昼までお絵描きして午後は散歩と決めていたのに
いざお絵描きを始めたらやめられなくなって夕方まで続けた
絵を描くのは嫌いなのに筆が止まらないのは慢性化した持病のようなもので
それほどに若い頃修行したことが身体の奥底まで染み込んでいるのだと思うと
有り難いことだと思う反面恐ろしいことのように思えてきて筆を置く
買ってきた豚のモツを茹でこぼしブツ切りにしたネギと生姜の微塵切りといっしょに煮る
それから薄切りにしたコンニャクと銀杏に切ったニンジンも加えて煮る
さらにメンマを加えサッと煮て器に装いネギを飾り七味を振る
菊正宗の冷やを添える
味付けは醤油と酒と味醂 さっぱりと仕上げたので香り高い菊正宗に良く合うと思う
モツ煮込みをつまみながら菊正宗をちびりちびりとやっていたら電話がかかってきた
T 画伯だった
まずは「おめでとう」と言うと「あけまして・・・」と答てきたので「そうじゃなくて」と言ったのは
新年のあいさつではなくて去年なかばに産まれた T 画伯の孫息子のことだったのだ
初孫の可愛さなどを聞き出しながら菊正宗をまたちびりと飲む
それから仕事の話や暮らし向きのことなど聞いて電話を切る
幸せというのはこういうことなのだろう
月日の流れは速い
酒にも弱くなった
菊正宗もこのへんでやめておく
モツ煮込みの残りは明日の朝喰おうと思う
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