ほぼ不定期日記

散歩ばかりしている男の嘘日記

空も海も飛び越えて

2009年08月06日 | ほぼ嘘日記
オウム真理教の
「イニシエーション」なる儀式に使われていたのは
覚醒剤や向精神薬でした
ジュースの中にこれらの薬物を入れて飲ませて
恍惚感や超人感を味合わせることで
麻原教祖に帰依させていたのですが

これら新興宗教の怪しげな儀式に限らず
古代から薬物と宗教は深く結びついていたのです

水銀やヒ素などの重金属や
芥子や麻などの植物が引き起こす幻覚を利用するために
燃える火にこれらのものを放り込み
出て来るガスや煙を使って宗教的恍惚感を作り出しました
これがいわゆる「護摩を焚く」という儀式の正体です



閉ざされたお堂の中に立ちこめた白い煙の向うに
大日如来様があらわれるのが見えたのでしょうね

もちろん今はそんなモノ燃やしてはいませんが・・・

酒ももともとは宗教行事に使われていたモノです

アルコールが作り出す興奮は戦争に使われました
恐怖を消し去るために酒を飲み
「エイエイオー!」とかけ声を皆で繰り返すことで
穏やかな農民たちは戦う集団へと変わっていったのです

音楽と言葉と酒や薬でコントロールされて戦士になっていく・・・

まさにオウム真理教末期の姿と重なっていくのですが
国家も同じことをしてきたことを忘れるわけにはいきません

古代より「薬と宗教と権力」は深く結びついてきたのです

でもそれは人が
「薬に頼る」弱さを持っている生き物だからなのです
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