台風7号の接近で朝から家の中で過ごしてました。
夜はオンラインで研修に参加です。
慶應緩和ケアセンターで開催しているセミナーです。
本日はリハビリテーションについてでした。
リハビリは徒手的療法の一つでもあるのでとても興味があります。
緩和ケア内科科長・腫瘍リハビリテーション科科長
宮田 知恵子 先生
『がん診療におけるリハビリテーションの役割』
『がん診療におけるリハビリテーションの役割』
とても興味深かったのは
がん終末期ではリハビリをしても病気が進行して
ADLが徐々に低下していきます。
でもなぜかQOLが向上するそうです。
普通はADLが改善したらQOLも向上するという比例関係にあるのはよく聞きます。
反比例もあるですね!
QOL(生命の質)は身体的な苦痛の軽減だけでなく
精神的、社会的な活動を含めた総合的な活力、生きがい、満足度
すなわち個人が幸福を感じているかどうか…
体が思うように動かずADLが低下しても
リハビリで幸福に感じるようになるというのです。
緩和ケア病棟でのリハビリテーション療法は
患者の希望と喜びの維持に寄与している可能性があるのではないか…ということでした。
一時的にでも楽になったりすると自分自身を俯瞰して見れるからだとも仰ってました。
自分で思うように動かなくなった体に
優しく触れ、手の温もりが伝わるだけでもホッとしますものね。
この癒やされる時間こそ
QOLの向上に繋がるのでしょう。
そういえば私も
患者さんにアロマケアをしている時
身体は辛そうなのに時折見せてくれる
穏やかな表情や笑顔…
これからもQOL向上に繋がっているのでしょうか!
そうだとしたら患者さんの希望と喜びの維持の為の
アロマケアを今後も目指したいです🍀