雲九のもくもく覚書

2005年からだらだら今年も書いてます…

もし外国でバイトするなら

2006年08月08日 | 応募品
それはイタリアンレストランのスタッフ。
いや、バイトするなら…ってか実際にしたんですけど。

一時期暮らしていた町で一番美味いと評判のイタリアンレストラン。
オーナーシェフも生粋のイタリア人で夜だけの営業でした。
一度だけでも味わってみたいと思ったけれどフルディナーは到底無理。

そ・こ・で!
まかない飯目当てでスタッフとして潜入することに成功しました。
一応はじめは料理を運んでいたけど巨大な皿は重くて手が震えるし、
目的のテーブルへの往復途中で他の追加オーダー頼まれるとパニくるし、
恐怖だったのはワインボトルをお客さんの目の前で開けろと言われること!

誰も見てなくてもコルクをぼろっぼろに破壊せずして
開封したことのない私は結局ヒトに頼ってばかりでした…。

エスプレッソマシンとかも使うときに説明するって
案の定忙しすぎて誰も説明してくれないし…。
見よう見まねで淹れたけどあれで4ユーロ

繁忙期だけのお手伝いだった訳ですが気づけば
せっせせっせと中でナプキンにアイロンかける係になってました
これなら自分のペースでできるから性に合ってましたがね。

調理および皿洗いにはフランス語をしゃべる黒人さんが4人。
シェフの彼らへの指示はフランス語で、
ムカつく客の注文にキレまくるときはもちイタリア語で、
レストランにありえないほど強烈な香水をつけて登場する奥さんには
英語で「ハニー、今夜もまた一段ときれいだ」…
とまぁ、よくも頭が回るもんだというほど喋り続けるのでした。

時給はいくらだったか覚えてませんが(行ったらいきなり働かされた)
チップをみんなで等分したのでけっこういいバイトでしたね。
東洋顔は幼く見えるせいか「これは貴女だけによ」って
おばちゃまがぎゅうっとコインを握らせてくれたり。

で、お目当てのまかない飯はやっぱりまかない、
パスタなんぞはついぞ出ず、満腹確実肉オンリーの
油っぽいヘビィな炒め物が中心で速攻で飽きましたとさ。

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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確かに美味かった (Saltee)
2006-08-21 00:06:17
私も友人がビジネスで行く時に付いて行った程度でしたが、そんな時にもオーナーシェフ氏はパイントギネスを出してくれました。だからってわけでもないけれど、とっても好印象を持っています(^v^)

あの町どころかアイルランドで、あれだけちゃんと「パンナコッタ」したパンナコッタを他に食べたことはなかったです。いつかフルディナーしてみたいな。
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ティラミスも (cloud9)
2006-08-21 10:45:14
アイルランドどころかイタリアで食べたものよりも

美味しかった。

息子たちと過ごす時間が欲しいからとのことで、

昼中心の営業時間に切り替わってしまったので、

フルディナーは望むべくもないんですけどね。



昼間でも小さな広場にそよぐ木を眺めつつ、

とてもまったりできます。

今度、一緒に行きましょうね~
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