やっとですね。笑。
もう、忘れてたよ…って?!
そう思われても仕方がないです。はい。
でも、待った甲斐があって(?)か、
一緒にボランティアしてて仲良くなったCA出身の女性から
写真付きメールが送られてきて。
その写真が きゃわいいの。
たまんないよ^^
っとまぁ。勝手に盛り上がる前に。。。
パート3で何を書くかというと…。
チェンマイにいた時にボランティアさしていただいていた孤児院でのこと。
です。
もう1カ月前のことになるんだね。
今でも、写真見るたびに、胸がキュンとなる。
色んな感情がこみあげてくる。
正直、今もしばらく手が止まってた。
何から書いたらいいんだろう。。。って。
まず、イントロ、ということで。
孤児院 Viengping Children Home の現在のBOSS、山本さんをご紹介します。
左が山本さん、右が私。
この孤児院は政府によって運営されてるので、基本的に責任者は4年サイクルで変わるそうです。
山本さんは、勤め始めて2年。
他の職員の方からも子供たちからも慕われ好かれている、
本当に、真面目で明るくて気さくで朗らかな女性です。
山本さんがBOSSになってから、
ボランティアに対する対応が積極的になり、
私の様に、「あの…ボランティアに興味が…」
とメールを送り、お邪魔さして頂いた数日後にボランティア開始というスムースさ。
驚きました。
この写真は、私のボランティア最後の日。
山本さんが、「渡したいものがあるから…」とオフィスに呼んでくれ、
お邪魔した時に撮ったもの。
温かいお礼の言葉と
タイ山岳部の伝統工芸の織物でつくられたポシェットを
頂きました。
孤児院に対する想いを真剣な眼差しを持って語る傍ら、
息子さんの写真を見してくれたり
「私の旦那の方が料理うまいのよ~~」と笑いながらの自慢があったり、
と本当に、フレンドリーで、エネルギッシュで。。。。
「孤児院の事、タイの事、分からないことがあったら、何時でも力になるからね!」
というお言葉を頂いた時には、
つい「お母さん!」と呼びそうになりました。笑
こんな素敵なお母さんを筆頭とする孤児院で始まった
私の二週間のボランティア。
向ったのはベイビールーム。
約30人の幼児(当時、下は22日歳~2歳)と3~4人のスタッフ。
そして、私を含め、3人のボランティア。
絶えない泣き声。
ひっきりなしの、布おむつ交換。
はい、つぎ!はい、つぎ!のシャワータイム。
いつのまにかひっくり返されるお椀。
人手が足りない。
これが初日の感想だった。いや、今もそう思う。
あ、泣いている。。。
「どしたんね??」と抱き抱える。
9割の子は、あっという間に泣きやむ。
あっというま。
「あれ?赤ちゃんってこんなに直ぐ泣きやむ?しかも、こんな見慣れない奴に抱かれて…」
と、泣きやんでもらえて嬉しい気持ちの半面、正直驚いた。
………以前、お友達の赤ちゃんを抱かしてもらった時には、逆に泣きだされてしまうことがあったから。
この子たち、やっぱり何かちがう。
とすぐわかった。
愛が足りないんだ。
0歳、1歳にしてそれは明らかだった。
その事実を痛感して涙が出た。
子供たち一人ひとりに対するケアに余裕のないスタッフたち。
人手が足りないから仕方ないこと。
だからこそ、私たち!っと、同じ様なモチベーションで
ボランティアに来ていた2人と一生懸命に動いた。
子供たち一人ひとりの個性をしっかり見つめながら一緒に過ごした。
私の場合、2週間という短い間だったけど、
この2週間でも確かに手ごたえはあったように思う。
遊戯室の雰囲気。子供たちの笑顔。減った泣き声。
ここで、何枚かの写真を貼り付けながら、
可愛い子供たちの紹介をしたいと思います。
まずはこの子。
基本的に一人で静かに遊んでいることが多くて、
ひと肌が恋しくなると、唸るの。
泣かない。唸るの。
「うぅぅ”~~ぅぅうぅぅ」と目をつぶって唸りながら、
ハイハイをして、私を含めた大人のもとへ近寄ってきて。
ハイハイで伸ばした手が、足、腕に触れるとそこでしがみ付き、しばらく停止。
「だっこ~だっこ~」というおねだりもなく、
そこで、しばらく停止。
可愛すぎて、もちろん抱き上げるけどね。
彼の、サイレントタッチには何度か驚きました。
わき腹をくすぐられるのが、大好物。
お次はこの子。
彼の仕草に、驚きました。
ぼーっと、冷めた顔をしながら、頬杖つくの。左手で。
この写真ではしてないんだけど、ほんと、頻繁にするの。
泣きやんだ後も、ベビーベッドにいるときも、まわりの子供ががちゃがちゃおもちゃで遊んでてその勢いで頭殴られた時も。
この子も、あまり泣かない。
でも、一度抱くとね、離さない。
離した時には、声帯ちぎれそうな程の声で泣く。
あやしても笑わない。
くすぐっても、いないいないばーも、たかいたかーいも、おもちゃも。
逆に、泣きだすの。
始め、私も、少してこずり、(2人のボランティアもてこずって諦めかけてた)
でも、自然と、
ただひたすらずっと抱いてた。
どこを見てるのか、どこか一点をずーっと見つめてる彼の目を見つめながら、
ひたすら抱いて、子守唄を歌ってた。
彼はホッとしたのか、いつもそうすると、すーっと眠りにはいっていった。
2時間くらいそうしていると、彼は安心するのか、
私の目を見つめるようになって、
私に抱かれていた手が離れて、すこし泣き出しそうになっていても、
「大丈夫、直ぐ戻ってくるけんね」
といったら、泣のをこらえた。
私が他の子供をみて、彼のところに戻ると、
彼は、「あ、いた。」と言わんばかりの表情をして、
目を合わして、微かにニコっとするようになった。
お次はこの子。
この子も、一人あそんでて。
ごろごろころがって、
その時その時自分の手にあるモノを宙にあげて、静かににこにこしてる事が多かった。
滅多に泣かない。
始めは、泣いて抱っこを求めてる姿を一度もみなかった。
おしっこ・うんちで、おむつがぐちょぐちょでも、
ぼーっとしてるか、静かににこにこ。
その子がさ。
見て、この笑顔。
(この3枚は、さっきお話ししたCAのお友達から今日送ってもらったもの)
見て!
うちに負けてないでしょ、この笑顔、笑。
私と目が合うだけで、手をぱちぱちしながら笑うようになったり、
一緒に遊んでいて、
ちょっと他所へ行こうとすると、
「もっと~~」とおねだりするようになったり、泣くようになったり。
以前より、もっと感情を自由に表現するようになった。
私が、孤児院を去ってからも、
しばらく孤児院にいたCAの女性からメールで、
「C君、断然、始めよりも他の子供たちと遊んだり、自分から周りにむかって行動を起こすようになってるよ!」
と、連絡が入り。
もう、それを聞いた時、嬉しくてたまらなかった。
すごく心配だったから。
ここで紹介した3人の子たち、(他にもいるんだけど、スペースと写真が・・)
私が主に触れ合った子供たち、
に共通してるのは、「滅多に泣かない」ということ。
泣かないのが良いのか?というと、
それは状況によりけりで。
この子たちの場合は、
「諦めてる」という状態。
泣く(だっこしてほしい、かまってほしい、おしめ濡れてる、お腹すいた、等)
↓
誰も来ないから、まだ
泣く
↓
まだ来ないから
泣く
↓
泣きつかれる
これが、何度も繰り返されたんだろうと思う。
普通だと、
「泣く=ケアが得られる」
となるところが
「泣く=疲れる」→「ま、いいや」
と、彼らの中でなってるように思えた。
約30人の幼児に3~4人のスタッフという状況下で、
泣かない子どもたちは
自然と、スタッフからのアテンションが得られなくなる。
それに、慣れてしまったのかな。
何度、彼らの泣き声は軽視されたんだろう。
生きるための必死な訴えなのに。
衣食住がそろっていても、
温かいタッチ(優しく触れてもらう事)がないと
死んでしまうのは人間の赤ちゃんだけだと聞いたことがある。
どのような触れ合い・タッチをケアギバーから与えられるかによって、
その子の他人と触れ合う上での行動パターンの土台が築かれるということも心理学の授業で学んだ。
生まれつき人間は
● ●
●
のフィギュアには興味をしめすけど
●
● ●
には興味を示さないということも
科学的に証明されているらしい。
産まれて、4~5か月ころから(勿論個人差あり)
相手(主にケアギバー、何時も面倒見てくれている人)の表情を真似し、学んでいくということも、証明されている。
色々な事が証明され、
母体と胎児の関係、
産まれてからの赤ちゃんに対する影響が
一人ひとりの精神の成長をどれだけ左右するのか、
徐々に明らかになってきている。
「まだ、お腹にいるから…」
「赤ちゃんだから分かってないよ」
「まだ、赤ちゃんだし、関係ないって…」
こんな考えは、もう古い。
お腹に宿った命、
産まれてきた命は、
もう、その時点で、
一人前の人間だと、私は思う。
もし、このViengping Children Home でのボランティアに興味のある方、
子供たちを養子として引き取りたいというお考えのある方、
または、この様な事に興味のある方が周りにいる方、
是非、私にご一報下さいまし^^