あんなことこんなこと

猫と布とアクセサリーの店「のび工房」

はげたタヌキ

2011-12-20 16:39:13 | のびまる日記

ここ2~3日は大変な事がありました。なんと毛の抜けたタヌキが家の中に入って来たのです。2日前初めて発見した時は、今までに聴いたことがない声が2Fの住居部分に聞こえてきたので慌てて姉が見に行くと猫達が大パニックを起こしてベランダや、あちこちに逃げ回っているのです。姉は、そのものを発見した時、奇声を発して私を呼びました。なんと見た事もないような動物がリビングに無表情で立っていました。それは、まるでエイリアンの様で恐怖感を覚えました。もちろんそれからは崩れるようにして階段を下り出て行きましたが・・・・。姉と後で話しをし「あれは、きっとタヌキね」と納得したのですが・・・。でもそれから、そのタヌキは何度も猫穴から侵入してきて無表情で体を震わせ、ゆっくりとした動作で訴えかけるのです。「ごはんくれ~~~」と・・・・・。

交番に連絡すると、おまわりさんは来てくれたけれど保険所行(殺処分)という事でした。でもタヌキは、おまわりさんから逃げてしまいました。「殺されるなら、山に帰って欲しいから、次は連絡するのはやめよう」と姉と話合ったけれど又やってきては猫はパニックを起こすし・・・・・。結局、動物園の動物愛護なんちゃら・・・・とか言うのを、おまわりさんから教えてもらい改めて電話をして又そこから紹介された別の団体に連絡し、昨日捕獲してもらいました。そこでは動物園に連れて行き最後看取るまで世話をしてくれるようです。山には帰れないかもしれないけど、取りあえずは、ごはん(餌)を食べれるから良かったのかな~と思います。捕獲するまでの間は我家の廊下部分に確保しておいたのですが、その4~50分の間にタヌキは廊下にかけてある上着の裾を噛み切り革靴を噛み切り・・・・匂いもすごくてちょっと大変でした。毛の抜けたタヌキは、きっと疥癬という病気らしいです。

山に食べるものもなく民家に下りてきて人のごみをあさり変な病気になってしまったタヌキ。なんだか切なかったです。でも、もうこれで勘弁て感じです。でも、このタヌキの出現をご近所さんもたくさん、見てらしたけど誰も協力はしてくださいませんでした。「観光客がドッグフードをあげたくて、そのタヌキを探している」とか冗談で「タヌキ汁にするぞ」と言ったおじさん。いつも他人事で、関わりたくない、そんな態度。困った猫を押し付けたり捨てたり・・・・そんな人が大大だ~いキライです。