがオケと

ボーカルの音量バランスはこれで

良いかな?と思うし何より

ボーカル処理の問題で声に伸びがなく

割れて聞こえるのが致命的。

ちょ~残念だ。

その時に分からなかった自分のミミを

恨むしかない。

あなたには大ヒット曲ができるはずと

ある人から予言されて真に受けた。

大ヒットした暁に垣間見える世界を

体験してみたかった。

歌ができるたびに「これでしょうか?」

と年1回その人物に会った。

数年かかったと思う。

できたてのCDを持参したら

いつも手に取るだけで聞かない。

「生かされて」を「実におしい。」と

言われた。

テーマは合っているが方向性が違うと。

浄土真宗の大きな節目に合わせて

親鸞聖人をテーマに作った

アルバムだった。

それからも「はるかな約束」

「広島の空に」などアルバムが

できるたびに持参した。

その気になって下さい。

早くしないとほかの人に行きますよ

と言われた。

荒唐無稽な話ながらヒット曲の縁を

みすみす逃すのは悔しかった。

ヒントをくれと粘って

「言いたくないみたいですけれど」

と前置きがあって「こだま」「子供」

と言われた。

言いたくないっていったい誰が?

って思うのだが話は粛々と続く(笑)

ヒントをもらったら余計に混乱した。

私にはなかった話だと諦めた頃に

3・11が発生。

ヒット曲云々から手を引いた私は

別の切り口で被災地に捧ぐという

裏テーマでアルバムを作った。

挿入歌「風の子守唄」は

津波で亡くなった女の子と

子を亡くした若いお母さんへの鎮魂歌だ。

テレビからコマーシャルが消えた時期、

「こだまですか」と聞こえた。

はっとした。

大ヒットする歌って・・これ?と

思ったのだった。

アルバム化するにはもう1曲必要だった。

創作ノートにあった歌詞をみつけた。

ジブリの曲と似ていると指摘されて

お蔵入りしていた歌だ。

作曲しなおしてアルバムの

タイトル曲にした。

「あめつちの詩」が完成した。

ヒット曲云々はもう諦めていた。

どうせダメだろう、私にそんなことが

起こるはずないという確信を

持っていた。

これで最後にしようと思いながら

「あめつちの詩」を持参。

開口一番「できましたね!これです!」

泣かんばかりに喜ばれた。

念の為にもう一人にも確認した。

「あなたこれよ!」と涙ぐまれた。

「人類救済の歌」が世に出た。

はい、ヒットしません。

アルバムもヒットから遠い状況。

その「遠因」はボーカルのミックス問題

かな~と思うが「原因」は私自身。

潜在意識に根深くある売れることへの

抵抗感やもしかして恐怖心。

売れてから心配したらよかろうと

笑って下さい。

レコや大事な本番で必ずと

言ってよいほど体調が悪くなるのは、

にいやと付き合いのある人なら

大抵知っている。

たいていアレルギーや原因不明の

不調で声の状態が悪くなる。

前回のレコーディングは30年ぶりの

花粉症だった。

そこまでして潜在意識は、

うまく歌えることを阻止する。

顕在意識20パーセントでは

ベストの体調でベストの声で歌いたい。

その為に研鑽を積み

あれこれを手配している。

なのに80パーセントの潜在意識は

怖がっている「ホンネ」に沿うように

「まさかレベル」の方策をどこからでも

持って来てうまくいないようにしてくれる。

自分自身が成功したいのか

したくないのかをこの際はっきりと

させるべきだろう。

顕在意識に上ることには対処できる。

問題は長年もしくは生まれる前から

持ちこしている目立つこと?や

ヒットしてしまうことへの?

不安感や恐怖心だ。

それ以外に自分の意識に上らない

ホンネがあるかもしれないけれど。

返す返すもヒットしてからでしょ。

笑えるけれど笑えないのは

ジレンマを抱える人間にしか

分からないものだ。

これまでどおり葛藤しながらも

「ま、こんなもんでしょ」と

生きていればこのままめでたく

何事もなく20年から最大30年で

今生が終わる。

歌う生き方に出逢うまで40年掛かった。

自身で気づいているジレンマを

解消できずに人生を終えるのは残念だ。

歌を諦めることができればそれはそれで

OKだ。

続けるならば顕在意識と潜在意識の

折り合いをどうつけるかだ。

自分を見つめなおして葛藤なく

生きていきたい。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 悩ましいネット問題 | トップ | 母のあれれ~鋭角化問題 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿