きっかけは、去年の政権交代でした。
「最低でも県外の移設というものに、
積極的に行動を起こさなければならない」
「最低でも県外」
この言葉に、沖縄の人々の期待は高まりました。
これまで沖縄に集中してきた基地の在り方が、
大きく変わると信じたのです。
しかし、移設先をめぐって政府は迷走。
県外移設という公約は、撤回されました。
本土復帰の時に次いで、
沖縄の人々の期待は再び裏切られたのです。
長年押し込められてきた、人々の不満。
それが一気に吹き出しました。
花城さん
「土地も取りあげられ、それがその占領地がそのまま軍用地になった。これまでずっといろいろなこともあって、今なおその基地というのがでんと座ってね、みんなが苦労してますよね。いろいろな問題でね。
こういうことは僕たちの時代で終わって、
子や孫たちにはそういった思いはさせたくない
というのが、僕らの今現在の思いです」
こうした沖縄からの反発に対して、
日米両政府はどう向き合おうとしているのか。