【備忘録】ちょっとしたメモ書き【備忘録】

自分でやったこと調べてみた事とのメモ書きブログです
主に周辺機器の翻訳した取り説や故障修理の手順を記録しています。

iostat -Enの解説

2023年06月14日 | UNIX忘備録

iostat -En の表示項目の解説とエラーの種類を詳しく、そしてどの程度のエラーが出たらHDDが危険か表示の基準値をどのように探すのか。


iostat -Enコマンドは、Solaris環境でハードディスク(HDD)のエラー情報を表示するためのコマンドです。以下に、一般的なiostat -Enコマンドの出力項目とエラーの種類について説明します。

  1. cXtXdX: ディスクの識別子です。cはコントローラ番号、tはターゲット番号、dはディスク番号を示します。

  2. Soft Errors: ソフトエラーの数です。ソフトエラーは一時的なエラーであり、ディスクが再試行によって正常に処理されたことを示します。

  3. Hard Errors: ハードエラーの数です。ハードエラーは物理的な問題を示し、ディスクの読み書きに失敗したことを示します。

  4. Transport Errors: トランスポートエラーの数です。トランスポートエラーはディスクとの通信に関連するエラーであり、ハードウェアや接続の問題を示すことがあります。

  5. Manufacturer: ディスクの製造元です。

  6. Serial Number: ディスクのシリアル番号です。

  7. Size: ディスクの容量です。

  8. Product: ディスクの製品名やモデル名です。

  9. Revision: ディスクのファームウェアのバージョンです。

エラーの種類について、一般的な種類をいくつか説明します。

  1. Soft Errors: 一時的なエラーであり、通常は再試行によって解決されます。一時的な通信の問題や一時的なデータの破損が原因となることがあります。

  2. Hard Errors: 物理的な問題によるエラーであり、読み書きが正常に行えないことを示します。ディスクの物理的なダメージやセクタの欠陥が原因となることがあります。

  3. Transport Errors: ディスクとの通信に関連するエラーです。ハードウェアの障害、ケーブルの問題、接続の不良などが原因となることがあります。


エラーが出始めたらどうするべきか?

一般的に、ハードディスクが問題を抱えている可能性が高まる状況やシグナルには以下のようなものがあります:

  1. ハードエラーが頻繁に発生する:ハードエラーの数が増加し、読み書きのエラーが継続的に発生する場合、ディスクの物理的な問題がある可能性があります。この場合、ディスクの寿命や信頼性に関して懸念が生じます。

  2. トランスポートエラーが頻繁に発生する:トランスポートエラーが頻繁に報告される場合、ディスクとの通信に問題がある可能性があります。これは、ハードウェアの障害や接続の不良などの問題を示唆することがあります。

  3. ソフトエラーが増加する:ソフトエラーの数が増える場合、一時的な通信の問題やデータの破損が起きている可能性があります。一時的なエラーである場合は問題ない場合もありますが、増加が継続する場合は注意が必要です。

ハードディスクの危険度は、これらのエラーの頻度や重大性、ディスクの使用状況などによっても変化します。重要なデータを格納している場合や、ディスクがクリティカルなシステムの一部である場合は、早急なバックアップやディスクの交換を検討することが重要です。

エラーの具体的な解釈や対応については、ディスクの製造元のドキュメントやサポートリソースを参照することをお勧めします。また、ディスクの状態をモニタリングするための専門のツールやソフトウェアも利用することができます。


どの程度出たら危ないか判断するために情報を探すためには?

報を探す手段は。。。ハードディスクが具体的に危険とされるエラーの基準や閾値は、ディスクの製造元やモデルによって異なるため、一般的な基準を提供することはできません。エラーの深刻度や危険度は、ディスクの製品仕様や製造元のガイドラインによって定められることが多い。

HDDに関する正確な情報やドキュメントを入手するためには、以下の方法を試してみてください。

  1. 公式ウェブサイト: 製品の公式ウェブサイトやサポートページを訪れ、HDDに関するドキュメントや技術情報を探してみてください。ウェブサイトには製品のマニュアル、データシート、トラブルシューティングガイドなどが掲載されていることがあります。

  2. サポート連絡先: サポートチームに連絡し、製品に関する情報やドキュメントを問い合わせることができます。サポート連絡先は、ウェブサイトや製品のパッケージ、保証書などに記載されている場合があります。

  3. ユーザーコミュニティやフォーラム: 製品に関する情報を共有しているユーザーコミュニティやテクニカルフォーラムを探してみてください。こうしたコミュニティでは、他のユーザーが提供する情報や経験を通じて有益な情報を得ることができる場合があります。


 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« smartctlありの環境でHDDの状... | トップ | logとり楽したい。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

UNIX忘備録」カテゴリの最新記事