クロちゃんは、18年ほど前に、のび工房からお嫁に行った手織りの黒いぬいぐるみです。
クロちゃんの飼い主Sちゃんが20歳になって、ゴールデンウィークの時に京都で、クロちゃんを買ってずっと一緒に過ごして来ましたというメールを昨日頂きました。
そのクロちゃんとは、いつも肌身離さず、何処に行くのも一緒。留学先のドイツも一緒。
クロちゃんは、もう18歳で、ペッチャンコでボロボロだけど、お母さんや、おばあちゃんが、破ける度にチクチク縫ってくれたそうです。
なんと素敵なお話ですね。尊いです。
クロちゃん、光ってますね。
当時のSちゃんと、クロちゃんの仲間達
そして、これが昨日、写真を撮って送って下さったものです。今も大事にされています。
大量生産で、物がどんどん溢れている現代に、こうやって大事に大事に、して下さっている事が本当に嬉しいです。
当時、タイの手織りの、この生地が大好きで、ぬいぐるみには不向きな生地でしたが無理して作ってもらった甲斐あって手仕事の温かみあるものになりました。
今、コロナ騒ぎで、自粛しながら気付く事の一つに、どんどん大量に物を作り、何でもポンポン使い捨てにする世の中に、地球が「もういい加減にしてくれよ」と言ってる様な気にもなります。
物作りする者としても、これらの事を根に置いて作品作りをしていかなきゃなと改めて思いました。Sちゃん、どうも、ありがとう🙏