午前6時に起床する
高原にいるような清々しい朝
連日の暑さで胃の調子がイマイチなので・・・
自家製干しブナシメジと木綿豆腐を軽く炒めてから蕎麦つゆで煮て玉子で閉じたのを
茹でた蕎麦に煮汁ごとブッかけ青ネギをたっぷり散らして手繰る
蕎麦は松代のへぎ蕎麦 蕎麦つゆは宗田鰹節と味醂と醤油と黄ザラで作った
見かけは悪いけれど実際に喰って「ああ・・・美味い」と感じるのはこういうものだ
豆腐の旨味と蕎麦つゆの旨味が出会って相乗効果をあげている
こういう料理で思い出すのは煎り豆腐だろう 違うか?
煎り豆腐はこれに干し椎茸の濃厚な旨味と胡麻油の香りが加わるのだから・・・堪らん!
そういえば煎り豆腐に似たもので巻繊汁というのもあって
寒い時期に喰うと腹の底から温まってくるけれど
それで思い出すのは奥日光で出された巻繊汁のことだ
30年近く前の晩秋に電車とバスを乗り継いで奥日光に旅したことがあった
日光の街あたりはただ静かな晩秋の雰囲気だったが
いろは坂を登り中禅寺湖に着いた頃には雪が降り出し
赤沼でバスを降りたら戦場ヶ原は一面真っ白の雪原に変わっていた
雪の装備などしていなかったがとりあえず遊歩道を進み
降り積もった雪で隠れた木道を探り探り歩いたら靴がグショグショに濡れた
ズボンや上着もびしょ濡れになったが辛かったのはやはり靴の中だった
溶けた雪で濡れた足が今度は寒さで凍ってジンジン痺れた
やっと辿り着いた宿で出してくれたのが熱々の巻繊汁だった
味噌味の巻繊汁を喰うのは初めてだったが握りつぶした木綿豆腐が
やたらに美味かったのはただ寒くて堪らなかったからという訳ではないし
大鍋でグツグツ煮えている巻繊汁をおかわりしたのも忘れられない
こんなに巻繊汁のことを考えてしまうのも急な温度差のせいに違いなかろうと
パジャマの上にパーカーを羽織っておく 昼には夏日になるらしい
足が治ったのでどこかへ出かけたいし懸案の引っ越し先探しもしたい
落ち着くためにエチオピア・モカをドリップして飲む
そろそろ身辺整理をしておかなくては
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