【備忘録】ちょっとしたメモ書き【備忘録】

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mdb -k

2024年10月21日 | UNIX忘備録

mdb -k core_fileを実行した際に表示される出力は、カーネルクラッシュダンプファイルに依存しますが、一般的な例を示します。mdb -kコマンドは、カーネルモードでmdbデバッガを起動し、クラッシュしたカーネルのスタックやデータ構造を解析するために使用されます。

出力の解説

  • ::status
    クラッシュダンプのステータス情報を表示します。この出力では、クラッシュしたシステムのOSバージョンや、カーネルパニックメッセージ(Fatal error during execution)、ダンプ内容(kernel pages only)などが表示されています。

  • ::stack
    クラッシュしたスレッドのコールスタックを表示します。ここでは、各スタックフレームと関数がリストされています。

  • ::ps
    システム内のプロセスリストを表示します。PID(プロセスID)、UID(ユーザーID)、プロセスの状態(R = 実行中、S = スリープ中)などが含まれます。

  • ::cpuinfo
    CPUごとの詳細情報を表示します。各CPUのスレッドやプロセス、CPUの状態(RNRN = CPUが実行中かどうか)が表示されます。

  • ::findstack -v
    特定のスレッドのコールスタックを詳細に表示します。ここでは、スタックトレースの各関数呼び出しの詳細が表示されます。

  • ::cpu
    CPUの詳細をリストします。各CPUで現在実行中のスレッドやプロセス、CPUが現在スイッチするかどうかの情報が表示されます。

mdb -k core_fileの出力には、クラッシュしたカーネルやプロセスのスタックトレース、システム状態、スレッド、CPUの詳細が含まれています。この情報を利用して、システムクラッシュや異常動作の原因を突き止めることができます。

 

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