AKB48グループ&坂道グループ情報ブログ

[各グループ推しメン] 乃木坂46→与田祐希 日向坂46→佐々木美玲 櫻坂46→守屋麗奈

日向坂46 13thシングルフォーメーション分析 “小坂菜緒のセンター”というジョーカーを切る意味

2024年12月04日 21時21分00秒 | 日向坂46
こ~んばん~わ


 日向坂46が2025年1月29日にリリースする13thシングル『卒業写真だけが知ってる』のフォーメーションが、12月1日深夜放送の冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系/以下、『ひなあい』)にて発表された。

日向坂46 13thシングル「卒業写真だけが知ってる」ティザー映像

 センターを務めるのは7thシングル『僕なんか』以来、6作ぶりとなる小坂菜緒。ここ最近は2列目やフロントとして、同期や後輩たちを支えることが多かったが、2年半ぶりにグループの顔が帰ってきた。小坂は日向坂46のデビューシングル『キュン』から4thシングル『ソンナコトナイヨ』までと、7thシングル『僕なんか』の計5作の表題曲でセンターを務めてきた。まだ方向性すらも定まっていないグループの草創期から絶対的な中心として安定的な地位を築いてきた小坂が再びセンターに立つことの意義は非常に大きい。

日向坂46『絶対的第六感』

 というのも、近年は9thシングル『One choice』では二期生の丹生明里、10thシングル『Am I ready?』では三期生の上村ひなの、11thシングル『君はハニーデュー』では四期生の正源司陽子、12thシングル『絶対的第六感』では四期生の正源司と藤嶌果歩のダブルセンターと、センターポジションは徐々に三期生から四期生への移行しつつあり、特にこの1年は世代交代を大きく打ち出してきた。それを象徴する出来事が11thシングルから導入された選抜制である。これまではメンバー全員が選抜メンバーとして活動しており、明確に選抜とアンダーを区別してこなかったが、新たに選抜を導入しグループの流動化を促した。結果的に課題であった世代交代は幾分かうまくいったように見え、特にこの1年でセンターを務めた正源司と藤嶌をはじめ、四期生が台頭してきたように思う。

 ここで運営は二期生の小坂という、グループの象徴とも言えるジョーカーを出してきたわけだが、そこには五期生の加入を前提とした原点回帰という意味合いと、初期メンバーの卒業が相次ぐ中で、引き続きグループの広い社会的認知を獲得したいという運営の意図がうっすら見える。

 小坂はフォーメーション発表後のインタビューにおいて、「(今までは)メンバーをわりと支える形でこの2年間過ごしてきたので、感じたことのない不安が出てきていて、支えるみたいな立場に慣れてしまっていたからこそ、次(センターに)立ったときにどうしたらいいんだろうみたいな、そういう感じの不安がある」と語っていたように、自らが先陣を切ってきた過去のセンター作と今作とでは状況は大きく異なるだろう。だが、『EX大衆』2024年12月号(双葉社)のインタビューでは、「私がグループを背負っていいのか」という不安を明かしつつも、「いまは頼れる先輩と同期がいて、後輩たちが増えたからこそ、『自分が引っ張っていかなきゃ』という考え方にシフトできたんです。センター曲を披露するときは、当時の日向坂46じゃなくて、いまの日向坂46を見てほしいというか、『私がいまの日向坂46を見せなきゃいけない』という強い気持ちでいます」と考え方の変化も語っていた。2年半ぶりにセンターに立つ小坂には新たな役割が求められている。

 小坂を支えるフロントメンバーには、前作でセンターを務めた正源司と藤嶌。前作を踏襲したフォーメーションは、ダブルセンターという大役をまっとうし、大きく成長した2人への期待の表れだろう。同じく『EX大衆』2024年12月号の中で、小坂は「2人が支え合いながら前に進んでいる様子を見て、『大丈夫そうだな』と安心しました」と前作の活動期間を振り返っていた。センターに立つ小坂の姿を間近で見られる機会は、ライブやイベントなどを除けばそう多くはない。この期間は2人にとっても、貴重な経験となるはずだ。

 2列目は佐々木久美、金村美玖、河田陽菜、松田好花、佐々木美玲と前作の2列目と3列目のメンバーが並んだフォーメーション。前作から大きく変わった印象はないものの、「月と星が踊るMidnight」以来となる裏センターの河田が今回もいいアクセントを加えてくれそうだ。

 3列目には、宮地すみれ、平尾帆夏、上村、森本茉莉、山口陽世、山下葉留花が選ばれた。宮地、平尾、山下は「君はハニーデュー」以来の選抜復帰となり、森本と山口は初の選抜入りとなった。今回選抜に選ばれたか否かは抜きにして、四期生全員がこの1年でそれぞれが個性を確立し、グループに欠かせない存在へと成長してきた。『12th Single ひなた坂46 LIVE』で初の座長を務めた宮地は、『BUBKA』2025年1月号(白夜書房)で、11thシングルでひなた坂46のセンターを務めた髙橋未来虹へのリスペクトとともに、「私がさらに更新しなきゃいけない」とも語っていた。バラエティ番組などで見せる姿は一歩引いている感じを受けたが、『12th Single ひなた坂46 LIVE』での堂々たる佇まいはアイドルとしての覚悟、いやそれ以上のものを感じた。

 そして、特筆すべきは森本と山口の初選抜入りだろう。昨年上演された舞台『幕が上がる』ではダブル主演を務めるなど、三期生という括り以上に何かと一緒になることが多い2人。『ひなあい』では個性的なキャラクターでメキメキとバラエティ適性の高さを発揮している森本、得意な野球を活かしてグループの新たな魅力の中心にもなりつつある山口。このシングル期間では思い切り個性を爆発させてほしい。

 三期生と四期生の多くが選抜入りを果たした一方で、富田鈴花、髙橋未来虹、小西夏菜実ら、前作の選抜メンバーがアンダー入りとなった。すでに加藤史帆、東村芽依、丹生明里、濱岸ひよりが卒業を発表しており、大きな入れ替わりがあるとは想定していたが、とりわけ、副キャプテンに就任したばかりの髙橋が選抜から外れるとは思っていなかっただけに、ファンにとっては驚きの結果だっただろう。だが、ここから分かるのは、髙橋にはひなた坂46をまとめる役割も求められているということなのだと思う。誰がセンターを担うのか、というところも含めて今作は気になるポイントが目白押しだ。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

「人気ランキング」は何位
応援のポチッ!をよろしくお願いします
 














アディオス!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする